モッチリ遅いコメの距離感

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ハイレゾストリーミングのインフラの突破口になるかもしれないTaktina

2022-12-21 08:34:01 | オーディオ
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1464767.html
“ハイレゾストリーミング再生”を支える「ITF-NET AUDIO」「Taktina」って何?

上記の記事を読んで、ようやくストリーミングのハイファイも整ってきたなという思いだ。
日本国内でのストリーミングはまずサービスの選択肢が少なかった。TidalやQobuzなどが国内提供されず、mora qualitasは曲数が微妙。Spotifyはカジュアルすぎる。
そこにamazon musicやApple musicがハイレゾ参入でかなり風向きが変わると思われたが、操作アプリが限定されていたり不備があったり、勝手に設定が変えられたりするなどあまりオーディオマニアには十分な音質や使い勝手を確保できないものという評価が主ではあった。
自分も視聴用で新しい音楽を探すものと割り切って扱っていた。

ただ上記の記事を見るとTaktinaはピュアオーディオで音楽配信の利用が十分にできるような仕様に尽力しているようで期待が持てた。
また出力中の楽曲のbitや周波数を表示するなどして内部で勝手に設定を変えられているというような何されているのか分からないという不安を感じさせない透明性を確保しようとしている点が好感が持てた。

透明性がない技術はあまり自分のコンポーネントに入れたいとは思わない。企業独自の技術だけどその詳細は教えない、でも音は良いよみたいなのは正直好きではない。
出音の差別化のために何をやっているのか信用ならないからだ。デジタル部分だと理屈上は大きく違いが出ないはずなのに、技術情報が公開された一般的な技術を用いて出力した音と比べてブラックボックスの独自技術で出力した音が大きく違ったとしたら、独自技術がすばらしいというより視聴くらいの短期間では良くなったように思わせる加工をしているんじゃないかと疑いたくなってしまう。

ただやはり配信は通信の信頼感などを考慮すると不利は否めない。繰り返し高音質再生して楽しみたいと思うようなお気に入りの楽曲はやはり購入してローカルに保存して再生するのが基本になるだろう。そう考えると配信は探索用、試聴用寄りの利用がメインにならざるを得ず、結局そこまで利用法が変わらないような気もしてしまう。
ただハイレゾ音源の質が良いかどうかなどの判断ができるという意味ではやはりそれなりにしっかり配信のハイレゾを出力できるTaktinaは自分としても有用と思えるものであると考えられる。
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