大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

2023年6月24日 活動報告 観蓮会に向け最終準備

2023-06-27 14:11:22 | 日記
28℃の晴れた空のもと、汗をぬぐいながらの活動となりました。7月2日からのハス品種見本園の一般開放や観蓮会に向けての最終準備を行いました!
まずは男性ボランティアたちが受付や物販コーナーを設けるテントを張りました。


今年は雨天の場合でもパネルを展示できるよう、テントを増やすことにしました。


倉庫から看板を出して点検します。手書きのレトロな看板がかっこいいです。

観蓮会で販売する果托の準備にとりかかりました。すべてハス品種見本園で刈り取った果托です。


形をそろえるために切り落とした柄や半端な果托の頭をまとめます。


果托はすぐに完売するので、ご希望の方はお早めに。果托の販売は7月15日からとなります。


葉が出始めたころにハスの見本園を覆うように張ったテグスは、カラスや水鳥よけの役目を果たしていました。7月の一般開放の前にすべて外します。


咲き始めた蓮たちの一部をご紹介します。知里の曙です。この東大旧植物実験所でつくられた華麗な品種です。


京都の巨椋池(おぐらいけ)で咲いていた品種、巨椋の曙です。淡いピンク色の花弁は4日の間、開閉しながらピンクが花弁の先端まで移動し、退色します。

月桂冠のサイトでは、巨椋池の蓮見舟について触れています。昭和初期、日の出頃に開く蓮の花を見物するため早朝に舟が出て、お盆まえの風物詩であったとか。見物後の宿の朝食には蓮の若葉を刻み込んだ「蓮飯」が出たそうです(『和辻哲郎随筆集』「巨椋池の蓮」岩波文庫)。

画像は『伏見区誕生70周年記念誌』(2001年)より。

明光蓮(みょうこうれん)です。


品種名が分からない蓮も輝いています! ハス品種見本園では、実から育ったもの、余った蓮根から育った品種が不明な蓮は名札がつきませんが、美しい花を咲かせることに変わりはありません。


これから楽しみな千弁蓮(せんべんれん)の蕾です。多いときは数千枚の花弁をもつ、貴重な品種です。


この東大旧緑地植物実験所では、ウズアジサイが群生しています。装飾花の萼片の縁部分が内側にカールしている園芸品種ですが、よく見ると、普通のアジサイの愕片も混じっていました!


アメリカデイゴが深紅の花をつけています。


「大賀ハスのふるさとの会」ボランティア一同、7月2日からの一般開放でお待ちしています!


報告は以上です。
(担当: れい)
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2023年6月17日の活動報告 一般開放の準備、追肥、藻取り、道路の整備など

2023-06-18 11:33:41 | 日記
今日は早朝からカンカン照りの、真夏のような気温になりました。ハスの花はすでにいくつか開花しています。

今年は正門入口すぐの修景池の大賀ハスが頑張っています。先週の報告に引き続き、今日も開花した大賀ハスが見られます。すでに散ってしまった花もありますが、蕾がまだまだあるので、一般開放日には咲いているところが見られそうですね。肥料をまいて世話をしてくださったボランティアの皆さん、ありがとうございます。

けさのハス見本園の様子です。

東屋付近から遠景で撮りました。所々にハスの花が見られます。7月2日からの一般開放日にはもっとたくさんの花が咲くように、発酵鶏糞などの追肥を施しました。

毎回倒木の処理が必要です。ハス見本園の敷地内には高齢の(?)樹木が多いので、風が強いと枝が折れたりしやすいのです。


下の写真の樹も枝が伸びすぎているので、カットしようとしています。



実は珍しい黄色の花が咲くバージニア蓮ですが、植え替えた後で調子が悪く、全く葉が出てきません。そこで桶で栽培しているバージニア蓮をマスの方に移すことになりました。奥のマスがバージニア蓮の場所です。ブルーのプラスチック桶で栽培しているバージニア蓮のレンコンを、そのままの形で作業している場所に植え込みます。

植え込み作業が終わりました。今年も頑張ってどんどん葉を出して、可愛いきれいな黄色い花を咲かせてください!


今日は大賀ハスのふるさとの会顧問の南定雄先生が、ユンボ(油圧ショベル)とともに活動に参加してくださっています。ユンボは倒木の処理などの力作業に威力を発揮しています。


この丸太は圃場の入口の方に運びます。その付近の木陰に、簡単なベンチ代わりになるように、倒木をセットしようと計画しています。

うまくベンチができるといいですね!

今日咲いていたハスの花をいくつかご紹介します。
淀姫です。5月20日の活動報告で、蕾が出ていると報告しました。今日はこんなに咲いていました。
知里の曙です。


明光蓮です。


天高雲淡です。


紅孔雀です。


酔妃蓮です。花弁の縁がほんのりと紅を差したように色づきます。


廬山白蓮です。花びらがたくさんあって重いのか、ちょっと下を向いて咲いていますね。


そしてロータリー広場の展示パネル横にたくさん置いてある大賀ハスです。

すでに散ってしまった花もありますが、中央左側にある花が、8時45分に撮影した時はちょうど今日開花したというように蕾の先が開いていますが、10時24分の撮影では蕾の先が閉じていますね。ここは日当たりもよいので、元気な大賀ハスがたくさん咲きそうです。

今年もすてきなハスの花を見ていただけるように、私たち大賀ハスのふるさとの会のボランティア一同、頑張って準備を進めています。大勢の皆さまのご来場をお待ちしております。
今年のハス品種見本園一般開放は7月2日(日)から始まります。こちらの記事をご参照ください。

今日の活動報告は以上です。
(担当: えむ)





コメント (1)
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2023年6月10日 活動報告: 修景池の大賀蓮が咲いています! 

2023-06-10 21:55:21 | 日記
気温23℃、蒸し暑い曇り空のもと「大賀ハスのふるさとの会」の活動が行われました。正門の修景池では、大賀ハスが次々と咲き始めています!


分かりづらいですが、今日はひとつが開花しており、まわりには多くの蕾が控えています。今年の修景池の大賀蓮は、期待できそうです。


朝礼では、7月の観蓮会とハス品種見本園の一般開放に向けての準備作業が説明されました。


ハス品種見本園では、紅孔雀が美しく咲いていました!



華麗な蓮たちを咲かせるためには、藻取りが大切です。先週の土曜日は大雨で活動ができなかったので、藻が大繁殖していました。

すくい取った藻は、水分をふくんでとても重く、運ぶ時に一輪車が倒れないよう気を付けます。


来月の一般開放までに、マスの修復作業でできた大きな穴を埋める必要があります。


大賀歌子さんのコーナーを整備しました。大賀一郎博士の妻である歌子さんは、すみれの研究を行っていました。


大賀歌子さんが出版した『すみれ図譜』は、牧野富太郎が序文を書いています。そう、今のNHK連続テレビ小説の主人公のモデルの牧野富太郎です!


見本園を見渡すと、先端が少し開いた開花1日目の紅艶凝香(こうえんぎょうこう)が目を引きます。華やかな中国の蓮で、開花2日目が楽しみです。

多くの蓮たちが蕾をつけていますので、一部をご紹介します。淀姫です。


天高雲淡の蕾です。開花する前から、咲いた状態を想像するのも楽しみのひとつです!


廬山白蓮です。


下の八重茶碗蓮は、蕾が多く、今年も群れて咲きそうです。


毎年、早咲きで花期の長い、知里の曙も蕾がいっぱいついています。


誠蓮の蕾です。葉が立派だと花つきも良いことが予想されます。


見本園の大賀蓮のマスは、まだ葉に勢いがなく、まだ水面から立ち上がってません。

奥のコーナーで咲く睡蓮は、蓮より一足早く咲いています。

白い睡蓮と黄色いアサザです。

敷地内の道路の整備も行いました。雨後の枝葉がアスファルトにこびり付いていたので、思ったより汗をかく力作業となりました。

草刈りを担当するボランティアもフル稼働です。

最後に。ザクロの花が満開でした。

今日の活動報告は以上です。

(担当: れい)
コメント (2)
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2023年夏 ハス品種見本園の一般開放!!

2023-06-03 14:06:05 | お知らせ
今年も東京大学の旧緑地植物実験所にあるハス品種見本園を一般開放します! 見本園の門が開くのは、一年を通じてこの時期だけです。大賀ハスをはじめ、地元のボランティアによって大切に育てられている世界のハスを見にいらっしゃいませんか?


「大賀ハスのふるさとの会」のボランティア一同、お待ちしております! 

開放時間は午前7時から10時までとなっております。入口の門は午前7時に開きます。会場に駐車場はございません。

(担当: れい)
コメント (3)
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