次のオーナーの下へ嫁いでいきました。
「屋根付きバイクとの生活ってどんな感じ？」という疑問から所有してみた個体は、思いがけぬ整備の続出でメンテナンスの幅を広げてくれました。今年はキャビーナとがっぷりよつのおつき合いだったという印象です。
思えば子供の頃思い描いた夢のマシンそのままのバイク。秘密基地宜しく楽しい相棒でした。私は遊びのアイテムとして捉えていましたけど、今度の所有者は通勤のパートナーとして使う事になりそれはキャビーナの恩恵を最大限受ける使い方だと思います。大事にされろよと祈るばかり。
それにしてもカテゴリに挙げていながら南房ツーリング以降記事をアップしていなかったとは。あの後梅雨もあったし、日常の足としても他の車両には替えられない存在として働いてくれてたのに。結局うちでも日常のパートナーとして在ったということですね。
お別れだから最後のランデブーを・・・と思ったんですが、洗車をしつつ眺めていると既に自分が刻んだものとは違うプロパティを覚え止めました。約２週間程貸し出ししてましたからね。乗り物が乗り手に与えてくれるモノは多々あれど、そいつを感じるのは一瞬在れば十分なんだと実感。特にバイクはそういう乗り物ですよね。キャビーナには、最後にその事を教えられた気がしました。それをずっと忘れないようにしないと。
というわけで、私とキャビーナの物語は幕となります。新しいオーナーの下でも、可愛がって貰えよ。
