大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

花ハス栽培講習会 2021 開催します!

2021-02-22 10:50:30 | お知らせ
2021年3月27日に「花ハス栽培講習会」を行います。ハス愛好家の方はもちろん、興味があるけれど大変そうで育てたことがない方も、ふるってご参加ください。講師には、数多くのハスを育て、新しい品種を作出してきた「大賀ハスのふるさとの会」の顧問・南定雄先生をお招きしています。

当日は、ハスの基礎知識と栽培方法をご説明したあとに、庭先やベランダでも育てられる花ハスの苗と専用の土をセットでお渡しします。参加人数は午前と午後の部とも定員の30名を超えた場合、抽選となっております。人気の講座ですので、お申し込みはお早めに。

詳しくは下の案内をご覧ください。


会場は、活動拠点である東京大学の旧緑地植物実験所です。ボランティア会員一同、お待ちしています!

(担当: れい)
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2021年2月20日 活動報告② 椿が咲き始めました

2021-02-20 14:09:09 | 日記
「大賀ハスのふるさとの会」の冬の活動は地味に見えますが、実際は来季への準備と環境整備が中心で、力仕事も多くなります。その間、春先に次々と咲き誇る椿が会員たちを癒してくれます。
敷地の約100種ある椿のうち、ごく一部をご紹介します。まずは事務所から温室に向かう途中に咲く、白い椿の大木から。

頭上たかく咲く椿に気づくのは、たいてい地面に落ちた花を踏みそうになってからです。植物園でもあるこの敷地内の木々は、どれもよく育っています。
見本園へとつづく椿の回廊に咲く、華やかな中輪の源氏車です。珍しい二段咲きです! 11月から3月まで咲きつづけます。
不思議と同じ源氏車の木から、大輪の赤い花も咲いていました。

小ぶりで清楚な紅侘助です。色は少しオレンジがかったピンクで花弁は肉厚。

椿の葉に再びセミの抜け殻を見つけました。去年の夏からここにぶら下がっていたのでしょうか?
形の良い沖の浪です。名札には2009年10月に植えられたとあります。

濃紅色の秀芳唐子です。中輪で花期は4−5月とされますが、早く咲いていました。
大ぶりな白い椿です。今年は花つきが良いです。

椿の絨毯の正体は、いつもこの太郎冠者です。

太郎冠者は今年も溢れんばかりの花の数です。
その向かいでいち早く咲くのが鈴鹿山です。

下の写真の椿は、斑入りの大型の品種です。
地面に落ちてもゴージャスです。
落ちていた大輪の古金襴(こきんらん)です。八重の牡丹咲きで、花期は3−4月です。高い枝先で咲いている花たちは、撮影できず残念でした。
妖艶な白い椿です。中心がほのかにピンク色。
正統派の美しい椿、紅羽衣です。
そして牡丹咲きの太神楽です。花期は10月から3月までと長く、花は紅地に白斑が入ります。

大賀ハスのふるさとでは、一年を通して自然を楽しむことができます。冬の椿を見ていたら、この恵まれた環境を守っていかなくては、という気持ちを新たにしました!

今日の活動報告は以上です。


(担当: れい)
コメント (3)
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2021年2月20日 活動報告① 森の整備

2021-02-20 11:34:21 | 日記
今朝の気温は8度、気持ちのいい乾燥した晴れのお天気でした。今日の活動は、ハスの見本園の近くの森の落ちた枝や下草の処理を中心に行いました。
暖かくなってきて、来月あたりから蓮たちのお世話で忙しくなる季節。ボランティアの参加数も増えてきました。朝礼では河津桜と紅白の梅が咲いたことが報告されました。

見本園を見下ろす満開の河津桜にメジロが2羽訪れていました! 画像中央にメジロのおなかが写っています。

蓮の見本園の奥では、今年も紅梅の梅が咲きました。下の写真は白梅。
紅梅も満開です。大賀ハスのふるさとの会では、梅と桜の時期が終わると、いよいよ蓮のお世話で忙しい時期の到来という感じです。
蓮の見本園の入口に立つと、左手の奥に紅白の梅の木が見えます。


森の下草を刈り、落ちた枝を寄せる作業を行いました。

藪のような状態では、蜂が巣を作る環境を与えてしまうので、風通しを良くします。
さらに下草を刈りました。

椿の回廊のわきに枝を仮置きしました。
椿の幹にセミの抜け殻を発見。

冬の間に倒木の処理、枝打ちも行ったので日が差し込むようになりました。
今日は蓮の見本園での作業は行いませんでした。朝方はマスにまだ氷が張っています。

大賀蓮のマスの様子です。泥のなかでは蓮根が長い休眠期から目覚めようとしています。

門のそばの修景池には大賀蓮だけが植えられています。泥の中の蓮根たちが間もなく活動開始するでしょう。


報告がつづきます。

(担当:れい)
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2021年2月6日 活動報告② 一葉を支える

2021-02-06 20:07:38 | 日記
今日の作業で大変だったのが、ロータリーのそばに咲く一葉(いちよう)という桜に支柱を立てることでした。
この桜は昨年秋ごろに傾いてしまって、今にも倒れそうでした。2020年10月3日のブログの最後のほうでご報告したとおりです。この桜には近寄らないようにロープを張っていました。
一葉さん、今日までがんばってきました。


クレーンを使って反対側から引っ張ることによって、木を垂直に戻そうとも考えましたが、地中の根が切れて地表に盛り上がっているので無理だろうとあきらめた経緯があります。

そこで、近くにあったイチョウの倒木を支柱として使ってはどうかと、南先生を中心にユンボを使った作業開始です。イチョウの倒木を一葉のそばまで運びます。
まずは、傾いた一葉の枝の下に入るよう、支柱の形と長さを電動ノコギリで調節しました。

支柱の長さの確認です。これが長すぎても短すぎても後で厄介です。
支柱の場所を決め、南先生がユンボで支柱のための穴を掘ります。

同じく南先生のクレーン車を使って、掘った穴に支柱を慎重に移動します。
支柱を穴にゆっくりと下ろします。

ちょうど良い位置に支柱を収めるのに何度かやり直しました。

クレーンで一葉の枝を傷つけないよう微調整がつづきます。

やっとぴったりの位置に収めることができました。ここなら支柱としての役目を果たしてくれそうです。

作業に関わった皆様、お疲れ様でした。一葉もホッとしていることでしょう。ピンク色の八重の花が咲いたらまた報告します!

つづいては、近くの林で昨年に倒れた大木を移動しました。朽ちていて、ボロボロに崩れてしまいます。

すると、朽ちた木片から大量のカブトムシの幼虫が出てきました!
居合わせたボランティア一同、少年少女に戻って興奮気味。ぷっくりとしていて可愛らしいです。森が豊かな証拠ですね。

ロータリーの植木の足元の草刈りも行いました。
そのロータリーから見える杉の木は間もなく花粉を放出しそうな色をしていました。

森ではマンサクが咲いています。花の間から陽が透けてきれいでした。


報告は以上です。

(担当: れい)
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2021年2月6日 活動報告① 蓮の藻とり

2021-02-06 17:00:44 | 日記
今朝は気温7度、穏やかな日差しの中での活動となりました。まず行ったのが、蓮の見本園の藻および水中に溜まった落ち葉の除去作業です。環境整備としては、一葉(いちよう)という桜の木に支柱を立てたり、昨年に倒れた大木を移動したり、草刈りなどを行いました。
立春を過ぎた最初の活動日、大勢のボランティアが集まりました。朝礼での会長のご挨拶です。

今日は大賀ハスのふるさとの会の顧問である南定雄先生が作業用の重機で駆けつけてくださいました。


ようやく蓮の見本園の氷が溶けてきたので、藻取り作業ができるようになりました。

冬の弱い日差しのもとでも藻はどんどん成長します。
秋以降に溜まった落ち葉も搔き出しました。
大賀蓮のマスも藻と枯葉でいっぱいです。
マスの中からオタマジャクシが登場! まるまると太っています。

ヤゴもいました。大きいです。

見本園のそばの椿の回廊では、ピンク色の椿が咲いていました。

散った椿も風流です。
赤い椿も咲いていました。

報告がつづきます。

(担当: れい)
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