スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

ウロフ先生、チェック入ります

2006-10-26 22:22:14 | 授業 楽器
初霜、急に寒くなりました。
(そういえば昨夜初めてキツネを見た!キツネって寒いのが好き?)
最近は、調理師が病欠でずっといないので、寮に朝食を持ってきて自分たちで用意してます。

朝、寮のラウンジのソファでパンをかじりながらみんな落ち着かない様子。
そう、今日はウロフの授業。宿題がたくさんでているのに誰もしてません。
というのも明日は私たちのコンサートなので、それどころではなかったから。

一人「ウロフ、私たちが宿題してないから怒るかなぁ」と。
みんな、うつむいて沈黙。
「ところで宿題って何があったんだっけ?」と、アホな質問は私。
別の一人「今日、普通に授業するのかなぁ。リハさせてくれるかなぁ。」

結局、宿題をしていないのでせめて遅刻せずに行こうということでチーズやバターをさっさとしまい学校へ。
何をそのくらいで心配しているのだろう?スウェーデン人の国民性とは関係ないよねぇ?と不思議に思いつつ。

ともかく、ウロフ先生は怒りませんでした。
逆にコンサートのことすっかり忘れて宿題だしてゴメンね、と言いリハのチェックをしてくれることに。
コメントをくれながら、一通り終わると問題の曲をさらに重点的にアドバイス。

前にも書いたけど、みんなで弾く曲は数曲で、後は小グループ。
私の小グループは、ワルツ、「さくらさくら」、歌(の伴奏)、アイリッシュ、ルネッサンス音楽。

どれも一応OKがでたけど、ワルツがちょっと問題。
私たちが、ブン、チャッチャのチャチャで軽く跳ねすぎるとの指摘。もっと、ぐるんぐるんと車輪が回っているように弾くよう言われる。ウロフによると、ブンチャチャではなく、”ワンワンワン”(腕を円を描くように振り回しながら)だそう。なるほど、確かにいい感じになる。(どうリズムを取るかはどのワルツかにもよる)

さてさて、明日はコンサートだというのに、今日はTobotorsdag(トボの木曜日?)。トボはこの村の名前。このトボトシュダグというのは、月に一回木曜日にいろんな音楽イベントあり、今夜がその日。
私たちは、夕方からコーヒーを作ったり、お客さんを迎え入れたりしないといけない。今日のコンサートは、ここの先生でもあるソニアとサルストレムファミリーによるコンサート。
明日は私たちの本番で忙しいし、今夜の話しは明日書けるかな?
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2 コメント

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宿題。 (ごんた@枕犬)
2006-10-27 01:01:05
こんばんは。

宿題をせずに行く事を心配するのは、学生としては健全なんでは?!そこに違和感もっちゃぁダメダヨ

ところで宿題ってどういうものなんだろう?この曲練習してきてねとかかな?
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ごんた!いらっしゃいませ (管理人)
2006-10-30 12:07:34
宿題とは、「あれとこれを練習して、あの曲のメロディーを覚えてくる」といったものでした。

日本人っぽいところにいつも違和感を抱いてしまいます…。

私の西洋人の勝手なイメージだと、「コンサート前だから、しないものはしない」と自己主張するような。でも、この気質は北米のほうにありがちなのかな。



結構、この学校のスタッフもいい意味で細かく、ちょっと質問をすると、数時間後には箇条書きの文書にしてみんなに配ったり。



学生間もみんなが平等になるようにいろんな事を決めていって、日本の感覚と同じ。



(アメリカン人のクラスメートは、「そんなこと決めなくていいよー。したい人がしたいようにすれば?」と。←こっちが私の外国人のイメージに近い)
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