布屋忠次郎日記

布屋忠次郎こと坂井信生の日記

ライブドア被害者の会

2006-03-14 12:55:32 | ニュース
ライブドアの上場廃止も決定され、被害者の会がさらにクローズアップされている。

ただ、証券がらみの問題って、よくわからない。
(1)粉飾決算で市場と投資家をだましたライブドア
(2)ライブドア株を売った証券会社
(3)ライブドア株を買った投資家
この中で、(1)はかなり責任が重いのは当然だけど、(2)と(3)はまったく、完全に、100%、責任はないの?

損することはない、と判断していたなら、その判断には責任がともなう。

確かに、企業の報告を信用できないとしたら、投資のしようがないのは事実。
だからといって「仮にうさんくさいところがあると報道されていたとしても、企業の発表がすべて」ということでいいんだろうか。
「もし仮に万が一、虚偽の報告があるとしても、だますほうが全面的に悪いので、信じた私たちには一片の落ち度もないのだから100%補償されるべき」ということでいいんだろうか。
「企業は株主のもの」と言うが(たぶん経済学的には正しいのだろう)、ふつう、所有しているものが周囲に迷惑をかけたら、所有者も責任を負うもの。企業が市場や社会に迷惑をかけたら、その所有者(株主)も責任を問われるんじゃないの?

バブルがはじけたときと似てるよね。
はじけるまでは、誰も危ういとは考えていなかった。ごく一部には警鐘を鳴らしていた人もいたかもしれないけれど、そういったことは「景気に水を差す」と批判された。
今回もそう。ライブドアが、本業のIT開発ではなく買収の繰り返しだけで成長していることは、だいたい報道されていた。けれど、不景気からの脱出を牽引しつつあるIT業界にブレーキをかけるのは「景気に水を差す」ということになった。

念のためだけど「ライブドアが悪くない」っていうんじゃない。
「ライブドアだけが悪いのか」を知りたいっていうことです。

有識者会議の委員が、デキレースであると表明。

2006-03-13 13:06:15 | 天皇・皇室
MSNによると、「皇室典範に関する有識者会議」の委員が、有識者会議設置の7,8年前に内閣官房内で研究が始まっていたことを明らかにした。

「拙速だ」との批判に「有識者会議設置の7、8年前に内閣官房内で研究が始まっていた」と反論したもの。つまり、以前から批判されていた「はじめに結論ありき」を委員みずから認める発言をしたわけ。
どういうことかというと、7,8年も密室で研究したんですよ、でも密室で決めたんじゃ具合悪いから、国民が話し合ったことにするために「私的な諮問機関」をやりましたとよ、ということを委員自身が公言したわけだ。

念のため書いておくと、この「私的な諮問機関」は国会で設置が決められたわけではなく、国会が選んだ委員でもない。つまり、私たち国民の代表ではない人たちが、密室での「研究」の結果をそのまま出しているだけ。

上記MSN記事では、この委員は「天皇も皇太子も立場上、この問題に関しては意見を表明しないとしている」としたとのことだが、そもそもこの委員も、自分の専門分野では有識者かもしれないが「皇室典範に関する有識者」じゃないだろう。このこと自体、「先生」と呼ばれている人は誰でもありがたいと思ってしまう庶民につけこむやり方だけど、当事者である皇室が発言できないのをいいことに、当事者能力のない委員が(密室で決まった方針に沿って)好き勝手言っているだけ。

この私的諮問機関に関することがすべて、民主主義に反するやり方で進められているということが、非常に問題だと思う。

だから素直に謝っとけばよかったのに

2006-03-02 12:33:59 | ニュース
永田議員、すなおの謝ればよかったのに、立証ができなかっただけみたいなこと言ってりゃ「反省が足りない、辞職しろ」とも言われるよ。 そんな計算もできないの?そういう姿勢のほうが有利になると判断したわけ?だれか台本作ってやれよ。台本作ってやった上でアレだったら、目も当てられないけど。