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君は自分の後頭部を見たことがあるか?

2009-11-26 18:31:17 | 日記
以前、セキュリティの強いビルに仕事でいった。
エレベータで5回に上がろうボタンを押し、
エレベータが降りてくるのを待っていると、
上部モニターにエレベータの内部を表示している。

「ゲッ、なんでも見られてるんだなー」

と思って、それでも中の人が、はなくそでも
ほじっていたら、笑うなー、とアホなことを
考えながら、見ていると、今度は見覚えのある後姿。
…、私自身が映っている。

自分の後姿を見る機会など、ほとんどない。

見ていると、なんと後頭部が禿げている!!

これには大ショックだった。
慌てて、後頭部を恐るおそる触ってみる。

「あれ、ちゃんと毛がはえているけどなー…、
もしかして薄くなってきたかなー?」

よくよく目を凝らしてみるとライトが私の後頭部に
反射し、白くなって見えただけだった。

「ふーっ、よかった。」

こんなこと言っていられるのは一体いつまでか?


そういえば、子供のころ、ふと自分の後頭部が見たくなって
母親の三面鏡で試してみたことがあった。
しかし、どうやっても見えない。
体をよじってみたり、横目で見てみたりしたが、
体と顔をひねくり返した、醜い自分の横顔が見えるだけである。

これは、とひらめいて、置いてあった手鏡で、鏡に映してみた。

そしたら、凄かった。

鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡
鏡の中に映った鏡の中に映った鏡の映った鏡の鏡の鏡の鏡の鏡鏡鏡
鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡

の世界。

まるで
草野新平の「る」あるいは、
山村暮鳥の「いちめんのなのはな」
の世界。

いずれにしてもあれは衝撃的だった。

こうして、記事を書いている今、なぜか自分の母のことを思い出した。
母は看護婦として30年以上、病院の中を駆け回っていた。
裁縫が好きで、編み物をしている姿を思い出す。
そういえばあんまり、母が化粧しているとこ見たことないな…。

まあ、いいか。
の世界。

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