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あまえこ

2008-05-13 20:47:20 | のりこ
『あまえこ』とは、秋田の方言で『甘酒』のこと・・・。

私の住む横手の冬の風物詩かまくらで、子どもたちが
「あがってたんせ」(いらっしゃいませ)
と声をかけて道行く観光客を招き入れ、温めた甘酒を振舞うという伝統行事が今も受け継がれています。

子どもの頃から馴染みの飲み物だった「甘酒」。大人になって地元以外の地で飲んだところ味が違うんです そんな経験もあり、最近ではすっかり口にしなくなっていました。

ところがそんな「甘酒」のことを、今年3月に我が横手市で行われた全国発酵文化サミットの中で
「甘酒こそ栄養がバランスよく配合されている飲み物はない!」
と講演された先生がいました。


甘酒にはブドウ糖が20%以上含まれ、人間が生きていくために不可欠なビタミン類(ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、イノシトール、ビチオンなど)が豊富に含まれているのだそうですよ

さらに米麹のたんぱく質は発酵の過程で分解し必須アミノ酸に変わってくれるし、腸内環境を整えるオリゴ糖を含むので、優秀な食品だったんですね

かまくら横手の冬のあったか飲み物として代表的な甘酒、実は疲れた体が甘いものを欲しがる夏こそ冷たくして飲むのがよいのだそうです。そう言えば、森永で出している缶入りの甘酒は冬は赤い缶なのに、わざわざ夏用を青色缶にして冷やして売ってますよね

ちなみに江戸時代には夏の飲み物として売られていたそうな。昔から甘酒は夏バテ防止ドリンクとして知られていたのでしょうね。もちろん体を冷やさないように温めて飲むこともおすすめです。

今年の夏はちょっと「甘酒」を見直してみよと思うのでした。

みなさまにも横手の「あまえこ」をおすすめします。味が違いますよ

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