かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

一人暮らしのお年寄りが動けなくなった!

2011年02月12日 | 料理
先日、ある90才のお年寄りが、「転倒して動けなくなったのに、病院から帰された。ぬかがさんに来てほしい」と緊急連絡。

サンドイッチをつくって駆けつけると

涙を流さんばかりに喜んでくれました。

私が着いた時には、ちょうどヘルパーさんも来ていて、食事におかゆをつくっていたところでした。
その後ケアマネージャーさんとも会い、いろいろと相談をしてきました。
とりあえず、在宅での生活の手だてはいろいろと入ることになりました。
電話の位置も変えて、ベッドから電話が出来るようにもなりました。

ご本人は「一ヶ月でも、いや検査入院でもいいから、病院に入りたいんだ」「一人では何も出来ない」と。
そのご心配はその通りだと。だって、ベッドから出られない、自力で起きあがれないんですもの。一人では何も出来ないのだから。

それでも「骨には異常がない」からと、病院から帰されてしまったんです。他の病院の知人たちに聞いてみても、「骨に異常がないと無理だと思うよ」の話は共通していました。

以前だったら「この状態で一人で自宅で過ごさせるのは大変だから2~3日入院させよう」ってなっていたことが、

今は全くできません。お年寄りの社会的入院を極端に抑制するため、診療報酬も大幅に変わり、病院が社会的入院をできないようにしてしまいました。じゃあ在宅介護は十分なのかといえば、そうではありません。

誰がこんな社会にしたの?一人暮らしの高齢者の痛みが分からないの?
その人の心情を思って、私までなんだか胃が重くなってしまいました。

救いは、独りぼっちで放置されるような状態ではなくなったこと、ケアマネさん、ヘルパーさん、複数の手で支えられるということです。安心の介護実現へ、頑張らなくては。
心に誓って、その方のお宅を後にしました。







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