布屋忠次郎日記

布屋忠次郎こと坂井信生の日記

とうきょうスカイツリー駅だなんて、陳腐すぎる

2010-12-28 00:26:10 | ニュース
伊勢崎線業平橋駅が「とうきょうスカイツリー」になるそうで。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010122700601

業平橋駅は、業平橋にちなんだのだろう。
業平橋は、隅田川で都鳥を歌に詠んだ在原業平にちなんだのだろう。

藤原高子姫に手を出したために藤原氏の怒りにふれ、東国へ追放となった業平。隅田川で
「名にしおはば いざ言問はん 都鳥 我が思ふ人は ありやなしやと」
(私訳:都の鳥という名をせおうくらいなら、さあ尋ねたい。都に残してきた私の思い人(藤原高子)はどうしているかと)
と詠んだ、ロマンチスト。

のちの鎌倉時代、伊勢物語を読んだ宜秋門院丹後から
「おぼつかな 都に住まぬ都鳥 言問ふ人にいかが答へむ」
(私訳:わからないわねぇ。隅田川のミヤコドリは京の都に住んだことないだろうに、たずねられても高子姫のことなんてどうやって答えろっていうのかしら)
なあんてツッコミ入れられたという面白さもあったり。

情緒もへったくれもない陳腐な名前に、あわてて変えなくてもねぇ。
ほんの少し鉄分が濃い目な私。今のうちに駅の写真でも撮りに行こうかな。



ジェフ千葉がJ2降格

2009-11-09 23:39:55 | ニュース
ジェフ千葉のJ2降格が決まりました。昨年の最終節のような奇跡はついに起きず。「日本リーグ、Jリーグを通じて一度も下部(日本リーグ2部、旧JFL、J2)リーグに降格したことのない唯一のクラブチーム」とも呼ばれたけど、実際には残留争いを繰り広げるだけの年度も多かったし、時間の問題だったのかもしれません。

2004年にチーム名が「ジェフユナイテッド市原」から「ジェフユナイテッド市原千葉」に変わっても。
呼称が「ジェフ市原」が「ジェフ千葉」になっても。
ホームスタジアムが市原臨海競技場からフクダ電子アリーナになって、2005年を最後に市原市内ではジェフの試合が行われなくなっても。
それでもジェフを応援するサポーターが市原市内にも多数いるのだろうとは思います。

けどわたしなんかは、もともとサッカーファンでさえなくて、子供が通っていた幼稚園にエスコートキッズの募集があったのをきっかけに何度かホームゲームを見に行くようになったくらいの、つまりジェフが地元チームだからという縁があるからこそ応援していたわけで。

だから名実ともに「市原のチーム」ではなく「千葉のチーム」となっていたジェフがJ2降格になったと聞いても、なかば以上は他人事にしか聞こえなかったわけです。
「市原市に対し誠意もなく冷たくしたからだよ」とまでは思わないけど(市原市の対応も完璧ではなかったようだし)、「ジェフ市原はJ1の座を守ったけど、そのあとは」とは思ってしまうかな。

確かに、チームとして初タイトルとなったナビスコ杯をとったのは「市原千葉」になった2005年だったけど。
でも翌2006年、市原市内での試合が行われなくなったその年が、よくない方向への転機になってしまったような。オシム(パパの方)を代表にとられたし、そのオシムを招くなどチーム全盛期を築いた祖母井統括本部長をシーズン中に欧州チームに引き抜かれたし、シーズン後には阿部勇樹などが移籍していって。

市原臨海競技場では交通の便が悪すぎたし、その点は市原市内在住のサポーターにとってもフクダ電子アリーナになって便利になったのだろうとは思う。
けど、フクダ電子アリーナが本拠になってからの、「ジェフ千葉」になってからのファン(それはもしかしたら現在のファンの少なくない率かも)は、他のJ2チームや、J2から昇格したJ1チームのファンとは違って、最初から「J1のチームのファン」なわけで。そうした人たちは、J2のチームを支えるとか、自分たちがJ1に押し上げるんだという気概を、短くても1年、長ければどれだけかかるわからない期間にわたって持ち続けられるのかな。もしそれができたときはじめて、フクダ電子アリーナへの本拠地変更も含めて千葉市への移転が成功したといえるのでしょうけれど。

最近の浦和レッズサポのニュースとかは、もしかしたら「Jのお荷物」と呼ばれていた頃からのサポというよりは常勝チームになってからのサポかもと思ってしまう。
今年の千葉ロッテの横断幕騒ぎ(これとかこれとか)なんかも、あの18連敗の時に黒木と一緒に涙した層ならありえないような横断幕だったようにも思う。
「だから応援する」という人と「それでも応援する」という人とでは、愛の種類が違うように思う。「ジェフ千葉」になってからの応援層はどうだろう。

さよならオンワード・オークス~社会人アメフトのこと

2008-12-19 08:55:50 | ニュース
あれはいつのことだったろう。横浜スタジアムでのパールボウル準決勝、場内アナウンスが奮っていたっけ。
「第一試合、松下電工インパルス対NECファルコンズ、バトル・オブ・エレクトロニクス! 第二試合、レナウン・ローバーズ対オンワード・オークス、バトル・オブ・アパレル!」

もはやレナウン・ローバーズは存在しない。私の中でライスボウルといえば「京大vsレナウン」だったのに。(アメフトにハマった時期的に)
NECファルコンズも存在しない。SEに絞って就活した結果、一部リーグで活躍してるチームがあるからとNECのソフト子会社に入ったのに。(就活なんて略語もなかった時代です。ファルコンズはNEC本体ではなくグループ会社のチームだったので、後援会にも入れませんでしたが)
インパルスはがんばっているけど、社名変更で「パナソニック・インパルス」になってしまったのはほんの少し寂しい。
そして、オンワード・オークス。

「日産のアメフト部は日産プリンスパルサーズっていうんだぜ」
「じゃあオンワードは樫山ズか?」
なんてこと言ってたらほんとに樫(オークス)だった。パルサーズも、もういないよな。Xリーグがまだ「東京スーパーボウル」だった時代。パールボウルのゲストに「49ersの」ジョー・モンタナが来りしてた時代(「これから毎年来ます」と言ったわりにそれきりだったような。その後チーフスで復帰して忙しくなったかな)。
オールドファンだと自慢するわけじゃないけど、私のイメージではリクルート・シーガルズも若いチームだし、鹿島ディアーズさえ新興チームだったりするのです。(最近見てないと言ってるようなものだけど)
雨の駒澤競技場で、1チームの人数より少ない観戦者(20人もいなかったかも)の一人として、オンワードと戦うNECを応援したのが懐かしい。(いまでは関東の社会人は東京ドームでの試合がほとんどな気がするけど、当時ファルコンズは悪天候に強かった印象がある)

オンワードは一時期、「オンワード・スカイラークス」と名乗っていた。企業チームから、企業にスポンサードされるクラブチームとなって、「すかいらーく・スカイラークス」と合併したものだったと思う。合併前のすかいらーくは「競技することは仕事に生きるから、入社3年(だったかな)はアメフトだけやれ、そのあとは仕事に専念」という考えだったと、アメフト月刊誌で当時読んだ記憶がある。だからベテランはいないけど、社の理解の下で、卒業引退を控えた学生選手のような緊迫感で戦っていただろうそんな若い選手たちがオークスに合流したのだから期待は高かったし、それに答えたと思う。
でも今シーズン前にすかいらーくが支援から撤退、懐かしいオークスというチーム名に戻ったのはオールドファンとしてはうれしかったのだけど。

NECファルコンズの撤退は、たぶんだけど、予定されたものだったと思う。パールボウルトーナメントでの活躍にも関わらず、補強していこうという意思がある時期からまったく見えなかったから。「これだけの実績を上げたから、来年はいい選手に入ってもらってさらに」と期待するのだけど、次のシーズンはまた同じようなメンバー。解散したときは納得してしまった。
けどオークスは、チームにとっても選手にとっても、かなり急だったんじゃないかなぁ。今年に入ってのこの経済情勢ったらなぁ。
それとももしかするとだけど、「最後はオークスの名で」ということだったんだろうか。

(あやふやな記憶と思い込みとで書いています。)

オンワードオークスが!西武が!なんてこったい!

2008-12-19 06:51:07 | ニュース
アイスホッケーの「西武」が今季限りで廃部!
アメフトの「オンワード・オークス」が解散!!

アイスホッケーのことは知らないけど。
アメフトの母国アメリカが引き起こしやがった金融危機で、日本有数の実力ある名門オークスがこんなに簡単につぶれてしまう。
無念。

ジェフ、生き残る。

2008-12-08 19:37:23 | ニュース
ジェフが生き残ったそうだ。最終節でFC東京に勝った上で、磐田と東京Vの結果によるという状況だったのだけど。
ジェフは0-2で追う展開から4-2の逆転勝利。しかも磐田が大宮に、東京Vが川崎に破れたため、入替え戦さえなしで1部残留が決まり。
Jの前身時代から一度も2部落ちがないということで、マスコミもチーム名に「名門」と冠して残留を報じてたけど、「かつての栄光も今は昔」という名門にならなくてよかった。

悪質運転は免許取り消し10年

2008-12-04 21:58:20 | ニュース
酒酔い+轢き逃げで免許取り消しになった場合は、10年間、免許を取り直すことができなくなるそうだ。
警視庁は抑止力効果を期待しているようだけど、どうなんだろ。

抑止力って、冷静に考えられる人には効果あるだろうけど。酒酔い運転で人を轢いてしまったという異常事態においては、今まで以上に「捕まったらおしまいだ、逃げろ」という反応を惹起するんじゃないだろうか?

「飲むか飲まないか」の局面で抑止効果を発揮してくれ。「轢いた人を救助するか逃げるか」という局面では効果はむしろマイナス。

それってテロリストじゃん

2008-12-01 08:47:25 | ニュース
黒地に白くドクロを染め抜いた旗をかかげ「目的のためには手段を選ばない」と演説するやつがいたら、映画のワンシーンでなきゃテロリストだよな。
今朝NHKを見てたらそういう、アルジャジーラが流すような演説が流れてた。これをオーストラリアの国民が続々と「支援する」と言い寄付しているそうだ。

結局は見せしめか

2008-10-28 23:02:01 | ニュース
よけいなことを、と思う。JBCのことだ。辰吉丈一郎の試合を実現させたタイのプロモーターにペナルティだってさ。彼と関係するタイ人選手の日本での試合を認めないんだって。
協会のメンツってやつですか。あなたたちは日本相撲協会ですか。関係ないボクサーを巻き込んでまで、協会の引退勧告に服従しなかった辰吉に仕返ししたいわけですか。

私も、辰吉を応援はできないですよ。したいけど、無責任になる気がするから。
でも、本人がリスクを承知でそれでもやりたいってんなら、「国内を管轄する責任がある我々としては認められないんだ」だけでいいじゃないか。「それでもボクシングしたいので、国内に責任を持つ協会には迷惑をかけないやり方で」っていうやつを、管轄外の国外まで追っかけて服従させなきゃなりませんか?タイの拳闘界に対する内政干渉だよ。

辰吉丈一郎

2008-10-27 22:49:06 | ニュース
男一匹38歳、母国を追われタイで復帰戦勝利。
別にファンなわけじゃない。ただ、40歳になるとき自分に何もなさすぎて死にたいほどだった私には、まだおわりじゃないとばかりに生き場を求めて行く38歳ニュース記事の中だけでも少しまぶしい。

まあ統括団体としては、失明する危険のある選手をリングに上げるわけいかないわけで。ただ、その可能性を覚悟の上で「それでもボクシングがやりたい」という男にはどうしたらいいのか。
応援したいと思う一方で、だれか止めろよとも思う。復帰を祝福したい一方で、それは無責任ではと思う(多分、いつか最悪の事態になった時に、少しでも応援の気持ちを持ったことを棚に上げて「やめておけばよかったんだよ」と言いそうな自分がイヤなんだ)。

今回は7カードのうちの第2試合という前座扱い、しかも相手は日本で5戦全敗の19歳という実績なき若造。はっきり言ってしまえば「復帰した」という事実のためだけの試合だろう。では「次」は?
「がんはれ」と言いたい。「もういいだろ」とも言いたい。

パンも規制しないと!

2008-10-27 22:29:33 | ニュース
前に、こんにゃくゼリーによる死亡事故で「流通してること自体がおかしい」なんてことを言う人について書いたけど、先日は船橋で小6男児が給食のパンを詰まらせて窒息死しました。
しかも東京消防庁によると、平成18,19年の2年だけで135人がパンをのどに詰まらせ(70歳以上が87人、2歳以下が13人)、8人が死亡(この間の餅による死者は7人)、42人が命の危険があったそうです。

念のためだけど、すべて東京消防庁だけでの数字。こんにゃくゼリーの前にパンを規制しないと!

餅を規制しないと!

2008-10-05 21:47:05 | ニュース
積み残し・書きかけBLOGのかたづけをすすめます。

こんにゃくゼリーでまた幼児の死亡事故がありました。わかっているだけで、1995年以来17人目の死者だそうです。
この件、メーカーでは商品の袋に「お子様や高齢者の方はたべないでください」と書いた統一警告マークを表示しているのだけど、それについて主婦連合会事務局の佐野局長は「これだけ多くの方が亡くなり、「行政のすき間」の商品として問題となっていたのに、行政が何もせず放置してきた結果、また1人亡くなった。警告マークをつけて済む問題ではないことが明らかになったし、そもそも高齢者や子どもが食べてはいけないお菓子が流通していること自体おかしい。早急に消費者庁を設置して、規制すべきだ。」と述べています。(asahi.comより)

・・・。
たかがこんにゃくゼリーでわが子を失った方の痛みは、察するに余りあります。けど、この主婦連合会事務局長とかっていう人の話、めちゃくちゃじゃないです?
「高齢者や子どもが食べてはいけないお菓子が流通していること自体おかしい」というけれど、じゃあ、こんにゃくゼリーとは比較にならないほど多数の犠牲者を毎年だしている餅は、もっと「流通していること自体おかしい」ってことですよね。それとも、餅で死ぬ人は自己責任だけど、こんにゃくゼリーで死ぬひとは行政の責任ということだろうか。
客観的に考えて、より犠牲者が多くて頻繁なことから解決していかないと、犠牲者が増える一方だと思うのだけど?

なんか、包丁で何人殺されても包丁は規制しないけど、ダガーナイフで数人殺されたらダガーナイフは規制します、ってのと同じ欺瞞を感じるのだけど。

イラクからの空自撤退

2008-10-04 23:50:07 | ニュース
これも9月前半のニュースだから、かなり時宜を逸したBLOGですが。町村官房長官(福田内閣当時、と付さないといけないね)が9月11日の会見で、空自をイラクから年内に撤収させる方針を表明しましたね。
陸自がサマワから(現地の皆さんからとても惜しまれながらも)無事撤収したあとも、空輸活動を継続していた空自。
正直なところ、「陸自の人道支援」は支持した坂井も「空自の多国籍軍支援」(しかもイラクを侵略した米軍を中心とする占領軍)には大いに疑問符。なのだけど。
航空自衛官をイラクに送ったのも私たち有権者なのだから、とにかくご苦労様と言いたい。…という言い方をすると、義務と責任からそう言ってるようだけど、心からお疲れ様でしたと思うし、航空自衛官が一人も撃たれず、一人をも撃たずにこれたことを喜んでいます。
とにもかくにも、無事任務完了するということです。アフガン沖に展開している海自が、日本国内の政治闘争のために一時撤収を余儀なくされたような、日本人として諸外国に対して非常に恥ずかしかった事態もありましたけど、それとは違って、多国籍軍のイラク駐留根拠とされている国連決議が今年末で期限切れを迎えることによる、堂々の撤収ですから。

誰ですか「アフガン沖からも撤収しろ」などと言ってるのは?はっきり指摘しておきますが、海自のアフガン沖からの撤収を主張してる人は(本人が意識しているかどうかにかかわらず)中国共産党政権のシンパですから。海自が撤収したら、中共は確実に「日本が手を引くなら、じゃあうちがやりますよ」と出てきます。それによって「日本はテロとの戦いから逃げ出したが、私たち(中国)はテロと戦います」と国際社会にアピールできる。そのようにアピールして実際に行動している限り、ウイグルなどの独立運動に対する弾圧も「テロ鎮圧」と主張し続けることができる。さらに、日本のタンカーは実際にアフガン沖の多国籍軍に守ってもらっている(武装テロリストからの攻撃を何度も阻止してもらっている)というのに、日本が退いて中国が出るなら、日本の石油輸入も中国の軍事的プレゼンスの影響下に組み込まれることになる。
海自がアフガン沖から実際に撤収した場合に、どれだけ中国共産党に都合のいい話になるかということです。

ただし!アフガン沖での海自艦による給油支援は当然かつ絶対に継続するべきとして、アフガニスタン本土での自衛隊活動はまた別の話。
少なくとも、日本政府が「アフガニスタン復興支援策」として検討していた自衛隊のアフガン本土派遣を見送ったとたんに、ブッシュからの特使に「ロシア以外の主要国で部隊をアフガンに出していないのは日本だけだ」なんて言われる筋合いはないんだ。
日本は(少なくとも表向きは)日本の判断で、イラクに復興支援のために陸自を派遣したのであって、治安維持のためでさえなかった。サマワ市民から感謝されたのも、香田さん事件のときにイラク中から犯人への弾劾と日本への哀悼がよせられたのも、陸自が米軍等と違って「占領軍」ではないって伝わっていたからこそだと思う。
しかしアフガンではアメリカは今も戦争を継続中だし(その点だけでもイラクとは状況が違う)、さらに戦火を拡大しようともしている。911事件で殺された人数よりはるかに多くのアフガニスタン市民が米軍に殺されてもいる。そんなところに自衛隊を上陸させられるわけがない。もし陸自が上陸するなら、同盟する友として米軍を制止する側にまわらなきゃならないよ。

まあそれでも、イラク復興支援のために陸自を送る小泉政権を日本の有権者が選んだように、アフガン本土に自衛隊を送ろうと言い出す政党がいてそれを日本の有権者が選ぶなら話は別だけど。
民主党はこのごろ何かと言うと「先の参院戦で多数の議席を得て支持された」というけど、それだったらイラクに自衛隊を送ったときの自民党は衆院選で圧倒的多数の支持を得ていたわけです。「今の民主党が比較にならないほどに有権者から議席を託されていた自民党」がやったことを否定する民主党って、何なんですかね。

中山国交相は間違ったことは言っていない

2008-09-28 06:45:38 | ニュース
日本の教育のガンである日教組を解体しなきゃいかん、と発言した中山国交相が、辞任の意向との報道。
新内閣が発足し、さてこれからというところで、野党や左翼マスコミが当然突っついてくるだろう発言をしたことは、時局を見ることができない人だと思う。
けれど、日本の教育を本当に憂いている心ある人は「よくぞ本当のことを言ってくれた」と感じてると思う。

坂井は子供の頃から歴史が好きだった。日本史が中心だったけど、中国古典の豪傑モノや冒険譚も好きだったこともあって、「項羽と劉邦」や三国志の時代に魅力を感じていた。(コーエーの三国志がファミコンで出るよりずっと前の話です)
ところが中学のときの世界史の担当が、絵に描いたような日教組教師だった。この先生、世界史の授業を反原発教育につぎこみ続け、定期試験にまで「原発について述べよ」という問題を出す始末。しかもその挙げ句に授業時間が足りなくなり、年度の終わりの方(坂井が一番楽しみにしていた中国史のあたり)はプリントを配って終了ばかりになった。あんな授業でその科目が身につくはずがないし、その科目に興味関心すら持てるはずがない。もともと歴史好きだった私がうんざりするくらいだったのだから、歴史にそれほど興味がなかった人が興味関心を持てるようになるはずがない。世界史の教師が「世界史嫌い」を育てていたわけ。

だいたい、たかが労働組合が教育を牛耳れるというのが異常なんじゃないだろうか。少なくとも、私たちが選挙で選んだ国会で決められる法律や、その国会で選ばれた内閣による行政に、私たちが選んだわけではない教師が反対することが正しいというのは、民主主義の否定じゃないのか? しかもその手段もしばしば非民主的だ。(ここで私が民主主義と言っているのは、問題があるというなら国会に出て戦えと言いいたいのであり、非民主的と言っているのは、声が大きいほうが正義とばかりに叫んだり、教師の権威において子供たちを洗脳したり、授業をサボタージュしてデモや日教組の活動をしておきながら勤務時間に付けるなどという不正をしたりなどという、「目的のためなら手段は正当化される」という姿勢のことを言いたいのです)

ガンという中山発言は、至極妥当だと思う。
ただ、発言するべき時と場所を選びきれなかったのは、言っていることが正しいだけに残念だと思う。

歓迎!ジョージ・ワシントン

2008-09-25 11:56:41 | ニュース
米海軍の原子力空母10隻のうち唯一「米本土以外が母港」となるジョージ・ワシントンが、横須賀基地に入港した。
「ぼくらの住む国土を守るため」ということでは、すなおに歓迎したい。

でもなぁ。原潜ヒューストンが数カ月間にわたって、ごく微量とはいえ放射能漏れをおこしていたってニュースがあったばかりだしなぁ。それにあの件では、米側から連絡を受けていた外務省がそれを握りつぶしていたというのも問題。
米軍(と日本の外務省)は「安全」を強調する。でも市民がほしいのは「安全」じゃなくて「安心」なんだ。
日本人は、安全かどうかとは関係なく安心がほしいんだってことは、狂牛病問題で米国はわかったと思うんだけどな。科学的に安全かどうかじゃないんだよ。科学的に安全だとしても安心できなきゃ意味ないし、逆に安全でなくても安心させてくれるならそれでいいんだ。
軍艦に立ち入り調査ができないのは(原子力艦に関わらず)世界の常識だし、それはそれでいい。「民主的」「情報公開」と言えばすべてが通ると思う方が異常だし、ましてスパイ防止法がない日本ではなおさらだ。でもだったら、どうやったら市民に「安心」を提供できるか工夫してほしい。日本の市民は、平和に関しては無邪気でも、「大丈夫です」と言われて「ハイそうですか」と安心するほど無邪気ではない。

それに、空母が来るのはいいけど、大量のアメリカ兵も来るわけで、大量に来れば中にはフトドキ者が混じっている可能性も高くなる。米兵全員が「もし自分が何かしでかしたら、日米同盟にもかかわるし、それは東アジアにおける祖国アメリカのプレゼンスにかかわる」という意識を持っていればよいのだけど。

麻生新内閣に対する各党の反応って、笑える

2008-09-25 11:24:39 | ニュース
まるで大喜利でも見ているかのように、次々と笑わせてくれる発言が飛び出してます。ということで、勝手にランキング。

第3位は、共産党の志位委員長の「経済と暮らしが重症に陥ったのは自公政治の責任だ。閣僚をしてきた麻生氏自らの責任なのに、その反省も打開策もない」というコメント。
世界中で共産主義が経済と暮らしを破滅させたことへの反省と打開策はどうなってるの?

第2位は、民主党の小沢代表の「どなたが(首相に)なっても同じことだ。(政治の)中身が変わるわけじゃない」というコメント。
だから「小沢一郎しかいない民主党」に支持をってこと?なるほど、小沢独裁体制維持のための党首選つぶしだったわけだ。

文句なし、堂々の1位、一番笑えるのは、社民党の福島党首の「自民党政治は賞味期限が切れたのにラベルを貼り替えた賞味期限偽装内閣だ」というコメント。
かつては党首が参議院で首班指名されたこともあったのに、今回参院の決戦投票で他党の代表に投票しなきゃならなかった社民党。どこよりも賞味期限切れなのは社民党なのに、こう言わなきゃいけない福島さんってかわいそうだよなぁ。