大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

2019年6月24日 花園の街はハス祭モードです

2019-06-24 20:16:26 | お知らせ
千葉公園の大賀ハス祭も終わり、いよいよ花園ハス祭りの番が回って来ました。JR新検見川駅の階段にも恒例となった写真が貼られました。これを見て私の様な千葉都民(東京に通勤している千葉市民)が一人でもハス祭に来て下さるのをお待ちしています。

これから駅がハス祭り一色になって行くのが楽しみです。

(担当: りゅう)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年6月22日 活動報告 ② 早咲きの蓮たち

2019-06-24 17:12:22 | 日記
ひきつづき見本園で咲く蓮をご紹介します。
春不老です。中国で生まれた中型の八重咲きです。
見本園の大型の蓮たちに負けない艶やかな春不老です。
酔妃蓮です。孫文より贈られ、大賀一郎博士が育成しました。
酔妃蓮の別名は孫文蓮。花期は7月下旬から8月下旬とされますが、今年は早く咲きました。端正な花で、白地に淡いピンクの花弁が、あたかもほろ酔いお妃の顔のように見えます。
紅孔雀です。
 
行田蓮です。埼玉県行田市の市の花ですが、建設現場で偶然みつかった蓮の実がなんと古代ハスだったという面白い発掘エピソードのある蓮です。
行田蓮は、同じ古代ハスである大賀蓮と姿は似ています。
原始蓮です。大阪府で自生していた地バス系統の蓮で、大賀一郎博士が原始的な蓮だとしたことからこの名前がつきました。大阪府の天然記念物です。
原始蓮は、大型の一重咲きです。花期は7月中旬から8月下旬ごろまでですが、見本園ではすでに咲いています。
巨椋の瑞光です。京都の人でなければ、なかなか「おぐら」と読む人はいないのでは? 京都府の伏見区と宇治市、久御山町にかつて広がっていた巨椋池に由来する花蓮です。
今はなき巨椋池で咲いていた巨椋系の蓮たち。巨椋池は古代から景勝地として有名でした。古くは『万葉集』に柿本朝臣人麻呂之歌集所出の雑歌として「巨椋の 入江響むなり 射目人の 伏見が田居に 雁渡るらし」(おほくらの いりえとよむなり いめひとの ふしみがたゐに かりわたるらし)と詠まれた歌があります(巻9, 1699)。
カスピカムです。蓮はアジア系とアメリカ系に分かれますが、カスピ海の近くにも蓮が咲いています!
通常、蓮と呼ばれるのはアジア産で、英語ではEast Indian lotusと呼びます。その東西の分布は、温帯および亜熱帯・熱帯アジアを中心に東は日本からカスピ海ちかくまでとされています。アメリカ系の黄色い蓮については、また今度ご紹介します。
紅領巾です。中型の一重咲きです。
見本園では花つきが良い紅領巾です。今年も8月下旬まで楽しめますように。
黄蓮と錦蘂蓮(きんずいれん)の交配種です。
黄蓮X錦蘂蓮を角度を変えて上から撮りました。
白い睡蓮も咲いています。
睡蓮の花粉に虫が寄ってきます。
温室の手前の大木・アメリカデイゴも花盛りです。和名はカイコウズ(海紅豆)。 
アメリカデイゴは、アルゼンチンとウルグアイの国花です。
アメリカデイゴは、これから9月頃まで紅い花を咲かせます。
今日の報告は以上です。
 
(担当: れい)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年6月22日 活動報告 ① 蓮がどんどん咲き始めました

2019-06-24 08:53:34 | 日記
今週の活動は、気温22℃のくもり空のもとで行われました。まだ小雨の降る梅雨空ですが、3週間後の7月13日の観蓮会を見据えて、環境の美化を中心に修景池と見本園の藻とりに集中しました。
 
見本園では早咲きの蓮たちが咲いています!
ミセススローカムです。大型の八重咲き、黄紅色の花です。
早咲きの艶やかな品種、ミセススローカム。アメリカ黄蓮とローズ・プレナという紅色の八重咲きの交配種です。
毎葉蓮です。中型の一重咲きです。
毎葉蓮は花つきが良い品種で、立葉ごとに花芽が出るという意味でその名がつきました。
大賀蓮です。花径は26センチ以上が大型と言われ、大賀蓮は主に大型種ですが、中型のものもあります。1951年に大賀一郎博士が千葉県検見川の泥炭層より発掘した推定2000年以前の古ハスの実から発芽・育成し、翌1952年に開花させました。
花弁数は25枚以下を一重と言いますが、大賀蓮は一重です。鑑賞用の蓮は、花色・花径、花弁数などによって分類されます。
開花一日目の真如蓮です。
真如蓮は、白の一重咲きです。花弁が幅広く、花容は量感があります。
知里の曙です。容姿端麗で人気の品種です。
知里の曙は、2000年にこの地(当時の東京大学緑地植物実験所)で作り出された貴重な品種です。花弁数は20枚前後。
この見本園では、観蓮会の時期は知里の曙の開花とともにやってくるという感じです!
修景池では、大賀蓮の蕾が一輪だけあがっています。
今日は修景池の藻や水草をかなりとりました。大賀蓮がんばれ~。
コウホネは元気に咲いています。
千葉の梅雨空のもと、アジサイもきれいに咲いています。
品種は分かりませんが、珍しいアジサイがそろっています。
黒セスジスズメガの幼虫でしょうか? 坂道の真ん中を悠然と這っていたので端にそうっと移動しました。
 
 
(担当: れい)
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年6月17日 花園公民館の大賀蓮が咲きました

2019-06-17 11:38:52 | ハス
千葉市花園公民館の池の大賀蓮が開花しました! 開花1日目は、とっくり型と言われる形で、完全に開くことなく、昼頃には花が閉じます。
花園公民館は、1951年に大賀蓮の実が発掘された現場から歩いて5分ほどの場所にあります。そのせいか、毎年の花つきはとても良いです。
葉より花が高く伸びているのは、元気な証拠です。まわりには蕾がたくさん控えています。
竹の柵には、大賀蓮のパネルがあります。
これからが楽しみです!

(担当: れい)
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年6月16日 千葉公園の大賀蓮が咲いています

2019-06-17 11:19:50 | お知らせ
千葉市中央区にある千葉公園では「大賀ハスまつり」が開催されています。毎年、大賀蓮が見ごろを迎える6月中旬から下旬にかけて行われますが、多い年には700輪が池一面に咲き誇ります。

千葉市の花・大賀蓮。日本で一番有名な蓮の品種と言われています。上の写真は、開花2日目。花の状態が一番うつくしい時です。

千葉公園の池は、蓮の葉で埋め尽くされています。去年より10日ほど開花が遅れているため、遠目からは蕾がやっと見えるくらいです。
大賀蓮の蕾です。6月16日の時点では、開花数は54でした。この一週間は、気温17℃以下の日が3日つづいたために、成長が遅れています。でも、葉の間をのぞくと下の写真のようにどんどん咲き始めています。

千葉公園では、池を3つのゾーンに分けて、毎年1ゾーンずつ植え替えを行っています。健康で栄養たっぷりの大賀蓮たち。木道の間からも蕾が!
蓮の花は朝に開き、昼頃に花が閉じます。

開花4日目の大賀蓮です。お皿型に開いて、花弁はハラハラと落ちていきます。
千葉公園では、大賀蓮の一種類だけを植えています。一度にこれだけの数の大賀蓮を見ることができるのは、世界中でここだけです。

朝早くから、カメラを持った蓮の愛好家たちが多く集まっていました。
千葉公園の大賀蓮は、一週間後くらいが見ごろだと思います!

(担当: れい)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする