先月写真になってしまいましたが、キタテハ。
もちろん虫記事をご覧になるような方は、蝶など見向きもされないでしょうが、視点を変えてみるとこれはこれで興味深い代物なのです。
羽裏。
煮しめたような暗色の中に、謎の「L」。
さらに毛むくじゃらな胴体に視線を転じてみれば、前2対が退化し4本となった足が獣じみていて、とたんに悪夢めいてきます。
正面から。
もはや、聖アントニウスの誘惑の悪魔です。
上から。
なんなのかすら分かりません。
当ブログにおける「ムシ」の定義―日常にいつの間にか浸潤し、凝視することで初めてそうと認識される異物―そのものです。
蝶も立派な虫であり、虫撮りとは、文学的視座で世界を認識することにほかなりません。
もちろん虫記事をご覧になるような方は、蝶など見向きもされないでしょうが、視点を変えてみるとこれはこれで興味深い代物なのです。
羽裏。
煮しめたような暗色の中に、謎の「L」。
さらに毛むくじゃらな胴体に視線を転じてみれば、前2対が退化し4本となった足が獣じみていて、とたんに悪夢めいてきます。
正面から。
もはや、聖アントニウスの誘惑の悪魔です。
上から。
なんなのかすら分かりません。
当ブログにおける「ムシ」の定義―日常にいつの間にか浸潤し、凝視することで初めてそうと認識される異物―そのものです。
蝶も立派な虫であり、虫撮りとは、文学的視座で世界を認識することにほかなりません。