奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

戦後69年。

2014-08-16 16:29:27 | 日記

昨日は、横手市成人式に出席させて頂いた。1031名の新成人諸君、成人おめでとう。代表スピーチは同じ大雄地区の子ということで誇らしかったし、大変立派であったと思う。

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配布された資料の中には、国民健康保険と「選挙に行こう」のパンフレット。ああいうのを見ると大人になったな・・・と実感するのではないか?
いずれにせよ、今やるべきことを一生懸命やって、次第に大人としての責任感や使命感みたいなものを徐々に育んでいってもらいたいと思うし、若者たちが郷土に誇りを持てるようなまちづくりを、人生の先輩として示していけたらいいと思っている。

私自身にとっては、15年ぶり2度目の成人式。当たり前のことながら当時は市町村合併前で、小さな会場で同じ中学出身者しかいないという大変アットホームな会であったが、このように大きな規模になると当然全く知らない人がほとんどな訳で、中学校統合も進んでいることから、出身地域の垣根みたいなものはどんどん薄れていくのだろう。少し寂しさも感じるが、これも時代の流れであると同時に、人口減少を痛感させられる一幕でもある。


さて、昨日は終戦記念日でもある。テレビ番組も関連したものが多かったし、ニュースでは全国戦没者追悼式に出席された最高齢者100歳の戦没者の妻の方が紹介されていた。来年は戦後70年の節目を迎える中、言わずもがな、戦没者遺族も高齢化していく。

また、昨夜放送されていた映画「硫黄島からの手紙」の中で、まさに今玉砕しようとしている日本兵たちが、「靖国で会おう」という言葉を残して自決していくシーンがあったが、今の平和な世の中を享受する私たちにとって、「戦争で犠牲になられた尊い英霊に対し、尊崇の念を表する」というのは当然のことなんだと思うし、祖国の為に命を捧げた方たちに対する約束でもあると思う。

苛烈を極めた戦争を実感する世代が少なくなることで、二度とあの過ちを繰り返してはいけないということを肌で感じている世代が少なくなってしまうことで、平和の尊さみたいなものが薄れていてしまうようなことがあってはならないし、そういう意味でも、過去の悲惨な体験を決して風化させることなく、国民全体で恒久平和を願うために、8月15日はとても大切な日であると思う。


追伸・14日、母方の祖父の葬儀が執り行われた。享年89歳。戦地に赴く直前に終戦を迎えたそうであるが、まさに戦争を体験した世代である。
男孫としてたいへん可愛がってもらったし、祖父を小学校1年生の時に亡くしていることから、じいちゃんのぬくもりというものを日常あまり感じずに育った私にとって、母方のじいちゃんとの思い出がすべてであり、私のじいちゃん像そのものである。

「頑張れよ」。

じいちゃんに言われた最後の言葉をしっかりと心に刻み、じいちゃんから託された思いを背負いながら、子どもたちに誇れる未来をつくっていくために努めて参りたい。


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