入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

テイ沢無惨! 丸太橋5ヶ所が流される

2013年09月19日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
天気:快晴、気温:20度C

              
 16日の台風は風雨とも相当激しかっただけにテイ沢の橋のことも心配していたが、まさか9か所に架かっていた丸太橋のうちの5ヶ所もの橋が流されていたとは・・・。
 PHは下流から数えて4番目、「夫婦ガ淵」に架けてあった橋の現在の様子。この橋は基礎部にもかなり手がかかっていただけに、その部分まで流失したとあっては修復は容易なことではない。

               
 これは最後の9番目の橋。手前の古い橋は無事だったが、昨年、丸太をヒルデェラ(大阿原)からここまで苦労して運び、そして作った新しい橋の方が流される。
               
               
 これは下から数えて8番目の橋。残っていた流木から見て水嵩が橋まで達していたはずだが、辛くも助かる。

 テイ沢はヒルデェラ(大阿原)から小黒川に流れ込む、さして急峻とは言えない1キロと少々の短い沢だが、近年はこの沢の静かな雰囲気や独特の美しさが多くの人々に愛され、評判にもなりつつある。
 沢の周囲はほとんどが手つかずの原生林で、倒木、流木の類もそのままだが、流れ落ちる白濁した清流に、そしてその流れを奔放に変える緑の苔に覆われた大小の岩に、訪れた人々は決まって魅了される。
 
 1年前、進む橋の老朽化を無視できず、一念発起して改修を決断する。しかし、関係する役所にその材料となる生木の切り出しを拒まれ、唯一伊那市が、入笠山の牧場内を走る道路周辺のカラマツの伐採を認めてくれた。そうして得た貴重な木々を皮を剥き、どれも肩に負って9か所の現場まで運んだのだ。沢の景観にも配慮し、ようやくにして修復できた簡素な、しかし思い入れの強い丸太橋であったのに。北原のお師匠、TDS君、カメサなども見かねて支援してくれありがたかったが、変わり果てた現状を見れば茫然としてしまうだろう。もちろん、橋の修復を発意した者として、落胆も大きい。
 しかしながら、あれだけの増水にも耐えた橋もある。流された橋もそう遠くまでは行ってない。もう一度気を取り直して、前回よりもさらにしっかりした橋を作るしかない。それがテイ沢のためであり、ひいては存続の危ぶまれる入笠牧場のためにもなると期待したい。ただ目下、あまりにも燃え過ぎて右胸の肋骨を痛めてしまっている(笑)。ために、果たして重い木を担げるかどうか。嗚呼。
 ハヤシさんいつも読んでくださっていてありがとうございます。本のことは気になさらず、紅葉のよい季節にお出かけください。ヤマかっちゃん来るのは、1っか月後でした。海山さん、その時キノコ汁食べにおいでください。TDS君、良いコメント多謝。そして、出動準備ネガイマス。また、貞君の専門知識が欲しい、貞君。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする