モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

オーディオ鑑賞の精神状態について

2016-12-30 10:22:54 | オーディオ
音楽鑑賞をしているときに、
PCやスマホをいじりながら聴くことも出てきたのだけれど
心動かす、心を洗い流すために聴いているのに
そうやって聴いているとどうにもつまらない聴こえてしまう。

コンポーネントや室内音響の問題があるかもと思ったりもしたのだが、
どちらかというと聴き手のコンディションの持って行き方の影響の大きさも実感するようになってきた。

ある種の変性意識状態まで持って行ければ鑑賞体験が数倍心動かされるものになると実感し始めていて、より良いコンディションの整え方に関心が向いている。

・照明を捜し物ができる程度は残しつつ可能な限り照度を落として、目への直接光は排除する。
・音量は耳に刺さるほど大きいと良くないが、包まれる感覚を感じられる程度に大きめにした方がいい。
・聴く前や慣らしの時に香りを楽しみながらお茶を一服すると、さらにリラックスのスイッチが入る。
・聴いているときに、いろいろな考え事が浮かんでくるが、一つ一つスイッチを切るように畳んでいく。
・音源の再現性や録音の質や録音の雑音、演奏の技巧などを解析的に聴くこともオーディオの楽しみではあるし、そういう聴き方をしていたこともあったが、
音をこちらから聴きに行くのではなく、入ってくる物をそのまま受け取り、音楽と意識を一体化するような感じで聴くと得も言われぬ良い気分になってくる。(細かいニュアンスを意識して拾わなくても拾えるよう前述のとおり音量大きめの方がいい)

集中して聴くというより、意識を音楽に漬け込むような聴き方をし始めると
今まで無かった心の動かされ方があり、新鮮に感じている。
瞑想とか催眠とかスピリチュアルな方向に行きかねないが、
音楽鑑賞は結局の所、音楽によって作用する脳の影響を期待する物であって
脳への作用やその意識状態について追求することは
その体験の向上に繋がると実感している。
コメント
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