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Apple Musicがロスレス、ハイレゾ、アトモス対応に

2021-05-18 06:34:28 | オーディオ
Appleのストリーミング音楽サービスがロスレス(44.1kHz/16bit)、ハイレゾ(192kHz/24bitまで)、Dolby Atmosの空間オーディオに対応したようだ。
ハイレゾのオプションプランなどはなく個人で月額税込980円で利用できる。

正直なところ他のストリーミングサービスでもロスレス、ハイレゾサービスが始まっており後追いでしかないのかもしれない。
ただ十数年前はAirplayでネットワークオーディオをやっていたこともある身からすると気になる存在である。

対応機器はオーディオ的にはそれほど充実しておらず、ガチのオーディオに組み込もうとするとASIOなどが標準ではないので今更ながらビットパーフェクトを担保できる環境を選定しないといけない。
ただAV機器でAirplay対応のものは多くあり、今後Apple Music対応してくれる機器が増えてくれる可能性がある。

音楽配信としては古参であり配信曲数は多いのかもしれない。それらがCD音質で聴けそうだというのは十分なメリットかもしれない。

ハイレゾ音源の数は今後を見ないとなんとも言えないが、サービスの方向的には多量に揃えることを期待しない方が良いのかもしれない。

Dolby Atmos音源は数は多くないかもしれないがほぼ配信でしか体験できない音源なので興味深い。

そして追加料金なくこれらが利用できるのは目を引くものである。個人で980円/月は割と安い。
ここは大きな魅力になってくる。
Amazon Music HDは個人で1980円だし、mora qualitasは2178円である。(すべて2021年5月現在)
この価格差はハイレゾ音源プランが別枠扱いで設定される傾向から生じているものである。
今後その価格差が埋まってくるのかもしれないと考えると、他のサービスの動向も期待できる。(追記:海外ではAmazon Music HDのプランが緊急値下げされたようだ。)

ストリーミングは結局のところ、知らない音源を発掘したりハイレゾ音源の録音の品質を確認したりして、気に入れば購入してオフライン化するので、
個人的には維持費が安いこと、使いやすいこと、音源が豊富であることが重要になってくる。
Apple Musicは現時点では確定的ではないものの、それを満たす可能性があり、今後に期待できるものと思っている。
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