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西岡武夫参院議運委員長のクールビズに関する独り相撲

2007-08-10 22:49:24 | 時事問題
9日の参院議運理事会で西岡武夫委員長(民主)は、次の臨時国会から参院の本会議や委員会審議でのネクタイ着用義務を提案した。「制服の子供が参観しているのに大人がリラックスした格好をしていていいのか」ということらしい。

先の参院選で小沢民主党代表が、暑い中、スーツとネクタイ着用で選挙運動をしている映像を見た。小沢氏は、クールビズの安倍首相との違いを演出していた。ここから考えて、西岡氏の提案は、参議院においては、自民党・多数の衆院とはひと味違う様相を、ドレス・コードでもって演じさせようとしているのかと考えた。

当然のことであるが、温暖化防止のために、夏期でも室温は28度のまま維持されるはずであろうから、暑い時期の参院審議は大変だと思った。もっとも暑くて審議がはかどらないようにわざとしくんで、自民党政府に対抗するつもりなのかしらとも思った(冗談)。

しかし新聞記者は、西岡氏の提案を次のように生臭く描いている。
「クールビズは小池百合子防衛相の発案。西岡氏の提案に対し、「新進党、自由党と行動をともにしながら、自民党に戻った小池氏への意趣返し」(民主党参院国対幹部)との解説が聞かれる。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000121-mai-pol
政府からは、この提案に嫌みが言われる。
「塩崎官房長官は10日の記者会見で「民主党は、地球温暖化対策に熱心だと思ったが、そうではないようだ」と指摘した」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070810-00000215-yom-pol
本日、この騒ぎの動きがとまった。
「西岡武夫参院議院運営委員長(民主)は10日の同委理事会で、自ら提案した「本会議場、委員会室でのネクタイ着用義務化」を議題として取り上げなかった。次の協議日程も示さなかったため、提案を事実上撤回したとみられている。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070810-00000246-jij-pol
西岡氏のこの提案には、スタンドプレーと身内からも批判が出たそうである。「何だそんなことなのか。くだらん」と思うとともに、民主が多数の参院の賢明な運営に期待をあまり抱けず、とんでもない事態になりそうな予感がしてきた。
コメント
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