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風水

2011-05-07 10:39:28 | 日記
起業してから1年半、我々のような翻訳業というのは仕事がある時は
あるがないときはない(当たり前だ)。必然生活にムラができてしまう。
翻訳、DTPスタッフは大勢いるが、営業やコーディネーション、そして
会計処理などはほぼ一人でやっていて、その身軽さと機動性、そして
個人事業だからできるサービスが売りであり、実際、それを頼ってくる
お客様は多い。だから休日であろうと、夜中であろうと嬉々として楽しみ
ながら仕事をやっている。だから生活は暦通りには全くいかない。

まあ、自分の値段を時間で割るつもりはさらさらないのだけど、
家族としてはたまったものではないのだろう。

そういう気持ちもあってか、毎日欠かさず仕事場をはじめ、家中の掃除をする。

毎日やっていると不思議なもので、なんとなくだが「風水的」なものの
見方ができるようになってきた気がする。
「気のよどみ」がよく見えるというかね…。

もちろん、いままで風水には全く興味もなく、本なども読んだことなど
一度もない。まして「西に黄色」などやったこともない。
それじゃ、なんで知ってんの? といわれるかも知れないが、
「類友の法則」というものがあって、普段、意識する視点に応じて
情報などはいくらでも入ってくるものなのだと思う。

部屋を無造作にちらかしておいて、家の西側に黄色い置物をおいたところで
そんなものはただのまやかしであることは、ちょっと考えればわかることだ。

部屋が物でいっぱいなのが問題なのではない。
その人なりの秩序がとれていれば物が溢れていても問題ない。

例えばCDコレクタにとってはおわかりのことかと思うが、CDを収める棚に
奥行があると聴きたいCDを取り出すのに難儀することがある。

でも1日に聴けるCDは限られていて、私などは連続して何十回も聴くので、
必然的によく聴くCDは前面の一番取り出しやすいところにでてくる。
そうやっているうちに自然に秩序が生まれる。

そしてこれが大切なところ、3か月に一回くらい、「あのCD聴いてみようかな」
と思いだした時に2時間くらいかけて、棚をほじくり返すことになる。
こうしてその時の自分の興味に応じて、常に秩序は保たれているのである。

楽譜や資料も山積みになっているが、自分としては上から順に処理している
わけで、傍からみれば雑然、でも私の中では必然である。
時間軸を考えた配列といえよう(笑)。

まあ、とにかく大切なのは「通気性」でありそれは「機能性」だと思う。
私の風水道とはその程度のシンプルなものだ。

でもそれでかなりのところまでいけるという実感がある。

機能性を考えるなら、「あってはならないもの」、たとえば、
机の上に置かれた食べ残しのごはん、コンピニ弁当のケース、
二度と読まない本(これは見切りがむずかしいが)、しおれた花、
1日にして積もる信じられない量の猫毛、はたまた便器にこべりついたうんこ(笑)
を排除するのは当然の成り行きである。また食べるならともかく(笑)、
そうでないものは直ちに除去する。

トイレはいつもピカピカにして蓋を閉めておくというのが「金持ちの共通点」
らしいが、だいたい「自分の汚物の匂いをみんなに嗅いでもらいたいという」
社会通念から逸脱した人にお金儲けなどできないでしょ。それに蓋だけしめても
便器はきたないそれでもお金儲けはしたい、などとという虫のよい考えで、
世の中わたって行けるはずもない。

だから、私の仕事場をはじめ、家中はいつも整理され、ピカピカである。

一方でその割にはあまり効果がみられない(少なくとも収入面で)という
反論もあろう。確かにそういわれれば身もふたもないのであるが、それでも
私には顧客リストや名刺を毎日整理する習慣があり、いつも思い出したように
お客さんに御用聞きの連絡をしているせいか、こんな厳しい状況下でもなんとか
やってこられたと思っている。

結局、私にとっての風水とは「いまよりあまりよくならないかもしれないけど、
これ以上悪くならないようにする」ための方策なのかも知れない。

でもそれって大切なことなんじゃないかな。



「あんぎゃ~!!!」
猫は毎日毛を撒き散らして、それは大変なのだけど、
毎日掃除をするからへっちゃらさ。
それにちょーかわいいしね。それこそが癒し空間!!


がんばろう、日本!!
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