大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

2020年5月30日 活動報告② 新しい蓮のポットと道路の整備

2020-05-30 17:14:41 | 日記
入り口から坂を上がると、ツツジが迎えてくれます。近くでは咲き終わっているのに、ここではまだ蕾があります。
今年の3月末に、新しい品種をプラスチックのポットに植え付けました。見本園のコレクションに加わったのは、菊花粉(きっかふん)と桃紅宿雨(とうこうしゅくう)です。小型の紅蓮です。今年、咲きますように。

この他にも、春先に小さなバケツに蓮根を植え付けました。多くが元気に成長しています。
引いて見ると、ポット蓮のコーナーが充実してきたのが分かります。

すぐそばのセンダンの木では、花が満開でした。
青空に映える大きなセンダンの木です。


今年は、敷地内の道路掃除を強化しています。蓮の見本園は、小さな山の上にありますが、今まで利用していなかった道路の整備を進めて、車でのアクセス向上を図ります。


千葉の亜熱帯ジャングルのようですね。でも整備したところには、幅4メートルの舗装道路が見えてきました。

現在閉鎖されている入り口の道路まで、あと少しです。


敷地内に咲く初夏の花たちを少しご紹介します。蓮のマスの足元に咲く、キキョウソウとヒメジョオンです。

アロエの花です。
シランの花。
白いシランは、白蘭(ハクラン)とも呼ばれます。
日陰でホタルブクロがひっそり咲いていました。
咲いてはいませんが、センリョウ科のヒトリシズカです。
次はフタリシズカです。こちらも咲いていませんが、この時期に白い小さな花をつけます。

入り口にある修景池の様子です。今年は新たに大賀蓮の蓮根を多く植え付けました。

修景池の奥では、コウホネが咲いています。栄養がいいのか、去年より花が大きくなっています。


最後に。活動後に東屋で見つけたテントウムシです。


今日の活動報告は以上です。


(担当: れい)
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2020年5月30日 活動報告① 蓮がつぼみをつけています!

2020-05-30 17:13:51 | 日記
2020年5月30日の活動は、気温23度、湿度45%のうす曇りの中で行われました。新型コロナウィルス対策として全国に出された緊急事態宣言が解除され、ようやく活動を再開することができました。多くのボランティアとともに、今日は蓮の藻とりを中心に行いました。

カラッと暑いお天気のもと、蓮たちはすくすくと順調に成長していました。そして三種類の蓮が、今年初のつぼみをつけていました!
まずは艶新装のマスです。一本のつぼみが、すっくと水面から立ち上がっています。


次は、可愛らしい紅孔雀のつぼみです。蓮根が混み合っていると、マスの端から花が咲くことが多いです。
紅孔雀のつぼみは、名札の下にも小さなつぼみを出していました。
三種類目は、中日友誼蓮(ちゅうにちゆうぎれん)のつぼみです。これは立派です。
新緑まぶしい蓮の圃場で、藻を取る作業に集中します。日が長くなると、藻がどんどん増えて、放っておくと蓮の成長を妨げてしまいます。
先日、アブラムシを駆除したので、蓮の葉の裏はきれいでした。
圃場のまわりの芝刈りも行いました。
圃場の奥では、例年どおり、白い睡蓮が先に花を咲かせています。

今年の睡蓮の花は、去年より大きく迫力があります。これから赤い睡蓮が咲くと、紅白の睡蓮を楽しむことができます。
同じマスに、黄色い花のアサザも咲いています。
蓮を傷つけないよう、葉が繁茂するマスでは、手を使って藻を取り出しました。この中腰の姿勢がけっこう腰にきます!
取り出した藻などを土に返す穴がどれもいっぱいだったので、新たにいくつか掘りました。気付かずに人が落ちると大変なので、わかりやすく目印をします。


報告が続きます。


(担当: れい)
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番外編3:東南アジア タイの蓮

2020-05-16 17:00:39 | 日記
 皆さん、ご無沙汰しています、大賀ハスのふるさとの会の”りゅう”です。皆さん、お元気ですか?と言っても、新型コロナウィルスの影響で自粛中ですね。今が踏ん張りどころです。活動が再開する日を楽しみにしていましょう。
 さて、旧緑地植物実験所での活動が休止で、このブログも休止状態なので、番外編として私が赴任しているタイのハス情報をいくつかご紹介します。これは新型コロナ感染がおこる前の情報です。タイでは日本より厳しい行動制限が行われています。1か月半もレストランでの飲食、散髪、ゴルフ等が禁止されていましたが、今は解除されています。でもまだ夜間は外出禁止です。
 まず第一回は、ワット・プラケオ(別名エメラルド寺院)のハスです。ここは、ラーマ1世が現在の王朝であるチャクリー王朝を開いた時に護国寺として建てた寺院で、王宮の中にありタイで最も美しく、きらびやかな寺院です。
 入っていきなり、弥勒様のような仏像の隣にハスを発見。タイは現在(1月)は雨の少ない乾季でハスはあまり見かけませんが単弁の大賀ハスに似たハスです。



 タイは国民の95%が仏教徒で、お寺が約3万もあると言われています。日本のお寺の数は約8万もあるそうですが、日本よりはるかに多くのお寺があるように感じます。タイの寺院には、いつも多くの参拝者が訪れるからではないでしょうか。
お供えにはたくさんの花があげられます。生のハスの蕾ですね。

 タイのお寺にはお参りの仕方があります。ご紹介しましょう。
まず、20バーツ(約70円)でセットを購入します。お花、線香、ローソク、紙に包まれた金箔が輪ゴムでとめられています。

 まず、蝋燭に火をつけて立て、線香にも火をつけてお祈りします。正座している人が多いです。

更に20バーツ札を串にさし、供えます。お花もお供えします。ここでは蓮の蕾ですが、マリーゴールドもよく見られます。


最後に紙に包まれた金箔を仏像に貼ります。身体の治したいところに貼るといいようです。
タイのお寺の仏像は金きら金です。

日本の様にお賽銭を投げて祈るだけではないので、結構大変です。
 最後にせっかくなので、ワット・プラケオの様子を紹介します。タイの仏教はインドのヒンドゥー教の影響を受けているので日本のお寺とは様子が違います。
 この二人は「ヤック(鬼神)とモック(猿神)」です。インドの神話に出てくる魔除けの神様です。顔が赤くて裸足なのがモックなのですぐにわかります。(すみません、足が写っていなかったですね。。。)


 こちらも神話に登場する半人半鳥の「ギンナリー(男)とキンリー(女)」です。横で私は履いているズボン、タイのお寺では足や肩は素肌を出してはいけないので短パンだった私は入口でこのズボンに履き替えて拝観しています。


 タイは見所満点なので、コロナ禍が落ち着いたらまたあちこち見て行きたいと思っています。またタイ(バンコク)のハス情報、お伝えしますね。
(担当: りゅう)


コメント (4)
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