布屋忠次郎日記

布屋忠次郎こと坂井信生の日記

がんばれ朝山下 最終回

2009-02-01 03:41:53 | 相撲
このブログ、ここ数日というもの異様なアクセスをいただいていました。1月29日には、2236IPから3405PVもいただいて、はじめてのランクイン(55位/1174767ブログ)

トラックバックをもらってようやくことの次第を知りました。高砂部屋の朝山下が引退となったとか。

「元ホスト力士」ということで昨年はじめに話題になった朝山下。MSNは次のように伝えていました。
秋場所直後に部屋から逃走し、一度、部屋に戻ったものの再び逃走。その後、連絡がとれない状態が続いていたという。


9月場所の千秋楽で不戦敗になったあと、11月場所は全休になってました。
初場所の番付には名前がありませんでしたが、序ノ口で全敗すると「番付外」になるということで、初場所は前相撲にでも出ていて、春にはまた番付に名前が戻ってくるかと思っていたのですが。
ただ、高砂部屋のサイトでは所属力士の星取表を前相撲の分も出していたから、そこに朝山下の名前もないのはどうしてだろうとは思っていたのです。

goo大相撲の引退力士情報によると、同期入門の朝高橋とともに、1月28日付けで引退。朝高橋はたしか9月場所も全休してたんだよな。

写真は高砂部屋のサイトから拝借。新弟子検査でも身長はパスしたのが体重で一次検査にひっかかったくらいで、高いけど軽量というのは相手にしてみればやりやすい相手だったんだろうな。

「元ホスト」という肩書き(?)だけで話題になってしまっているけど、序ノ口あたりの力士の脱走というのはどこの部屋でもよくある話。「元ホストなんて根性無しだから」と書いているBLOGも散見されますが、「朝山下だから」あるいは「高砂部屋だから」という調子で書いているのは、話題性だけに食いついてるみたいんだなあと思ってしまいます。
今回1月28日付けで引退発表された中に番付外が(朝山下を含めて)8人いるけど、果たして何人までが脱走組みだか。

入門して、苦しんで体重あげてなんとか新弟子検査を2次でパスしたという、それだけでも根性あったと思う。そして、アマチュア経験さえない身で、プロの土俵で5勝もしたんだ。決して「5勝しか」ではないと思う。
今も連絡が取れない状態なのだろうか。一度は厳しい世界に飛び込んでがんばれたんだから、次の道でもがんばってほしいです。

がんばれ朝山下

2008-11-08 09:51:42 | 相撲
11月場所がはじまります。
高砂部屋の朝山下は、
5月場所:前相撲で1勝4敗
7月場所:西序ノ口38枚目で3勝4敗
9月場所:東序ノ口27枚目で1勝6敗(不戦敗1を含む)
11月場所:東序ノ口26枚目
と、地道に番付を上げてきていますが、まだ勝ち越しがないのです。今場所こそは!
って、私が熱くなることじゃないのだけど。最初は「『元ホスト』とか言って取り上げておいて、初土俵もすぎればまったく無視してるマスコミって」みたいな感じで、「だったら俺が見届けてやる。自分探しでフラフラしてるやつが思いつきで入門したかと思ったら、苦労して体重増やして新弟子検査をパスするまで根性見せてんだ、どこまでやるのか見届けてやる」ってだけだったんだけどね。結局、応援しちゃってるよ。と言っても、我が家はBSも見られないから、取り組みの結果をgoo大相撲とかでチェックしてるだけなんだけどね。

番付表を見ると、同期で芝田山部屋の勇斗山が東序ノ口23枚目、大誠心は東序ノ口27枚目と、まだ近いところにいます。負けてられません。(九重部屋の長倉と大木下、出羽海部屋の尾崎海も同期だけど、先場所からすでに序二段に上がってるし、同じく同期の尾崎海なんか序二段シングルで来場所には三段目に上がっちゃいそうだし、現段階では競える相手じゃなさそうな。)。
それにしても同期で同部屋の朝高橋はどうなったのだろう。先場所全休で、今場所は番付表に名前がない。「え?もう引退?」と思ったけど、そうではなく番付外というものらしい。番付外になるとどうなるのか、よくわからないのだけど。

高砂部屋も親方とかいろいろたいへんだろうけど、若手の鍛錬はしっかりやってほしい。朝山下の転身は「相撲界はまだ夢を探せるところなんだ」と思えてくるから。
朝青龍の九州場所休場が決まったみたいだけど、過去には怪我をおして「痛みに耐えてよくがんばっ」ちゃったせいで怪我を悪化させた横綱もいるし、マスコミも「九州場所に進退が」と言ってた割りに早くも「初場所に進退が」に切り替えてるし、過去に7場所連続休場という記録をつくった横綱もいるんだから、周囲は気にしないで完治に専念してほしい。

今さら秋場所の話

2008-10-04 10:18:12 | 相撲
このところなかなか、タイムリーにBLOGを更新することができません。時間の都合と、やる気の問題で、せっかく書いたのにアップできないうちに時間がたっちゃったということも多々。
というわけで、バックログを少しずつでも片付けねば。

まずは、先週おわった平成20年秋場所。当BLOG注目の朝山下(高砂部屋)ですが。
いやその前に、高砂部屋といえば今場所は朝青龍が怪我で途中休場になってしまって。マスコミはなんか「来場所に進退が」とかいってますけど、貴乃花という、平成12年九月場所から14年十一月場所までの14場所のうち、5場所しか出られなかった横綱、しかもそのうち七場所連続休場した横綱もいたんだし。しかも貴乃花のその七場所連続休場ってのは結局のところ、怪我を押して「痛みに耐えてがんばっ」ちゃったせいで悪化したんだし。朝青龍もまずは怪我をきっちり治すのが大事。治療はたぶん日本国内でやるのが早いとは思うけど、静養が必要なら故郷だっていいし、渡米してジョブス博士にみてもらうのもいいんじゃないかな。

さらに高砂部屋では、今場所は朝山下と同期入門の朝高橋が全休だった。休場といえば、当の朝山下も千秋楽が不戦敗になっている。怪我か?怪我なのか?序ノ口27枚目の不戦敗なんて、どこにも報道がでてないんでわからないのだけど。どうなってるんだ?大丈夫なのか?
・・・えと、落ち着け自分。
結局、上述の不戦敗も含めて、朝山下は1勝6敗と大きく負け越してしまいました。
●○●●●●■です。
2日目、同期の勇斗山(芝田山)に破れ
4日目、甲斐力(中村)に勝ち
5日目に江波(錣山)、7日目に大広星(朝日山)、10日目に秋田(中村)、12日目に若戸大橋(式秀)と4連敗
楽日は寛龍(荒汐)に不戦勝をプレゼント

7月場所では西の序ノ口38枚目で3勝4敗だったのが、9月場所では東の序ノ口27枚目と番付をあげたものの1勝6敗。これって「家賃が高かった」ってやつ?
とにかく、来場所こそ初の勝ち越し目指してがんばって!
その前に、、不戦敗が怪我によるものならとにかく治して。

【秋場所】朝山下は前半戦終わって1勝3敗

2008-09-22 18:11:10 | 相撲
四日目。甲斐力(中村部屋・西序ノ口27枚目)を引き落としで破り、1勝1敗と五分の星。
五日目。同じ1勝1敗の江並(錣山部屋・東序ノ口29枚目)に寄り倒され、1勝2敗と黒星先行に。
七日目。同じ1勝2敗の大広星(朝日山部屋・西序ノ口23枚目)に押し倒され、1勝3敗と負け越しが近づいてきてしまった。

九月場所の番付

2008-09-05 07:28:50 | 相撲
九月場所の番付が発表されています。

名古屋場所では西の序ノ口38枚目で3勝4敗だった朝山下(高砂部屋)は、東序ノ口27枚目に上がりました。
「朝山下?、それ誰?」って?春先に「元ホスト力士」って話題になった人ですよ。マスコミは一瞬の話題性だけで初土俵のみ報道してましたが、まったく経験のない世界にいっときの興味だけで飛び込んだかと思いきや、がんばって体重増やして新弟子検査をパスする根性に惹かれて、当BLOGでは注目してます。

で、前述の通り先場所はおしくも負け越したのだけど、番付がグイっとあがりました。朝山下と同期で同部屋の朝高橋は先場所1勝6敗だったのに序ノ口の東39枚目から西33枚目に上がってるし、序ノ口でもこのあたりだとせめて全敗さえ避けられれば番付は上がるものなのかもしれません。にわか相撲ファンなのでよくわかりませんが。

ちなみに朝山下と同期のうち先場所勝ち越した4人は、さっさと序二段にあがっちゃいました。5勝2敗だった長倉が序二段東114枚目。6勝1敗だった大木下は、序二段西76枚目。そしてデビュー場所7勝でいきなり序ノ口優勝した尾崎海は西の序二段28枚目で、すぐにも三段目に上がりそう。
いきなり100人以上も抜いた尾崎海はともかくとしても、このあたりだと勝ち越したときのアップ幅も大きいのですね。朝山下も先場所あと一つ勝てていればなぁ。九月場所はぜひ勝ち越してほしい。応援してるぞ。

などと思っていたら、大麻疑惑で九月場所中止の噂も。どうなるんでしょ。

名古屋場所での、朝山下の同期たちは

2008-08-05 07:29:20 | 相撲
名古屋場所で、朝山下の同期たちはどうだったのかなと思って、ちょっと調べてみました。
5月場所で新序出世披露を受けたのは、朝山下を含めて8人。

尾崎海(出羽海:東序36)7勝0敗!
大木下(九重:西37)6勝1敗。
長倉(九重:東37)5勝2敗。
朝山下(高砂:西38)3勝4敗。
勇斗山(芝田山:東38)3勝4敗。
大誠心(芝田山:東40)2勝5敗。
朝高橋(高砂:東39)1勝6敗。

なんといきなり尾崎海が7戦全勝で序ノ口優勝のタイトル。さすが、東洋大。
朝山下の同期対決は、1勝3敗でした。(勇斗山、大木下、長倉に破れ、大誠心に勝ち)。

がんばれ朝山下 秋場所の番付って

2008-07-31 07:21:26 | 相撲
番付編成会議が行われ、秋場所の新十両が発表された、という報道を見て「序ノ口の朝山下はどうなったんだろう」といろいろググッてみたけど、情報がない?

wikiなど見てみてようやくわかったのは。。。
翌場所の番付編成会議は今場所終了後三日以内(通例、千秋楽の臭の水曜)に開かれること。
その発表は原則、翌場所初日の13日前の月曜であること(初場所はもっと早まる)。
ただし新十両の場合は、十両以上と幕下では待遇がまったく違うことや、化粧廻しを新調しなきゃならないことなどから、決まり次第に発表されるということ。(他に横綱・大関には昇進伝達式が行われる)

これくらいのこと、相撲ファンなら知ってるんだろうなぁ。私がどれだけにわかファンかってことか。

とにかく、序ノ口の朝山下に関しては、秋場所初日が9月14日だから9月1日に番付が発表されると。
「一枚違えば家来同然」と言われる番付表、一枚でも上に行ってほしいなぁ

がんばれ朝山下(名古屋場所)

2008-07-29 07:26:59 | 相撲
10日目は、大島部屋の旭真桜(西序32)に掬い投げで破れ、2連敗で2勝3敗と黒星先行。

11日目は番付が一つだけ下の、芝田山部屋の勇斗山(東序38)。両者とも2勝3敗、勝ったほうが星を五分に戻す一番。朝山下としては縁起よく、序ノ口最初の取組に西方からの登場。が!寄り切られて3連敗。

千秋楽は玉ノ井部屋の岩淵(東序33)。ともに2勝4敗、ともに中3日で心身充実。番付表では相手が少し上だけど、勝ったのは朝山下でした。上手投げで掴んだ3勝目。負け越したとはいえ、最後に連敗を止めて、はじめて名前が番付表にのった場所を白星で締めくくった。

名古屋場所の朝山下の成績:3勝4敗。
自分(西序38)より上位の相手との戦績:1勝4敗、
自分より下位の相手との戦績:2勝0敗
東から土俵にあがった場合の成績:1勝2敗
西から土俵にあがった場合の成績:2勝2敗

対戦相手7人の今場所の成績合計:23勝27敗
うち、朝山下が勝った相手(3人):5勝16敗
うち、朝山下が負けた相手(4人):18勝11敗
つまり、朝山下が勝った相手は他の人にも負けている、朝山下が負けた相手は他の人にも勝っている、という状況。特に先場所も今場所も最初に当たって黒星を喫した大木下は、今場所は6勝1敗だもの。

序ノ口での通算成績:3勝4敗
今年の通算成績:4勝7敗
初土俵からの通算成績:4勝7敗


ちなみに朝山下と同門同期の朝高橋は、今場所は1勝6敗でした。
(私は少なくとも今のところは、高砂部屋を応援しているというわけではなくて、マスコミが一瞬だけ(しかも相撲本来のことではない話題性で)注目した朝山下を追いかけてみたいという関心なのだけど(そのわりには早くも朝山下に入れ込み始めているけどね)、朝山下を見ているとやはり対戦相手の序ノ口下位の力士たちも気になるし、同期の朝高橋だって気になるのさ。)


さて、朝山下。来場所の番付はどうなるのだろう。とにかく素人なもので、「勝ち越せば番付上がるんだろうな、負け越したら下がるんだろうな」くらいの認識しかないのだけど。何しろ今場所が番付表の一番下の方だし、朝山下よりも星勘定のよくない力士が何人かいるし、負け越したとはいってもこれ以上は下がらないんじゃないかな、むしろ少し上がるんじゃないかしらん?

名古屋場所の朝山下

2008-07-22 00:44:07 | 相撲
6日目から朝青龍が休場となり、少々さびしい高砂部屋。
それはそれとして、当ブログ注目の「元ホスト力士高砂部屋の朝山下は、この名古屋場所から番付表に名前が載ってがんばっています。
序ノ口の西38枚目だから下から4番目だけど(今場所は東が40まで、西が39まで)、名古屋場所は中日までで4度登場し、2勝2敗とねばっています。

初登場となった2日目は、最初の取組に東方から登場。相手は九重部屋の大木下(西序37)。先場所の前相撲、朝山下のプロ初土俵で、秒殺で黒星をくらった相手です。しかしリベンジはならず、寄り切られて黒星スタート。

4日目も最初の取組で、西方から土俵入り。相手は芝田山の田島あらため大誠心(東序40)。先場所の前相撲で朝山下がプロ初白星をあげた相手ですが、叩き込みで序ノ口初白星です。

続く5日目も最初の取組で西方。相手は八角部屋の佐久間(西序39)。寄り切って連勝し白星先行

中2日の8日目、西方から3番手の登場で九重部屋の長倉(東序37)の下手投げに黒星を喫し2勝2敗の五分

あくまでも今のところですが、
九重部屋は苦手。(0勝2敗)
「その日最初の土俵」に西方から上がると勝率100%。(2勝0敗)
番付通りの成績(序ノ口で東37枚目と西37枚目に負け、西39枚目と東40枚目に勝ち)。

ところで上述のとおり、vs大木下、vs大誠心(田島)とも、先場所の前相撲と同じ結果になりました。(前相撲では1勝3敗でしたが、あとの2人が誰だったのかわかりません。)
まだプロ人生は始まったばかり、発展の緒についたばかりですから、相性をうんぬん言うのは早すぎでしょうか。

千秋楽の結末

2008-05-28 22:51:58 | 相撲
五月場所の表彰式、初優勝した琴欧州は、「君が代」の演奏に声を合わせていたそうだ。「何となく歌えるようになったんだ。もともと歌は下手なんだけどね」とのこと。
日本人としてはうれしいねぇ。寿司喰いねぇ、茶ァ飲みねぇ、って気分になる。

それはそれとして、千秋楽結びの一番のあとの、朝青龍と白鵬の一件。
役員室のテレビで一番を見ていた北の湖理事長のコメントが報道されている。いわく「(朝青龍のドシンは)ダメ押しじゃない。勝負はとっさにつくものだから。カーッとしている白鵬の方がおかしい
私なんか素人として見ていて「朝青龍!それはやばいだろ!」と思ったけど、経験者、プロはそう見るんだな
言われてみると朝青龍のドシンは、白鵬の体勢が崩れたあと、「うわ、まだ勝負ついてない」とあわてて追撃したようにも思えなくもない。白鵬に向き直られたときの朝青龍の顔は、「え?何で睨まれるの?」という表情には見えても、ダメ押しして「思い知ったか」という表情には見えなかったと思う。あとで「殴られるかと思った」とコメントしてるし。

ただし、横綱審議委員は、北の湖理事長と違って、相撲を知らない。「相撲観戦」のプロではあっても「相撲」のプロではない。そして横綱審議委員会の結論は「両成敗にしろ」というものだった。
ここですごく意外だったのが内舘氏のコメント。「(北の湖理事長の)『流れ』っていうこと(説明)になると、実際に(相撲を)取ったことがない人には、わからないですよね。だけれども、そのあとに2人が土俵上でにらみ合うっていうことに関しては、これは両成敗でしょうと。」
なんかこの人、朝青龍を目の敵にしているだけの人だと思ってたけど、そうでもないんだな。ドシンまでは北の湖という「相撲のプロ」の説明を受け入れ、ただそのあとのにらみ合いについては「相撲の観戦のプロ」として一言申し上げる、と。

で結局、横綱審議委員会の「両成敗にしろ」の決定によって北の湖の裁定は覆された。白鵬の親方に注意だけだったのが、27日に両横綱にそれぞれ厳重注意がおこなわれた。
横綱審議委員会は相撲協会の理事長の諮問機関なのだそうだ。ということは、北の湖理事長は横審の答申を厳粛に受け止める必要がある。でも、「相撲観戦のプロ」かもしれないが土俵にあがったこともない横綱審議委員会によって、相撲経験者の理事長の判定が覆されるというのは、なんか違和感がある。

この違和感は、少し前にどこかで感じたような。

ああ、そうだ。皇室典範改正論議のときだ。
あの時、皇室のことも日本の歴史のことも何も知らない、つまり当事者能力のない委員たちによって、当事者である皇室にに何の相談もなく発言すら許さずに、皇室のあり方が変更されそうになった。あの時の違和感とすごく似てる。

ただ一点だけ違うのは、横綱審議委員会は「相撲をとる」ということに関しては当事者能力はないけれど、「相撲を観戦する」ということに関しては当事者中の当事者ということ。あの場面を見た観客や視聴者の「両成敗だろ」を汲んだということかもしれない。大相撲は「お客様(視聴者)あってのスポーツ興行」なのだから、「見るプロ」の意見はやはり大事にしなきゃならないのだろう。

5月場所、朝山下は

2008-05-28 22:26:27 | 相撲
元ホスト力士・朝山下。
5月場所の3日目に前土俵に出て、さて結局どうなったのかなと思ったら、前相撲に出た新弟子くらいじゃ相撲協会のサイトにも名前が出てこない(私の探し方が悪いのか?)。

ようやく見つけた高砂部屋の所属力士の5月場所星取表によると、朝山下は前相撲1勝3敗でした。

3日目は倍の体重の大木下(九重部屋)に秒殺されたものの、4日目は田島(芝田山部屋)からプロ1勝目。
アマチュア相撲の経験もないんだから、「プロ1勝目」という以前に、試合で初勝利だね。
その後は5日目と6日目に黒星で、上述の通り1勝3敗。でも中日にめでたく新序出世力士として披露されました。
新序出世力士は8人(うち1人は再出世)。SANSPO.COMの写真では、話題の経歴ということでか朝山下がアップだ。はじめて顔を見たけど、やっぱり「お相撲さん」として見るには華奢なくらい細い。けど、背が高いなぁ。文字通りの「ソップ(鶏ガラ)」だ。
「背が高くて軽い」ということは、対戦相手から見れば「懐にもぐりこみやすくて、崩しやすい」ということになるのだろうか。でもこれで、これで次の名古屋場所では番付で序ノ口に名前が載るわけだ。
披露では、兄弟子の西小結・朝赤龍の化粧回しをつけて土俵に上がったとのこと。まずは、後援会ができて化粧回しをつくってくれるようになるところまでがんばれ。

高砂部屋サイトの朝山下のページ

千秋楽

2008-05-25 17:39:35 | 相撲
場所前からすれば、いや、中日から考えても、まさかの琴欧州の優勝だったな。
でも先場所に負け越してのカド番だから、来場所に二場所連続優勝でも綱は難しいんじゃないだろうか。
仮に全勝したとしても難しいような気がするし、もしかしたら「二場所連続優勝しても横綱になれなかった大関」ということになるかも。でもこの好調が維持されて、優勝できなくても三場所連続でいい成績を残せたらわからないね。

それより問題は結びの一番。横綱決戦は、白鵬が体制を崩してあっけなく勝負がついたけど、その次の瞬間だよなぁ。もう手を付いた白鵬を、朝青龍がドシン。それを白鵬がギロリとにらみ返して。
内舘牧子が大喜びで噛み付くぞ。

がんばれ朝山下

2008-05-15 00:31:46 | 相撲
高砂部屋の元ホスト新弟子、山下智徳あらため朝山下が夏場所の前相撲に出場(5月13日)。

初土俵は黒星。九重部屋の大木下に一発で持っていかれたとのこと。相手の体重が自分の2倍では、まだ技術も持っていない今の段階では仕方ないか。

「夜型から朝型に変わった今の生活は好きです」とのこと。充実はしているようだけど、「行けるところまで行きたい」という初志のためには、「負けて悔しい」というエネルギーが必要だと思うよ。笑顔の下に隠しているのかもしれないけど。


さて、前相撲に出たということは、第一歩を踏み出したということ。これで新序出世披露を受けて次場所の番付表で序ノ口に名が載る
昔は前相撲で未勝利だと出世を留め置かれたそうだけど、今は前相撲を全休しない限り成績は関係なく出世披露してもらえるんだって。でももちろん、成績によって序ノ口の中での順位も変わってくる。せっかくだからがんばって勝ち星を挙げて出世披露を受けてほしいぞ。

がんばれ新弟子

2008-05-13 01:40:26 | 相撲
11日、日本相撲協会が夏場所の新弟子検査合格者を発表。15歳から22歳の7人はすべて日本人。

話題は「元ホスト」の山下智徳(高砂部屋)。
といっても「時給1000円で2ヶ月だけ」というから、「元ホスト」というより「ホスト経験者」くらいではと思うけれど。
2月末に高砂部屋を見学し「厳しい世界で自分を鍛え直したい」と入門したそうだが、そこから2ヶ月で、58kgだった体重を10kgも増やしたというからそれなりに根性あるんだろう。それでも、身長181cmはいいが「75kg以上」の体格基準を満たさず、第2検査+運動能力テストという基準で合格したとのこと。

今のところ朝青龍を応援しているくらいなので、ちょっと注目してみようと思う。
「目標はとくにない。番付でいけるところまで、いきたい」とのこと。行けるところまで行ってやれ!