ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

言いたいことがいっぱい

2010-04-03 00:58:31 | Weblog
 新聞記事から。大阪で障害者が車を保有しているために生活保護が受けられないことで裁判が起こっているそうです。

 われわれもさんざん戦ってきた問題。車がなければ生活できない人は、どんなに経済的に苦しくても絶対に生活保護が受けられないという役所のルール。

 今日さいたま市から届いた書面では、「生活サポート事業」の制度について、「宿泊は一時預かりではないから利用できない」などと今まで聞いたことのない一文があり。埼玉県が全国に誇れる数少ない優れた制度なのに、今この世情に「改悪」するなんて。

 一方で、30分単位のカウントで報酬を請求する移動支援において、20分未満は切り捨てるようにという規則を市が事業者に強要している。こんなことが一般社会で通用するのだろうか。1分でもオーバーすれば次の30分をカウントするのが世のルール。従業員の給与でも20分未満を切り捨てていたら訴えられるはずだ。

 そのうち市を訴える動きが出てきてもおかしくない事態。財政が厳しいならそこにどう対処するのか知恵を出し合って話し合う問題。困っている人たちの暮らしを切り捨てる冷たい政策を続けるなら、回りまわって行政側が追い詰められる日が来るに違いない。