10月上旬。
2009年8月下旬。
スピードリオン。
別名・リオン、ケローネ、ケロネ、チェロネ、ジャコウソウモドキ(麝香草擬)。
英名・Turtlehead、Pink Turtlehead
北アメリカ南東部原産の、ゴマノハグサ科の耐寒性多年草。
花壇の植え込みや切り花に広く利用され、流通名は「スピードリオン」がもっとも一般的と思われるが、これは本来、早生の品種名。
草丈は最大で1メートル近くになるが、30センチ以下の矮性品種もあり、鋸歯のある葉が対生する。
7~10月ごろ、ピンク系または白色の花を咲かせる。
花の形がカメの頭に似ていることから、英名は「Turtlehead」。
「麝香草擬」のジャコウソウ(麝香草)はシソ科の多年草で、おそらく花が似ていることから。
ジャコウソウの属名では逆に、「Chelonopsis(Chelone属に似た)」となっている。
「リオン(Lyon)」は、種小名が「lyonii」とあるので人名だろうが調べきれず。(18、9世紀アメリカの植物学者John Lyon?)
ゴマノハグサ科 Chelone(ジャコウソウモドキ)属
属名のCheloneは、ギリシア語のchelone(カメ)が由来で、花の形から。