布屋忠次郎日記

布屋忠次郎こと坂井信生の日記

扶桑社版教科書

2005-07-13 23:00:00 | 日本
埼玉県大田原市で、公立中学の歴史と公民に扶桑社版教科書が採択された。
産経のサイトhttp://www.sankei.co.jp/edit/kenban/tochigi/050713/kiji01.htmlによれば、この件で大田原市役所には激励と嫌がらせの電話やメールが相次いだという。市関係者は「量的には激励の方がはるかに多く、安心した」と話しているそうだ。

この報道では、男の声で「(扶桑社の教科書採択を)やめないと、市内の子供を次々に殺す」との脅迫電話もあったとのこと。
たぶん、騒ぎを大きくしたい愉快犯だろうと思いたい。がしかし、前回の教科書改訂のときにも、市民団体の手で暴力的あるいは脅迫的な採択妨害運動が行われたことだし、左翼はそもそも「今の自分たちの目的のためなら、今までの自分たちの主義主張と矛盾してもかまわない」という考え方をする人たちなので、扶桑社版を妨害するためなら子供を人質にするような脅しぐらい平気でやりそうな気もする。

ちなみに朝日のサイトhttp://www.asahi.com/national/update/0713/TKY200507130126.htmlによると、教育委員会が開かれた会場の前では、採択に反対する住民らたったの約30人ほどが抗議集会を開き、会見後に会場を出ようとした教育長の公用車を取り囲んだという。
読売のサイトhttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050713it02.htmによると、集まった反対派は約40人で、会場の市勤労者総合福祉センターのロビー内でも抗議行動したそうで、これはやりすぎだろう。目的のためなら手段を選ばない人たちではあるけれど。ロビー内まで立ち入っての抗議行動を朝日が報じていないことからも、マスコミも「やりすぎだ」と思っていることがうかがえる。

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