大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

2024年7月6日 観蓮会、ハス品種見本園一般解放の最終準備

2024-07-08 13:58:33 | 日記
今日は38℃のジリジリ暑い晴れ日でした。いよいよ来週の7月13日から、観蓮会およびハス見本園の開放が行われます! その準備としてテントを張ったり、パネルの点検、蓮のネームプレートの取り換え作業などに取り掛かりました。

テント張りは大人数での力作業ですので、ケガをしないように慎重に行います。

来場者をお迎えするための環境整備も余念がありません。今日も下草を刈りました。

検見川のハス品種見本園には100種以上の蓮が並びます。壊れたネームプレートを取り替えています。新しいものには蓮の読み仮名と栽培された国を明記することにしました。

汚れたネームプレートは洗います。

百花繚乱の蓮の見本園を少しご紹介しましょう! 下の写真は普者黒白蓮(ふじゃへびゃくれん)です。

千枚もの花弁をつける千弁蓮(せんべんれん)です。今年はいっぱい咲きそうです。


紅領巾(こうりょうきん)です。


杏花春雨です。


白千葉(はくせんよう)です。


一週間後の観蓮会には、いっそう美しく咲き誇りそうです。


皆様のご来場を「大賀ハスのふるさとの会」のボランティア一同、お待ちしております!
今年の開放日は、7月13日、14日、21日、28日となります。開放日のお間違えのないようご注意くださいませ。

報告は以上です。

(担当: れい)
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2024年6月29日の活動報告 7月の観蓮会準備作業

2024-06-30 20:59:42 | 日記
6月最後の土曜日です。あと半月後に迫っている観蓮会およびハス見本園の一般開放日を前に、臨時に活動しました。前日はかなり雨が降りましたが、幸いに今朝は雨が上がっています。でもちょっと蒸し暑さを感じます。
正門入ってすぐの修景池の大賀ハスが咲いていました。開花は2日前だったようです。

ロータリー広場の展示パネル横にまとめて置いてある大賀ハスの大型容器です。ここでも大賀ハスが開花していますね。


ハス見本園の今朝の様子です。いつものように東屋の辺りから、左➡右方向に撮影しました。もうたくさんのハスが開花しています。

さて今日の作業は、もちろん観蓮会に向けての準備作業となります。
このハス見本園正門の道路の向こう側には東京大学検見川総合運動場があり、信号そばの歩道からすぐ見えるところに『大賀ハス発祥の地』という看板が設置してあります。その看板がコケなどで大変汚れていて読みにくいので、掃除します。ブラシと雑巾でしっかりと汚れをこすり落としました。


幸いに歩道から手の届くところなので、運動場の外側から掃除しました。このようにすっかりきれいになりました。


こちらは前回の作業で束ねておいた果托を、事務所に運んでいるところです。これは観蓮会で販売する予定です。

ハスの名札付け替えの作業中です。100か所以上のマスの名札を付け替えるので、とても時間がかかります。


倉庫からテントや立て看板を出してきました。書き直しが必要なものをチェックします。

折り畳みテーブルを重ねて、その上に立て看板を載せます。ブルーシートで厳重にカバーしてから、その上にテントの屋根の部分を被せます。しばらく作業の日にちが空くので、その間に雨に濡れないように保管しています。


ハスの圃場では鳥よけのテグスを外しました。

東屋では、7月13日観蓮会初日のオープニングセレモニー用に、垂れ幕をつける準備もしています。


発酵鶏糞の追肥を施しています。まいた肥料の粒がハスの葉の上にたまってしまうので、ホースからでる水の勢いで下に落としています。


千弁連にたくさん蕾が上がっています。花びらの枚数が千枚を超えるというほどで、頭が重くなります。それで茎が曲がらないように竹の棒で支えます。


今日咲いていたハスの花たちの写真です。
白地に赤い縁取りの花は酔妃蓮。

これは金輪蓮。D,E列横の大型容器です。

そして淀姫。今シーズン最初に開花した淀姫ですが、すでに果托の状態のものあり、これから咲く蕾ありと、たくさんの花をつけていますね。

純白、大型の花をつけている真如蓮。

そしてこれは天竺斑蓮。花弁の縁に赤い筋が入りますが、表側と裏側では模様の入り方が違います。背が高く、大型品種です。

毎日ハスの花の開花状況をカウントしている会員によると、今日の開花数は約150個、蕾が561個、今日までの一週間で229個開花したそうです。このところの暑さで、ぐっと開花数が増えてきました。観蓮会が楽しみですね。

今日の活動報告は以上です。
(担当: えむ)



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2024年6月22日の活動報告 7月の観蓮会および一般開放日に向けての作業

2024-06-22 22:01:23 | 日記
昨日の雨も止んで、すっかりよいお天気になりました。
正門から入ってすぐの修景池に、なんと大賀ハスの蕾が一つ出ているのを発見しました!これからもっとたくさん蕾が出て、オオガハスが咲いてくれますように。

朝のハス見本園圃場の様子です。いつものように、向かって左側から右へ、東屋の辺りから撮影しました。



ご覧のように、早いものはもうすでに開花しています。真ん中の写真で咲いているのは知里の曙ですね。
下はコンクリート桝ではなくて、大型の容器に入れて栽培しているハスたちです。きれいに咲いていますね。



これはC列の大賀ハスです。名札をきれいなものと取り替えています。漢字の他に読み仮名も振っています。すべてのマスの名札を、このようにきれいな表示に替える予定です。

いつものようにマスの中の藻や浮草を取り除く作業です。

浮草の中にもいろいろな種類があるようです。最近増えてきたのが、この歯車のようにも見えるタイプのものです。

先週に引き続き、干しておいた果托の整理をしています。観蓮会で販売する予定です。


北門の整備をしています。観蓮会や一般開放日当日は、車で来場される場合にここから入ります。つる草が伸びて道をふさいだり、少し強い風が吹いたりすると周りの樹の枝が落ちたりするので、掃除します。

門の支柱が太い木でできているからか、そのてっぺんに何やら樹が生えているようです。


こちらは真如蓮ですが、花と蕾の後ろの葉っぱにトンボが止まっています。まだ色がはっきりでていないので、羽化したばかりでしょうか。動きが鈍かったので撮影できました。

今日はトンボがたくさん、群れを成して飛び交っていました。ショウジョウトンボ、シオカラトンボの他にチョウトンボもたくさん飛んでいました。下はロータリー広場の説明パネル横に置いてある大賀ハスの容器です。オオガハスの蕾の上にシオカラトンボが止まっていました。


今日咲いていたハスの花をいくつかご紹介しましょう。D列の知里の曙です。


桝ではなくて、大きな容器で育てている花たちです。上:カスピカム 下:ミセススローカム


小型容器で育てているハスたちです。

輪王蓮です。純白が眩しいほどです。


今日の活動報告は以上です。
(担当: えむ)




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2024年6月15日 活動報告 大賀蓮が咲いています!

2024-06-17 16:29:30 | 日記
今日は晴れの気温27℃、蒸し暑い中での活動となりました。藻を取る作業、果托の販売準備、千葉市立花園中学校に大賀蓮をお届けするなど、夏の蓮シーズンに向けての準備を行いました。

ついに大賀蓮が咲きました! 下の写真は大型のバケツで育てている大賀蓮です。

ハス品種見本園のハスの蕾の数はすでに約286本! 大賀蓮は2輪、淀姫が1輪咲いていました。下の写真は開花1日目の淀姫です。開花初日はとっくり型といって、花の上のほうが3~5センチ開く程度で、昼前には閉じてしまいます。

見本園では蓮の葉が太陽に向かって、気持ちよく伸びています。

蓮の蕾にトンボがとまって一休み。夏の見本園の風物詩です。
(Photo by 羽石陸人)

炎天下での藻取り作業とはいえ、活動終了の鐘が鳴ってもつい「もう少し」とがんばってしまいます。脱水症状にならないように気を付けます!


蓮の花が咲き出すと、多くの蜂が飛び交うようになります。ボランティアの帽子に蜂の天敵であるオニヤンマの虫よけ模型がついていました! 実物大だそうです。

見本園の東側には、バケツで育てている小型の蓮が並びます。喜上眉梢(きじょうびしょう)、小三色蓮(しょうさんしょくれん)、寿星桃(じゅせいとう)が咲いていました。

気品あふれる喜上眉梢(きじょうびしょう)です。一般家庭でも育てやすい小型品種の代表です。
(Photo by 羽石陸人)

温室では昨年に刈り取った果托(かたく)を整理しました。7月の観蓮会と一般開放日に販売するために、長さを整えて数本ずつ束ねます。

今日は千葉市立花園中学校に大賀蓮をお届けします。「大賀ハスのふるさとの会」は、周辺の小中学校にハスを提供し、育て方や管理方法を伝えるボランティア活動も行っています。

(Photo by 羽石陸人)

73年前、花園中学校の生徒たちは大賀一郎博士がこの検見川の地で古代の蓮の種を発掘する作業に関わった歴史があります。蓮のバケツはとても重いので、ボランティアが3人がかりでトラックから下ろして設置します。

花園中学校の昇降口の前です。蕾が成長しなかった大賀蓮を新しいものに取り換えることができました。さらに喜上眉梢(きじょうびしょう)と小三色蓮(しょうさんしょくれん)を並べて配置しました。青いバケツが大賀蓮です。やはり大型の蓮は葉も迫力がありますね。


見本園に戻ると、満開のアジサイが迎えてくれました。

今日の活動報告は以上です。

(担当: れい)
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2024年6月1日 活動報告 ハス見本園の開放ポスターができました!

2024-06-03 12:56:26 | 日記
今日は気温22度、晴れた空の下での活動となりました。多くのボランティアが集まり、藻を取る作業や環境整備を中心に行いました。

2024年ハス見本園の開放のポスターができました! 今年は7月13日、14日、21日、28日の4日間。午前6時から10時までの開園となります。


この時期はひたすら藻を取る作業にいそしみます。取っても取っても翌週にはもっと増えています!


ハスの立葉が多くなると、藻取りは特に慎重に行います。ハスの葉柄(ようへい: 茎のような部分)を折らないよう、小さな道具を使います。


大賀ハスのふるさとの会のボランティアたちは、ハスの蕾を見ると夏の到来を感じます。淀姫の蕾が色づいてきました。

ハスの葉の間にアマガエルの卵がびっしり浮いていました。ハスが咲く頃にはクワッ、クワッという声がハス見本園に響き渡ることでしょう。

水面を覆いつくす浮草も掻き出します。すごい量にびっくりです。

そばでは白い睡蓮がすずしげに咲いていました。

肥料は定期的に与えます。今日は鶏糞です。

下草刈りは小まめに行わないと、あっという間に繁茂してしまいます。関東地方は梅雨入り前ですが、アジサイが美しく咲いています。

6月からは活動日を増やしてハス見本園の開放に向けて本格的な準備をしていきます。今年もいっぱいハスの花が咲きますように。

活動報告は以上です。

(担当: れい)

コメント (2)
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