A.I.D RZ-702TN。
降って湧いた様な経緯で入手しました。携帯電話の利用ポイントが溜まって、交換対象にこのナビがあったんです。今まで使っていたのはアゼストの CD-ROM ナビゲーション NAX9300。1997年発売だから実に17年前のモデル。地図ディスクは『ROAD EXPLORER 11.0』で2004年と、データの方も10年前。最後のバージョンアップディスクだからと思い切って買った記憶はまだ新しいんですが、CDナビであるこのバージョンアップディスクがRE12で2006まで更新し続けたのに対し、DVDナビの方は99年発売で最終更新プログラムが2004年。この辺り、爆発的に売れて名器だった事を思わせます。
性能が覚束無いのは当然ですが、大分前から住所検索でフリーズする事が多くなってました。ただメモリーナビに対して一応車速センサーも取ってるそれを外すのがどうにも納得できませんで、いっそのこと完全に壊れてくれれば即決出来るんですけどね。でも実際不具合抱えてるわけだし、サンバーの場合オンダッシュはかなり無理があるんで排他以外設置できない。覚悟決めて差し替えました。
パッケージはこちら。メモリーナビがとにかく安くなってきてたので、いずれはユピテル買うのかなくらいに思ってました。エーアイディーって知らなかったんですが、日本に法人登記してる所の中華ナビですか。もらい物の割には嬉しい2014年春地図(ゼンリン・るるぶ)データ・ワンセグ・7インチ・内蔵8GB ROM。お金出して買うとしてもこのクラスですよ。
取付は付属品でポン付けとはいきませで、同梱の設置用スタンドを分解、その一部にナットやゴムワッシャを咬まして元々の基台と接続。同梱のクレイドルを介して取付しました。液晶が薄くて軽い280gだから出来た芸当ですね。手元に在った部品で無理矢理つけたので公開できるもんじゃありません。
前に倒すと後のCD-ROMにアクセスできるのも一緒。
以前ガッチリ取付を優先して基台をかなり奥に入れたんですが、今回は序でに手前に設置し直しました。モニターが軽いし、元々取付強度は高いヤックの『PA-85』なので無理なく。モニターが手前に来るので見易くなりました。またWVGAなので高さが抑えられ 基台のレールが見えちゃうのは格好悪いけど、それを手にとってモニターの上げ下ろしが出来るので本体を痛める心配もなくなりました。電源コードも左サイドにあって見映えは悪く感じますけど。
で、ちょろっと使ってみたファーストインプレッション。メモリーナビは2010年に買った写真右下のTransport Navigation GN-350がおもちゃに毛が生えた様な性能で、それよりは進化してるだろうとは思いましたがいやはや検索もリルートも早いし賢い。地図データも豊富で、試しに福島に行った時苦労した検索場所を入れてみたんですが、あっさり見つかります。タッチパネルも7インチなら押し間違いも少ないし、リモコンで拾ってくれない事が多々あったクラリオンと違ってイライラすることもなくなりました。どだい比べるのが間違いでしょうけど。
あと地図データは内蔵で別にマイクロSDを16GBまで認識、音楽がFMトランスミッターで聴けるというのでやってみました。昔のトランスミッターは周囲の状況にかなり影響受けてノイズが入るのは当たり前でしたが、めちゃめちゃ音質が良くてビックリしました。ナビの音声も出力してると音が切れちゃうから排他じゃないと使えないけど充分実用に耐えうる。クイックでナビの音声オン・オフ出来たら嬉しいんだけど。説明書熟読しなければ。
ワンセグは小さなロッドアンテナを伸ばして使う仕様で、場所によってはちゃんと受信できて使えます。ロッドアンテナなので感度はそれ程望めませんが、試しにストローアルミ箔を巻いた一部でお馴染み増幅装置を周辺で転がしておいたら感度アップ! 笑っちゃうけど本当の話です。
色々不安でしたけど性能の進化については完全に浦島太郎状態で、替えてよかったです。結局気になるのはトンネルや高架下でどうか? ですが、GPSの感度と検索速度が速いので困ったことがありません。アクアラインではどうか? が楽しみなところです。
MP3の音楽ファイル再生ですが、毎回電源を落として再起動する度にリセットが掛かる仕様で、毎度フォルダーの中の階層構造を辿っていかなければなりません。ハッキリ言って実用的では無いですね。ロングドライブで電源落とさない時くらいかな。ただ、ナビとしては実用的で非常に役立っています。差し替えて大正解でした。