国際学どうでしょう

私が気にしている情報のメモ

小池防衛相と沖縄との「密約」

2007-08-18 03:03:33 | 時事問題
小池防衛相と守屋次官の対立は、騒ぎが大きくなりすぎた。官邸は、27日に先送りの予定を変更し、すぐに調整に入った。その結果、小池氏と守屋氏の痛み分けという形で、新防衛次官には両者が押す候補ではなく、第三の候補者(増田好平人事教育局長)が内定したという。

ところで、小池氏と守屋氏の対立はこのように報道されている。
「守屋氏の後任人事をめぐっては、小池氏がイージス艦の中枢情報流出事件を踏まえ、情報保全の強化には警察庁出身の西川氏が適任と判断。一方、防衛省内には生え抜きを起用すべきだとの意見が根強く、対立が続いていた。」(http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news.php?genre=Main&id=2007081701000487.xml)
必ずしも情報漏洩だけが問題でないようだ。小池氏が沖縄と「密約」をしたのではないかという報道が相継いでいるのだ。
「小池百合子防衛相と守屋武昌事務次官の確執をめぐり、小池氏と沖縄県側に密約があったとの憶測がくすぶっている。基地問題で強硬路線を唱える守屋氏を更迭する代わりに、普天間飛行場の移設問題で県側に理解を求めるという筋書きで、背景には守屋氏の後任人事と移設手続き開始が同時進行していることがある。小池氏は十五日午後、米軍普天間飛行場移設予定地の沖縄県名護市を訪問。十六日まで滞在する予定だが、島袋吉和名護市長との会談が取りざたされるなど、動向に注目が集まっている。」(http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708150274.html)
もちろんこのような「密約」に関しては、小池氏も沖縄県の仲井真弘知事も否定している。しかし16日「小池氏は、会長を務める「かりゆしウェアを世界に広める会」の催しに出席。その名護市の会場に島袋市長が「開催地の市長として駆けつけた」と姿を見せ、会場に驚きが走るなか、小池氏と握手を交わした。」(http://www.asahi.com/politics/update/0816/TKY200708160365.html)

しかしサプライズはここまでであった。小池防衛相と島袋市長との会談は行われなかった。もっとも、沖縄の人は正直なのか、次のような報道もなされた。
「防衛省人事を巡っては、小池氏と沖縄側との「密約」があったと名護市議が暴露した。基地問題で強硬姿勢の守屋次官を小池氏が更迭する代わりに、普天間移設の第一歩となる環境影響評価方法書を防衛省が沖縄県に提出することに理解を求めるという内容だ。島袋氏との会合が流れた背景には、こうした微妙な状況もありそうだ。」(http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070817AT3S1600Z16082007.html
小池防衛相の官邸対策さえ万全になされていれば、大物次官更迭とともに、沖縄では防衛相が名護市長とにこやかに同席して会談するというサプライズが見事に完成していたというわけであった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 防衛省次官人事に関する感想... | トップ | 監督さんも大変だね »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事問題」カテゴリの最新記事