東日本大震災から6年。
今日は、午後から地元横手明峰中学校の第5期生卒業式に参列。冒頭、1分間の黙祷を捧げた。
土地のかさ上げができて、防潮堤ができて、避難指示を解除して・・・
それでも、人々が戻らなければ、「復興した」とは言えないのである。
被災地に寄り添うということ。今日は、みんなでそれを思い出す1日である。決して他人事にしてはいけないし、この教訓を、必ず起こる次の災害に活かすことである。
2020も結構であるが、備えは万全だと、胸を張って言えるのだろうか?
課題は山積している。
明峰中の卒業式。
体育館のステージ頭上には、真新しい校訓「明峰清冽」が、力強く掲げられていた。
議員になって初めての、地元小学校の卒業式で旅立ちを見送った子どもたちが、9年間の義務教育を終えるという瞬間に立ち会い、まさに光陰矢の如し。心身ともに、その成長の速さに驚かされる。
なんと堂々とした立派な卒業生たちだろう。
リーダーの雰囲気が組織に浸透するとは、まさにこういうことなのだと思った。
179名の君たちに。
これから先の人生、自分の思い通りにならないこと、壁にぶつかることの方がきっと多いことだろう。
でもそれは、あなたがチャレンジをしているという証である。
チャレンジして、失敗して、どうしてだろうと反省して、また立ち上がる。
口を開かなければ、一歩踏み出さなければ、確かに失敗はしないかもしれない。しかし、それでは決して、新しいこと、刺激的なことは何も起こらないのである。
果敢なチャレンジの先にこそ、未来がある。
私たちの仕事も、また然りである。
目先の利益に飛びついた、単なるすげ替えにしか見えない。それで、ふるさとの未来を創れると本気で考えているのだろうか?
そのことを踏まえて、一般質問の分析は次回に続きます・・・
7日(火)の会派代表質問、そして、8日(水)から3日間にわたり行われた一般質問。私を含め14名の議員が登壇し、皆さんそれぞれの個性、持ち味を生かしながらの当局との真剣勝負であったと思う。
私自身、バースデー質問とはいかなかったものの、多くの方々からの心に染みる言葉を胸に、37歳となった新たな気持ちで市長に向き合った。
メインテーマは、主体性ある、「よこて版DMO」の実現に向けて。
いつものように、壇上で原稿を読み上げる部分は必要最小限にし、質問席に下りてからのガチンコの時間を40分確保した。
新たな観光地域づくりを進めるために、よこて版DMOを立ち上げたいと表明してから1年。
これまで述べられてきたことをとうとうと繰り返す答弁。そして、前日の答弁から方針がブレているように受け止められかねないような内容に、思わず用意していたシナリオが最初から崩れてしまった。
想定通りにいかないことなど当たり前で、それはそれでいいのだが、かつての自分であれば、あらかじめ決めていたストーリーに沿って再質問を初めていたことだろう。
議場の雰囲気を感じ取って、判断を変え、ためらわずにそれを実行できたこと。
紙を持つ手も震えるほど、ボルテージが上がって興奮してしすぎてしまったが、大きく息を吸って、そこから落ち着きを取り戻せたこと。
10000字にわたる原稿にほとんど頼らずに、心から湧いてくる自分の言葉である程度勝負できたこと。
少しずつではあるが、成長できているのではないかと思っている。
一般質問というのは、議員に与えられた当局と真剣勝負を繰り広げることができる華のステージである。
ただ回数を重ねればいいというものではないし、踏んだ場数、積み重ねてきた提案が、成果としてお示しできるようにならなければいけないのだと思う。
そのためには、市長はじめ当局の皆さまにおかれましては、我々が覚悟を持って望んでいるその言葉の重さを、きちんと真正面から受け止めて頂き、議場での発言は市民との約束であるということを自覚して頂いた上で、適切な対応をお願いするものである。
あまりにひどい、現在の横手市役所の隠ぺい体質。
この情報化社会で、いまだにこんなことが繰り返されている自治体運営には、大きな危機感を覚えている。
昨夜の反省会では、想定外の流れになってしまったが(笑)、先輩方からの言葉を胸に、大いに「反省」をした。
現役時代、大きな大会を終えたあとの感じによく似ていて、結果はどうあれ出しきった充実感と共に、何となく体に力が入らないようなふわふわした感じが今も続いている。控えめのアルコールが、体中に染みる。
私が何を伝えたかったのか、どんなやりとりがあったのかということは、改めてここに記したいと思う。
しかし、土日をはさんで来週からは、各常任委員会に論戦の舞台が移る。
私たちの総務文教常任委員会。どうやら、今回も一筋縄ではいきそうにない予感。
こんな組織の状態で、なあなあの議論など許されるはずもない。厳しくも前向きな議論を心がけていく所存である。
録画はこちらから→http://www.city.yokote.lg.jp/gikai/movie000735.html
今議会から放送システムが更新され、これまでより画質がアップしています。これまでは、ネットでのライブ中継はパソコンからしかご覧頂けませんでしたが、スマホやタブレットからも視聴可能になったようです。
腹から声を出していたのに、動画でみればそうでもありませんね。マイクの性能もアップしていて、ささやき声も拾ってしまうようです。よろしければご覧ください。
ということで、機械音痴の両親に、誇りをかぶっていた超初期型のタブレットをプレゼント。どうにかみられるようですが、録画だとぶつぶつ途切れるようで・・・バージョンが古いせいなのかな?
追伸・明日は3.11。あれから6年か・・・地元中学校の卒業式に参列します。
3月に入り、1日(水)は県立雄物川高校、2日(木)は県立平成高校の卒業式に参列させて頂いた。地元の高校からこのようにお声掛け頂けるというのは本当にうれしい限りである。
雄物川は春高バレー23年連続出場。平成のバスケットは、王者・能代工業を破りインターハイに初出場という、地域に元気をくれる素晴らしい活躍をしてくれている。
やはり、全国レベルで活躍している学校というのは、雰囲気が一味違うなと感じる。
雄物川高校の卒業生答辞の中で、昨年1月に国際教養大学の学生とともに総理公邸に招かれ、総理夫人とふるさとの活性化について意見交換をした「忘れられない思い出」が紹介された。
「2度と行くことはない」と言っていたが、決してそんなことはないと思う。
仲間と共に、これからもふるさとに対する想いを持ち続け、日本の未来を牽引できるような人材になるべく、これからもひたむきに高みを目指して努力し続けてほしいものと思う。そんな挑戦を受け止められる自治体であり続けなければならない。
実は、もう一つとても嬉しい出来事があった。
高校時代の担任であった恩師の先生に10数年ぶりにお会いすることができたのである。
視線を合わせることも、言葉を交わすこともできないままに式が終わってしまい、促されそのまま体育館を後にしたところ、なんと出口で先生が待っていて下さった。
当時と変わらない優しい笑顔でかけてくれた、「頑張って下さい」という言葉。
その一言に全てが集約されているような気がする・・・
ちょうど大曲高校で陸上競技に目覚めた時期でもあり、最初の中間テストでとんでもない成績をとってしまい、「部活もいいけど、きちんと勉強しなさいね」と優しくご指導頂いた。そんなわけで親にも随分心配をかけたなと、とても懐かしく覚えている。
改めて、たくさんの方々が色々な場所から、私の歩みを見守っていて下さっているのだと思うと、信じた道を妥協せずに突き進まなければならないと、決意を新たにしている。
今与えられている立場を全うすること。
これからも、おかしいと思うことに真正面からぶつかっていける男でありたいと思う。
ということで、来週行われる一般質問の要旨を提出しました。
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1.主体性ある「よこて版DMO」の実現に向けて
1)関係機関の合意形成を図りながら、DMO設立に向けて積み重ねてきたこれまでの協議の状況と、現在抱えている課題について。
2)クールジャパン戦略の推進に対する横手市の考え方、意気込みと、施政方針で述べられている「インバウンド戦略を協力に展開」するための「関係団体や市民の皆様と一丸となった取り組み」とは、具体的にいつまでに何をどうするのか。
3)お客様に対する情報発信はDMOが一元的に担うべきと思うが、来年度新規事業として行う「シティセールス2020事業」のねらいと、横手市の情報戦略全般に対する考え方について。
4)横手市の特色あるまちづくり全般から捉えた「よこて版DMO」の位置づけと、地域の稼ぐ力を高め、多種多様な方々を巻き込みながら地域に根差したDMOを展開していく上での肝は何か。
2.「市民生活に密着した生活インフラの整備」について
1)「暮らしを支える社会基盤を強化する」ために、来年度から新規に重点事業として行うにあたり、どのようにして地域の要望を吸い上げ、「均衡ある発展」に向けた計画的な事業展開をしていくのか。
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登壇は、3月9日(木)の4番目。2時すぎからになると思います。有難いことに、3時までではありますが、今回も横手かまくらFMさんの生放送にはまりました。
1点目のDMO、観光地域づくりについては、昨年の6月議会に引き続き取り上げます。横手市が地域DMOに取り組むと表明してからちょうど1年である。これまでの流れを踏まえつつ、市として何がしたいのかということを質して参りたい。
2点目のインフラ整備については、市長の施政方針演説で述べられていた通りで、理念はそういうことなのだと理解しているが、私の考え方は一面的ではない。そんな視点から挑んでみたいと思う。キーワードは、市長の公約でもある「均衡ある発展」。
追伸・昨日は、議会だよりの編集会議。横手市議会の情報発信は、新年度から新たな展開を迎えます。乞うご期待!