オーディオルームの考察が一段落した後に、家族構成の変化の関係でオーディオルームが使える時間が少なくなり、
あまり書く記事が思いつかなくなってきたなと感じて更新が途絶えていましたが
ここ最近の流れを総合して雑感を記事にしてみることに。
とりあえずオーディオ関係のニュースは新製品の発表よりも値上げの価格改定のニュースの方が多い状況。
いろんなブランドがガンガン価格改定してます。
資材や物流コストの上昇が原因とか言っていますが正直信用してません。
原材料費そんなに占めているとは思えないからです。
とはいえこぞって値上げしているのはそれなりの理由があるのでしょう。
そしてハイエンド品の増加。エントリーモデルの極端な減少。
数百万とか千万超えの製品は昔はこんなに多くなかったような気がしますが
今はそういうモデルが市場には多くなってきています。
そしてこの記事書いている本日飛び込んできたゼンハイザーのコンシューマー部門売却検討というニュース。
ヘッドホンやマイクなどスピーカーオーディオ関係とは若干外れていますが、
スピーカーオーディオよりも元気で成長余地のある印象が強かったヘッドホンの雄が売却とはさすがにショッキングな話題です。
ヘッドホン部門ですらこの苦境を考えるとオーディオ関係の市場のシュリンクが自分の考える以上に進んでいるのではないかなと思えてきています。
コロナ禍で巣ごもり需要が、などという限定的な特需もあるのかもしれませんが基本的には市場のパイが小さくなっており、値上げして大きな利幅取らないと存続できないというのが値上げラッシュの原因ではないかと思っています。
自分が始めた頃のオーディオは曲がりなりにも市場の裾野がそれなりに広い趣味ではありましたが、今は先鋭化していて、単品コンポオーディオ揃える人の下層ですら新品なら計100万くらいは当然のように使う必要があるのではないでしょうか?
一般人の感覚からしたら音楽聴く装置だけで100万は理解しがたい世界です。4K有機ELの55インチテレビが15万前後というAV機器の相場観と比較すれば我々オーディオ愛好家を頭のおかしい人として共感を拒むでしょう。
今のオーディオはソーシャルゲームで言うところの廃課金しかほとんど残っていない業界になっています。
人が少ないので賑わいや勢いがないし、半端な課金だと課金して当然で他者より優位に立てるとかそういう感じにならないので
課金に対するモチベーションが生まれにくい状態になっています。
そして課金の要求額が毎年大きくなっているという糞ゲーよりもひどい状況になりつつあります。
そして経済格差が大きくなるばかりの世界で生き残りを図るオーディオ業界は少ない富裕層に高額の製品を売ることで生き残ろうとしています。
一般人に頑張って買ってもらおうというアプローチに見切りをつけて、捨てるほど金がある富裕層に欲しいと思わせる製品を作る動きが顕著です。
それはそれで否定はしないのですが、富裕層に買いたいと思わせるために腕時計や車や服飾品の高級ブランドで行われているような、富裕層に欲しいと思わせるラグジュアリーな風合いを出すことに傾倒するのは個人的には歓迎できません。
華美なものを所有して悦に浸ったり、他の人に優位を示してイキったり、オーディオにそういう使い方をしようとは思っていないし、
自分としてお金をつぎ込んでまで欲しいのは「開発者の理想を追求したらこんな凄いものできたけど、これくらいの値段になっちゃったよ」という製品であり、その結果高くならずに済んだらそれでいいんだけど、どうしても高くならざるを得ないはっきりとした理由があった。そういう物であって欲しいです。
最初から年収○○万の客をターゲットに○万の物を作ろうみたいな意図が見え隠れする物は正直そそられません。
そういう意味ではゼンハイザーも集中しようとしている業務用機器であったり、業務用機器を主に作っているメーカーが作ったコンシューマー機であったりの方が自分の志向には合っているのかもしれないと思えてきています。
そっちのアンテナを張るようにしていった方がいいのかもしれません。
そしてなるべくなら今後もアップデート続けていきたいとは思っているものの、オーディオ趣味という業界が客観視するとかなり先行き厳しい状態で、今後も趣味の楽しさを全力で見いだすべきなのか、
その辺りの次元で訝しんでいかなければならない時期にきているのかなあと思う今日この頃です。
あまり書く記事が思いつかなくなってきたなと感じて更新が途絶えていましたが
ここ最近の流れを総合して雑感を記事にしてみることに。
とりあえずオーディオ関係のニュースは新製品の発表よりも値上げの価格改定のニュースの方が多い状況。
いろんなブランドがガンガン価格改定してます。
資材や物流コストの上昇が原因とか言っていますが正直信用してません。
原材料費そんなに占めているとは思えないからです。
とはいえこぞって値上げしているのはそれなりの理由があるのでしょう。
そしてハイエンド品の増加。エントリーモデルの極端な減少。
数百万とか千万超えの製品は昔はこんなに多くなかったような気がしますが
今はそういうモデルが市場には多くなってきています。
そしてこの記事書いている本日飛び込んできたゼンハイザーのコンシューマー部門売却検討というニュース。
ヘッドホンやマイクなどスピーカーオーディオ関係とは若干外れていますが、
スピーカーオーディオよりも元気で成長余地のある印象が強かったヘッドホンの雄が売却とはさすがにショッキングな話題です。
ヘッドホン部門ですらこの苦境を考えるとオーディオ関係の市場のシュリンクが自分の考える以上に進んでいるのではないかなと思えてきています。
コロナ禍で巣ごもり需要が、などという限定的な特需もあるのかもしれませんが基本的には市場のパイが小さくなっており、値上げして大きな利幅取らないと存続できないというのが値上げラッシュの原因ではないかと思っています。
自分が始めた頃のオーディオは曲がりなりにも市場の裾野がそれなりに広い趣味ではありましたが、今は先鋭化していて、単品コンポオーディオ揃える人の下層ですら新品なら計100万くらいは当然のように使う必要があるのではないでしょうか?
一般人の感覚からしたら音楽聴く装置だけで100万は理解しがたい世界です。4K有機ELの55インチテレビが15万前後というAV機器の相場観と比較すれば我々オーディオ愛好家を頭のおかしい人として共感を拒むでしょう。
今のオーディオはソーシャルゲームで言うところの廃課金しかほとんど残っていない業界になっています。
人が少ないので賑わいや勢いがないし、半端な課金だと課金して当然で他者より優位に立てるとかそういう感じにならないので
課金に対するモチベーションが生まれにくい状態になっています。
そして課金の要求額が毎年大きくなっているという糞ゲーよりもひどい状況になりつつあります。
そして経済格差が大きくなるばかりの世界で生き残りを図るオーディオ業界は少ない富裕層に高額の製品を売ることで生き残ろうとしています。
一般人に頑張って買ってもらおうというアプローチに見切りをつけて、捨てるほど金がある富裕層に欲しいと思わせる製品を作る動きが顕著です。
それはそれで否定はしないのですが、富裕層に買いたいと思わせるために腕時計や車や服飾品の高級ブランドで行われているような、富裕層に欲しいと思わせるラグジュアリーな風合いを出すことに傾倒するのは個人的には歓迎できません。
華美なものを所有して悦に浸ったり、他の人に優位を示してイキったり、オーディオにそういう使い方をしようとは思っていないし、
自分としてお金をつぎ込んでまで欲しいのは「開発者の理想を追求したらこんな凄いものできたけど、これくらいの値段になっちゃったよ」という製品であり、その結果高くならずに済んだらそれでいいんだけど、どうしても高くならざるを得ないはっきりとした理由があった。そういう物であって欲しいです。
最初から年収○○万の客をターゲットに○万の物を作ろうみたいな意図が見え隠れする物は正直そそられません。
そういう意味ではゼンハイザーも集中しようとしている業務用機器であったり、業務用機器を主に作っているメーカーが作ったコンシューマー機であったりの方が自分の志向には合っているのかもしれないと思えてきています。
そっちのアンテナを張るようにしていった方がいいのかもしれません。
そしてなるべくなら今後もアップデート続けていきたいとは思っているものの、オーディオ趣味という業界が客観視するとかなり先行き厳しい状態で、今後も趣味の楽しさを全力で見いだすべきなのか、
その辺りの次元で訝しんでいかなければならない時期にきているのかなあと思う今日この頃です。
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