おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

森麻季さんの歌

2012-05-16 | 音楽・イベント
先日の「クラシック倶楽部」で森麻季さんのリサイタルが放送されました。

彼女を知ったのは「坂の上の雲」のテーマ曲と割りと最近のことですが、
人気、実力、そしてルックスと日本でトップのソプラノ歌手だと思います。(主観)

そのスタイルというか歌のセンスはナタリー・デセイと同じだと思う。(これも主観・笑)

オペラのアリアとかリートなどはとても素晴らしいと思うのだが、
番組後半で日本の歌曲になった。

ここでオヤ?

とても情感タップリに歌っているのだけど、情景がまるで浮かばない。

「さくら横ちょう」を中田喜直と別宮貞雄の両方を歌った(こういうプログラムやりたいですよね)が、
どうしてもイメージされるのはヨーロッパの石壁・・・

続いての「初恋」(石川啄木:詩、越谷達之助:曲)にいたってはもう・・・・・・
最初から「これは西洋の歌なんだ」と思えば聴けなくもないけど、さすがにちょっと無理があるな・・・(^^;)

日本の情緒って歌が上手ならよく聞こえる。というわけではないんですよね~。

でもあと何年かして森麻季さんが日本の風情を再現できるようになったら、もう無敵だと思いますね。(^^)