ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

住宅政策

2010-04-22 23:11:42 | Weblog
 道路はやはり造るのか。ダムを巡っての問題には、われわれの知事も凍結反対に名のりを上げている。公共事業は公共のための事業。コンクリートではなく人に投資する公共事業に転換しようという民主党の政策には大いに賛成だが、貫徹できるのか。

 そんなに建設で公共事業をしたいのなら、住宅政策をやるべき。住宅ローンに一生を捧げる日本のライフスタイルは異常であることになぜ国民がもっと怒らないのだろうか。

 スウェーデンでは、住宅はすべて国が作り個人では作らないのだという。国民はみな国から住宅を安く借りる。ライフサイクルに沿って、ひとり暮らし用・夫婦ふたり用・家族用と住み換わり、子供が巣立った老後にはまたふたり用・ひとり用に移っていく。自分で買わなくても常に必要な広さの家に住むことができ、育児や介護は福祉サービスが整っている。こんな形を目指すことはできるはずなのに。

 健全な企業が育つ競走社会はもちろんあっていいけど、人が財産を築くのは社会のため、会社を成長させるのは社員とその家族のため。財産や収入の個人差が悲しみにつながらならない社会を築くために。政治家に望む期待値は高い。


 今日も事業所訪問で感動の出会い。今まで全国の研修会へ行っては、近隣に仲間がいないと嘆いていたけど、知らなかっただけ、出会おうとしていなかっただけなのだと反省する日々。

 この地域は必ず変わります。