奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

チーム議会のコロナ対策。

2020-04-27 22:30:23 | 日記

予断を許さない新型コロナウィルスへの対応として、本日、チーム横手市議会の総意として、議長から市長に対し要望書が提出されました。



23日(木)の議員全員協議会の場で議長の呼びかけにより会派代表者会議が開かれ、議会の総意として市当局側にコロナ対策に関する申し入れを行うことを確認し、本日27日(月)に再度行われた会派代表者会議において上記要望書の内容が最終確認されました。

以下、要望事項を再掲します。


  1. 横手市議会では、議会費についてこの状況下において事業を精査し、各種コロナ対策支援の財源とすることで合意したので、市においても今後の事務事業を早急に見直し財源確保に努めること。

  2. 地域経済対策として、感染拡大の影響を受ける事業者に対する救済措置を早急に講じること。

  3. 各種コロナ対策支援については、市民が混乱しないよう簡潔な申請で、かつ、速やかに給付するよう手続きの簡素化を図ること。

  4. 新型コロナウイルス感染に関するより正確な情報を収集し、市民と議会に適切かつ迅速に提供すること。

  5. 学校休業に係る児童生徒の学力低下の防止、心身の健康等の対策を講じること。

  6. 10月1日以降に予定されているイベント等の開催について、早めに方向性を示し主催者等の不安を払拭すること。

議会として、議会費の中から非常事態に不要不急となる予算を精査していて、コロナ対策の財源として組み換えるよう申し入れたところに「重み」があります。

予算編成権も執行権も持たない議会からの、「要望」という名のスルーパスではないということをご理解頂ければと存じます。

横手市議会は、「ここぞという時にまとまれるチーム」を目指していますが、今が「ここぞ」だろうと思います。

頻発する自然災害において、非常時に議員一人ひとりがバラバラに動いたことで市の災害対策本部が混乱したというのが、大きな教訓として受け継がれています。

今こそ、議会がまとまって同じ方を向いて市長の背中を押すことで、スピード感のある真に市民のためになる政治を行うことが大切です。

併せて、本日付で市長から補正予算を専決処分した旨の報告がありました。

いわゆる一律10万円の給付金について、横手市として「迅速かつ的確に家計へ支援を行う事務を進める必要がある」と判断したことから、全額国の補助金を財源とする5330万円の事務費が議会の議決を省略して執行されることとなります。

今日のニュースでは、1日も早く市民に10万円をお届けするために、すでに申請用紙の発送を始めたり、市の基金を取り崩して立て替え払いを行う自治体があるようです。

「なぜ、30万円を撤回し一律10万円を給付することに方針転換したのか?」という議論は、市議会で行う性質のものではありません。

「10万円で足りるのか?」という議論は、まずは速やかに支給した後で対処すべき課題だと思います。

決まった10万円の給付にいかにしてスピード感を持たせるのか、そこが地方自治体として考えるべき視点ではないでしょうか?

30日(金)は、横手駅東口再開発についてと、午後からはコロナ対応の協議が行われる予定です。


インターハイの中止が正式決定されました。経験者としては複雑な心境です…