藪豆

2010年10月28日 | その他植物





2009年9~10月写真。

 ヤブマメ(藪豆)。
別名・ギンマメ(銀豆)。

日本中の山野や人家の庭などで普通に見られる、マメ科の一年草。
蔓はひも状に細く、毛の生えた3出葉が互生する。
ツルマメ(蔓豆)によく似た草姿だが、ヤブマメの小葉は幅が広い卵形。

ありふれた草だが、地下にも閉鎖花をつけ、大きめの種子がひとつだけ入った豆果ができるという、変わった習性をもつ。
地下の豆のほうは食べられるという。

8~10月ごろ、小さな紫色の蝶形花を咲かせる。




2009&2010年10月。
地上の花は枝豆状の豆果になり、中の豆にはウズラの卵のような模様がある。
「銀豆」の名は、おそらく未熟な種子の色から。

「藪豆」は藪に生える豆。


 マメ科 Amphicarpaea(ヤブマメ)属
属名のAmphicarpaeaは、ギリシア語のamphi(双方の)とcarpos(果実)が由来で、地上と地中で2種類の実をつけることから。



10/28花

2010年10月28日 | その他

ヤナギバヒマワリ。


セイタカアワダチソウ。
悪名高いわりに、このあたりで群生というほどのものは見かけない。
北国で勢力を伸ばすには開花時期が遅すぎるのかもしれない。


日陰ではまだ咲いているオオハンゴンソウ。
北国で威勢を誇る外来植物はむしろこっち。