スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

ハーモニーを即興で

2007-01-23 16:47:52 | 授業 楽器
1/19に引き続きハーモニーをつける練習を今日も。
コード進行がシンプル(TSDT)なGåsvikarnMasbopolkettをつかって、グループごとに分かれ即興でハーモニーを作る練習。
歌をやっている人、ギターやコードに慣れている人は結構、すぐに出来る。
私はというと、譜面上では作ったりするけど、即興って感覚的に避けてしまう。
さぁて、できるかな?

、まずは、メロディとコード進行を確認して流れを体で感じる
、メロディにあわせてハーモニーをつける
番号をうつまでもなかった。手順は、ズバリ1番しか無い。
意外や意外。つくりやすい曲を挙げてくれたからか、なんとなく弾いたら出来てしまった。すごーい!
「すごい」というのは自分に対しではなく、手順を導いてくれた先生への言葉、もちろんね。

それから、イェムトランド地方(Jämtland)、ダーラナ地方(Dalarna)など色んな地方の曲を習う。ちょっと残念なのは、あまり地方ごとの代表曲を教えてくれても、知った曲ばかりなこと。それはおいといて、ディッテに興味深い話を聞いた。

ストックホルムでは、ボーダ、ウッシャ(どちらもダーラナ地方の町の名前。つまり、そこに伝わる曲のこと)、ボンドポルスカ(ウップランド地方の曲)、どんな曲でもゆっくりすぎる位のテンポで演奏/ダンスするらしい。ニューヨークに招待されて行った時も、ディッテの演奏は「速すぎる」と言われ、このストックホルムの現象と同じだったらしい。
もちろんディッテのテンポについての話ではなくて、ストックホルム等、その曲の地方と離れた場所で弾くとき(またはダンスの伴奏)、その地方の本来の曲調やテンポを確認する必要がある、と。
スウェーデンから遠く離れた日本に住む私も他人事ではない。オリジナリティを持たせる、という方向性はアリだけど、伝統的にはコレだというのを時折再確認しないといけない。

ところで、今日は日本からお客さんが来た。
夏の3~4日間、日本人向けにニッケルハルパ・コースをここで開催するらしく、学校側とその話をしにKさんが来ました。最低4人は参加予定とのこと。小規模ならがらも日本でも徐々に広まってきている様子。フランスやドイツのように広まっていくといいな。
予期せぬお土産までもらってしまい、Kさんありがとうございます!
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