入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’22年「秋」(39)

2022年09月26日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 日ごろから「嗜眠癖」を自称する身で、昨夜は4時間くらいしか寝てない。眠っていた時間はもっと短かっただろう。
 いつもなら、適当に時を過ごして再度眠りに入るのだが、この夜は午前3時半から撮影の予定が入っていてそういうわけにはいかなかった。とりあえず湯を沸かしコーヒーを飲み、長い一日には睡魔と闘うことも予想し、勝負に臨む人並みに気を張らねばと言い聞かせた。
 驚いたことに週末、唯一キャンプの取り消しをしなかった3人組は、まだその時間も焚火をしながら起きていた。若い男女の笑い声や、話し声が聞こえてくる。(9月24日記)

 真っ青な空が見えている。少なくもきょう一日は気持ちの良い秋日和が続きそうだ。問題は明日27日だが、当日に予定されている撮影は、関係者が期待するように「さくさく」といくのかどうか、案じられる。
 
 この独り言で時々、撮影のことを独り言ちることがある。しかし詳しいことには触れないようにしている。CMなどになれば守秘義務が生ずるし、関係者以外の人が撮影現場に来られても困るからだ。また、そんなことをここの宣伝に利用などしたくない。
 中年の夫婦が、何年も前に放映されたテレビドラマと自分たちの人生を重ねて、どうやって調べたのか何としてもその舞台に立ちたいと夕暮れ時に訪れたことがあった。気持ちは充分に伝わったから、対応に苦慮した。
 先述の撮影は早朝、というより夜中から始まったにもかかわらず終始気持ちよく進行し、予定通りに無事終了した。皆いい人ばかりだった。また来てもらいたいと思ったほどだ。
 この業界も"巨匠時代"の雰囲気とは大分変ってきたような気がする。中には、まだ傲岸不遜な古い時代の残臭をにおわす女性監督もいたが、偏屈者の牧守にはそれでは協力しようという気が湧いてこない。
 いつもながら、裏方に回る人たちの努力は遠くから褒めている。

 早く鹿を捕獲しろと昨日、下から督促が来た。牛が下りた日から誘引はやっているが、罠はまだ仕掛けてない。ある牧区など常時100頭以上の鹿が常住していたのに、昨日の夕暮れに見回ったら1頭もいなかった。撮影の影響である。それほど鹿は敏感で警戒心も強い。
 2,3頭捕獲しても、有害動物駆除としては意味がなく、もう少し誘引を続け、鹿を安心させてから仕掛けた方がいいのは分かっている。しかし、彼らの要請に応ずることにした。

 天候状況、予報の影響で9月は例年になく訪問者が少なかった。10月になれば天候も安定するだろうと考えている。キャンプ場を含む「入笠牧場の宿泊施設のご案内」は下線部をクリックしてご覧ください。
 本日はこの辺で。
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