布屋忠次郎日記

布屋忠次郎こと坂井信生の日記

議長!「参議院の数の力」はいいんですか?

2008-03-31 23:58:01 | ニュース
政府・与党内から税制関連法案を衆議院で3分の2以上の多数で再可決して成立させるべきだという発言が出ていることについて、参議院議長が記者団に「参議院の結論が衆議院の数の力でひっくり返されるのはうれしいことではない」と懸念を述べたとか。

ええと、議長さん、参議院で税制関連法案が審議されていないのは参議院の「数の論理」じゃないんですか。
民主党が「数の論理」で参議院を空転させていることについて、参議院の議長として何かコメントはないんですか?
もしかして、議長は民主党には何も言えないんですか?議長っていう立場は不偏不党だと思ってたんだけど、気のせいだったのかな。

あと、衆議院の優越は憲法が根拠なんですけど、参議院の議長が「日本国憲法の規定はうれしいものではない」なんて言っちゃっていいんですか?こういう場合のために衆議院の優越が規定されているんだと思うのだけど?

逆だろ!?

2008-03-29 20:07:05 | 日記
千葉県君津市にあるスーパー銭湯「君津の湯」。
浴場内に張り紙がされていたのですが、シャワーのレバーを足で操作しないようにという呼び掛けに大きくこう書いてありました。
「大人は子供の鏡です」
だよね。
「子供は大人の(していることを映す)鏡です」
(だから大人がマナーに気をつかわないと、子供もマナーに気をつかわないよ)
って言うならわかるけど。

意外と、手本という意味で「大人は子供のです」と言いたかった?たんに誤字?

写メ撮りたかったけど、浴場内だったので遠慮しました。

「シャカリキ!」実写映画化!

2008-03-27 07:58:49 | ニュース
「天才を描かせたら天才」な曽田正人の自転車マンガ「シャカリキ!」が実写映画になると。
映画だと時間が限られるからなぁ。「ハマのラルプ・デュエズ」あたりまでかなぁ。
配役の発表を見ても知らない名前ばかりだけど、これは劇場に行きたい。

7月上旬の完成を目指し、08年秋公開予定とのこと。
http://feature.movies.jp.msn.com/news/080321/10.htm

横綱審議委員の暴言は問題にならんの?

2008-03-25 21:05:02 | 相撲
MSNが紹介する夕刊フジの記事によると、朝青龍の優勝の翌日の横綱審議委員会で、たかが脚本家が次のようにのたまったそうな。
横綱は強いだけではいけない。確かに、大阪の土俵は盛り上がりましたけど、国民はまだ朝青龍が謝罪会見まで開いて一から出直すと約束した件で、完全にクリアになったとは思っていない。それは土俵上の所作、勝負がついたあとのダメ押し、場所前の死ねと暴言を吐いた事件、千秋楽の土俵上でのガッツポーズや大阪弁パフォーマンスなど、すべてを含めてです。力士は歩く文化財。横綱はほかのスポーツでは考えられないような破格のステータスを得ているんですから、いいとこ取りは許されません。言ってもできないのなら、ちゃんと教育するシステムを作るべきじゃないか

あのですね。。。

「国民はまだクリアになったとは思っていない」って、勝手に国民を代弁しないでくれるかな。

「歩く文化財」って。
「文化財として問題がある」っていうなら、クビにすればいいじゃん。できないでしょ?相撲協会ってのは、たかが一興行団体なんだから、客に喜ばれてナンボでしょ?

大阪場所で大阪弁使うのが「パフォーマンス」ってことは、外国人力士が日本で日本語使うのも「パフォーマンスだからいかん」ってことか。日本人より日本人らしくなろうと
努力しているすべての外国人力士に対して暴言だよ。

「破格のステータス」ってのも、協会の都合でしょ。ついでにいえば親方のステータスまで協会の都合だ。
なんだったら、横綱ふくめて幕内の収入を(懸賞金や、TV出演料なども)すべて協会が管理して幕下以下にも厚く配分するシステムでも作ったらどう?出世してもしなくても同じステータス、同じ収入にすれば?
おお、「がんばらなくても同じ」なら日本人の入門も増えるかもしれないし、少なくともハングリーな外国人の入門は減るだろうし、一石三鳥じゃん。

民主党を応援するの、やぁめた

2008-03-20 17:49:21 | 日本
私は支持政党はありませんが、民主党を応援してはいました。自民党のやり方は、将来の日本を考えるとタメにならないし、二大政党制ってのはうさんくさいけど他党にも政権を担当する経験をつませないと、と思って。だから、まだ支持というほど頼りにしてないけど、とりあえず応援はしてきました。

けどね。「ガソリン値下げ隊」のパフォーマンスとかでポピュリズムを目指してるってのが見え見えになってきて、ちょっとこれはどうかなと思ってきたとこへ、今回の日銀総裁の騒ぎでしょ。

政府与党を揺さぶるのは、手段だと思ってたら実は目的だったんだね。
だとしても、そのためなら現在の世界の経済情勢下で中央銀行のトップが不在になったほうが有利ということかよ。「日本がどうなっても、党に利すればいい」というのは、政権党どころか野党第一党にもしたくない!
っていうか、こんなことやってて与党になれると思ってるんだったら、有権者を馬鹿にしてる。

それともまさか、中央銀行がトップ不在になっても大したことじゃないとでも思ってるのか?あるいは、今の世界の経済情勢を認識してないのか?
だとしたら。自分達で理解してないのに、政権とったら官僚に耳を貸しそうにない人たちに、いっときだって国の舵取りを任せたくないよ。

こりゃ早いとこ自民党に立ち直ってもらわないと。
というわけで、自民党の応援に回ることにする。

え?ほかにも政党あるだろって?
…ありましたっけ?

「終日」って何時まで?

2008-03-20 17:05:27 | 日記
荻窪駅の西口のキヨスクには「朝刊終日販売」と掲げられています。
で、終日って何時まで売ってるかというと、昼過ぎまでなのです。このキヨスク、13時閉店だから。

終日が「営業時間のあいだ」と思えば、ウソや誇張ではないですよ。けど、どこか釈然としないものが。

自分の町がテロにあったらどうします?

2008-03-07 20:55:35 | ニュース
たとえば街の中で、人質を盾に銃を乱射している男がいるとします。警察は遠巻きに囲み説得を続けるだけ。その間にも男の銃弾によって周囲の建物は被害を受け、住民にも死傷者が出始めている。

…こんな光景がTVで流れたら、どう思いますか?

A:話せばわからないはずがない。どれだけ周囲の市民に犠牲者が出ようと説得を続けるべき。
B:たった一人を相手に警察が銃を持って囲んでるのが悪い。まず警察が手を引くべき。
C:発砲を止めさせることが最優先で、そのためなら警察は実力行使に出るべき。もしも人質が犠牲になっても、ある程度はしかたない。

イスラエル軍のパレスティナ武装組織に対する行動を批判するのは、AやBとまったく同じことを言ってるわけです。
上の例で、「警察」はイスラエル、「銃を撃ちまくる男」はパレスティナの武装組織、「周囲の市民」はイスラエルの一般市民、「人質」は武装組織以外のパレスティナの一般市民をたとえてみました。

私が思うに、AもBも論外でしょう。
一方、今回のイスラエルのガザ侵攻はまさにCというわけですが、実際に多数の人質(パレスティナ市民)が犠牲になっていて大問題です。

じゃあ、他の選択肢はあるのかというと、それで世界中が頭を抱えているわけですね。

イスラエルの決断を非難するのは簡単です。私だってイスラエルを支持するわけにはいきません。
ではイスラエルを非難する人は「イスラエル市民は死ね」というのでしょうか。イスラエル首相の来日に反対していた人や、パレスティナ側に立って活動していてイスラエルの撃ったゴム弾で負傷した邦人などは、パレスティナ市民のためにという姿勢は貴いけれど、パレスティナ側からロケット弾を撃ち込まれ続けているイスラエル市民の人権は認めない差別主義者とも言えてしまいます。

ここで「問題はわかったけど、とにかく解決するまでイスラエルは手を引け」というのはAやBと同じことを言ってるのです。
も少し具体的にすると、「警察」は「周囲の市民」の安全に責任があり、「男」を止めることと「人質」の安全とは、西岸地域の自治政府や、ガザを支配した武装テロ組織ハマスにあると言えます。イスラエルは、国際社会の求めにより、とっくにガザから撤退していました。そのガザからイスラエルの市民を狙ってロケット弾攻撃が続けられているというのは、ガザがイスラエルに先制攻撃をしたのです。
考えてもみてください。あなたの町に、一日に70発もロケット弾が打ち込まれて、それで国が何もしなかったらどう思いますか?
実際、ガザ地区に近い町スデロットはそういう状況です。「市民がふつーに暮らしてる街」がそうなんです。イスラエルのガザ地区撤退以後、同地区から一般市民を狙って撃ち込まれたロケット弾は4000発を超えています。
あなたの街がそのようなことになっていて、それでもAを選べますか?
だからといって私はCを支持しているわけではありません。私も、どうすれば解決されるのかわかりません。ただ、日本の報道は、ガザ市民への同情のあまり、ガザを支配する武装組織の広告塔になっているということは知っておくべきかと思います。
それに、Aで「話せばわからないはずがない」と書きましたが、イスラエルに敵対する国や勢力は「イスラエルが存在するのがいけない。滅ぼすまで戦う」と言っているのです。イスラエル軍が攻撃をやめればという話ではないのだから、Bもありません。相手を皆殺しに殺しつくしすまでやめるつもりはない、話し合う気がそもそもない。いえ、自治政府のアッバス議長には(条件さえ折り合えば)テーブルに着く気はあったようですが、自治政府はガザの治安になんの力も持っていないのです。

ガザの市民と、イスラエルの市民に、神の守護がありますように。
イスラエル撤退後のガザに責任を負うはずだったEUが、責任を思い出しますように。
ガザの市民を盾にしてイスラエル市民を殲滅しようと攻撃し続けるハマスが、せめてイスラム教指導者たちの声に耳をかたむけますように。

ユダヤもイスラムもキリスト教徒も、エルサレムを愛する人々に平和がありますように。