奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

東北学院大学同窓会・怒涛の一週間~Part3

2014-07-28 11:47:31 | 日記

一週間を振り返るシリーズも3回目、これで終わりにします(笑)

九州から帰って次の日、7月17日(木)は、母校・東北学院大学秋田県南支部の同窓会を横手で開催。

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正直、母校の同窓会支部があることすら存じ上げていなかったのだが、数年ぶり?に開催しようということで、先輩の青山議員はじめ事務局を結成し、これまで準備を重ねてきた。

50人ほどの参加ではあったが、大学から、保護者説明会で東北各地を行脚しておられる先生方、職員の皆様をお迎えして楽しく行うことができた。

皆さんをお見送りした後、話に出たのは、「世代は幅広いけど、みんな楽しそうな顔をしてたよね・・・」。

同窓生というのは、理屈抜きにお互いに親しみを感じるし、深い絆を感じる。
大学からいらっしゃった先生のご挨拶に、「震災が起こった時に在籍していた学生が最後の卒業を迎える。残念ながら犠牲になってしまった学生もいるが、学生全員一人ひとりの安否確認を行ったことが、今でも忘れられない。」

東北の雄。東北で光り輝く東北学院。

東北を引っ張る存在である母校の誇りを胸に・・・
また来年もやりたいな。



そして、翌18~19日は、定期的に会合を重ねている県内若手市議会議員ネットワークの皆さんと男鹿半島へ。

テーマは観光。
男鹿半島は県内屈指というか、県内一の観光地であると認識しているが、最近の周遊型観光により、新しいなまはげラインという山の中を通る道路で入道崎にまっすぐ行って、すぐに帰ってしまう観光客が増えているという。それでは、男鹿の魅力は味わえない。海沿いを走ってこそ、男鹿の醍醐味を感じることができるのに。

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私より若い某市議は「ここに来ると安心する」と言うように、たまに顔を合わせるとみんな頑張っているなと力が湧くし、悩みを相談することもできる。
このつながりはいつまでも大切にしていきたいと思う。


追伸・連日開催している議会報告会も折り返しに入り、今日は18時半より、雄物川町大沢公民館にて開催します。よろしくお願いします。

先週、3回やってみて、除雪をはじめとする色々なお話を聞くことができる。
自分の思いを言ってはいけない議会報告会ではあるが、市民の皆さんがどういうことを考え、何に困っているのかを聞いて、それを議会の場で当局にぶつけ、議論し、合意を図っていくことが地方議会の役割なんだと改めて考えさせられる。

議会で決まったことを報告しそれに答えるというやりとりは、市役所全体としてやった方がより詳しく正確な説明、議論をすることができると思う。

そういう意味でも、市民の皆さんの思いをしっかりと聞くということに主眼を置いた報告会にすべきというのが、半分終わっての感想である。


追伸の追伸・昨日横手市消防訓練大会が行われた。旧8市町村の代表が集結し、県大会出場を目指し横手の代表を決める大会である。
所管委員会に所属していないので、議員としてのご案内は頂いていないが、小型ポンプ操法を間近で見させてもらった。風が強くて火点が倒れず苦労する場面もあったが、さすが代表チーム、正確で早い。

いつかあの場所に立ちたいものだ。


怒涛の一週間~Part2

2014-07-28 10:59:19 | 日記

前回の続き。

厚生常任委員会の行政視察2日目は宮崎県へ。

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宮崎市役所を訪問。
冒頭、議会事務局の方のお話で、宮崎市(旧佐土原町)と大仙市(旧協和町)との間で交流が続いていること。プロ野球・ジャイアンツのキャンプ地として知られているなど、スポーツに力を入れていること。県内各地に古事記にまつわる史跡や神話伝承がいくつも残されている神話のふるさとであるということ。そして、温暖な気候により年間を通して様々な花が楽しめることなどの紹介があり、東国原知事(当時)の誕生で一世を風靡した宮崎であるが、そのブームが一過性のものではない、さすが南国・宮崎、素晴らしい魅力を持った街である。

行政視察のテーマは、最近報道でも大きく取り上げられている「認知症高齢者の徘徊対策について」である。

宮崎市は人口40万人を超える大きなまちであるが、高齢化率は24%で毎年1%くらい上昇しているという。高齢化の進展とともに認知症高齢者も増えていくという共通の課題を抱える中で、地域で支え合う体制づくりのために、認知症サポーターの養成と、徘徊模擬訓練などを行っておるとのことであった。

サポーターの養成では、自治会や老人クラブをはじめとする地域住民だけでなく、金融機関や保険会社、コンビニなど地域住民と接する機会の多い民間企業においては、社員研修として取り入れており、また、小学生向けの紙芝居を作成中であるなど、学生の受講も多いという。

徘徊模擬訓練では自治会単位で実際に声かけや見守りを行っており、これは日常の防犯をはじめ、災害など有事の際にもこの連絡体制を用いることができるという側面もあり、最近は自主的に取り組む自治体も増えてきているとのことで、自主自立のまちづくり、都会では特に希薄になりつつある地域コミュニティを構築するという意味でも効果が期待される。

また、警察・消防をはじめ、医療や運輸団体、コンビニ、郵便局などが、民生児童委員、地域包括支援センターとともに「SOSネットワークみやざき」を結成しており、実際に所在が分からなくなった際の協力依頼、保護、連絡が警察署を通じてスムーズに行われている。

市町村や県をまたがる情報の共有については、個人情報保護の観点から大きな課題であるが、安心して暮らせるまちづくりというのは、そこに暮らす住民の協力なくしては成り立たないものである。

今後益々、色々な意味での共助、公助が必要になってくる超少子高齢化・人口減少社会を生きる私たちにとって、お互い支え合うという、これまで当たり前に行ってきたことをもう一度磨き上げていくことが大切なんだと感じた。


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当日の宮崎の気温は36度。東京の暑さとはまた違う、太陽が近いというか、それこそ南国であった。木の種類がそもそも違う。超早場米は今月末には稲刈りを迎えるそうだ。

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岐路に着く、宮崎空港。
とにかく、マンゴー。

初めての九州。自分たちの魅力は何かということをきちんと分かっていて、それをブレずに極めようとしているなと感じた。

いつか、ゆっくり九州1周の旅をしてみたいものだ。