「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

テレ朝、リーマン債権保有で10億円損失の恐れ

2008年09月18日 | どうしようもないマスコミ
テレビ朝日は18日、経営破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズの子会社が発行した債券10億円分を保有していると発表した。

テレ朝は「投資資金を回収できるか、損失が出るかわからないが、リスクとして開示した」(IR部)としている。  

テレ朝が保有するのは、リーマン・ブラザーズ・トレジャリー・カンパニー・ビー・ヴイ(オランダ)が発行した「日経平均株価指数連動デジタル・クーポン10年債」。

資産運用が目的という。

さすがに小泉構造カイカクに肩入れするテレ朝である。
資産運用に当たってもリスクの高いモノがお好きなようで。 

日本に続き20年ぶりに米国でバブル崩壊  公的資金を躊躇う理由

2008年09月18日 | リチャード・クー氏

リーマン・ブラザーズが経営破綻する前後にリチャード・クー氏がNIKKEI NET(日経ネット)に「なぜ米政府はサブプライムで銀行救済に乗り出さないのか」という寄稿をされている。

その原因が日本の宮沢元総理にあるという話は興味深い。

 

寄稿文を引用すると、

1992年に宮沢喜一首相は「早く資本投入をして、公的資金で銀行の問題を片付けなければならない」と発言した。

その結果、何が起きただろうか?
日本中から「銀行を救うなんてとんでもない」という凄まじい銀行叩きが始まったのだ。
一部のマスコミが先導し、それに日本中が乗って国民的スポーツの様相を呈した。

その結果、宮沢氏はその決定を取り下げなければいけなくなり、その後、日本の政治家は誰一人としてそれを言えなくなってしまった。タブーになってしまったわけである。

そこから6年間、日本は結局何も出来なかった。日本の場合、銀行の貸し出し態度は極めて積極的だったので、銀行に問題があっても、経済に実害があったわけではない。
しかし、その間も不良債権は増え続けた。
そして、1997年に貸し渋りが発生して、ようやく国民がその痛みを感じた
そこで、やっと資本投入の話が出てきて、第一次資本投入となった。

このように、政府による資本投入というのは、国民が痛みを感じるまではきわめて難しいのである。


そして、今の米国も全く同じ状況である。ウォール街の人達の給料と米国の平均給料の差額というのは、日本の100倍くらいある。
「あの高給取り連中を救うために、なぜ一般の人々の税金を使わなければならないのか」
という声が出てしまうと、出来ることも出来なくなる。


おそらくポールソン財務長官もこれをわかっている。間違ったタイミングで喋ったら、出来ることも出来なくなる。だから今は喋れない。
自分から「やりましょう」とは言えない。
実際にはベア・スターンズ救済の件で、当局の金がかなり入っているのにもかかわらず、である。

【所感】
米国政府はリーマンは切ったが、さすがに金融恐慌を引き起こす可能性のあるAIGは切れなかった。

さりとて全面的な公的資金投入を実施したわけではない。

したがって、米国のバブル崩壊は日本同様に続くことになる。

 


日本経団連会長の御手洗冨士夫会長は辞任せよ

2008年09月18日 | 日本をダメにする(した)人々
日本経団連の御手洗冨士夫会長は17日、都内で講演し、米大手証券リーマン・ブラザーズの経営破綻によって「米国金融市場の混乱が続いていることを憂慮する」と述べながら、日本経済については「サブプライム問題の影響は軽微」と指摘したということである。

また「米国をはじめとする海外経済が持ち直せば国内景気も来年半ば以降に回復に向かう」との極めて楽観的な見方を示したという。

金融恐慌の恐ろしさ、日本のバブル崩壊過程を全く理解していない「浅はかな頭脳」の持ち主である。

よくぞこの程度で大企業の経営者に登り詰めることができたものだ。
今回の指摘が外れた場合は辞任せよ(隠居してくれ)!と言いたい。

粉ミルク被害、中国で拡大 中国人も中国産は食べなくなる?

2008年09月18日 | 小泉構造改革
中国国内で有害物質メラミンに汚染された乳児用粉ミルクの被害が広がっている。

死亡した乳幼児は3人となり、患者数が6244人に達したとのこと。

中国は日米向けとして故意に毒物を混ぜていたと思っていたが、そうでもないらしい。自国民にさえ毒物を平気で売りつけるお国柄らしい。

我が家では昔からペットの食べ物も含めて、中国産は一切購入しないことにしている。中国製品は安かろう悪かろうの極限であるからだ。

ところで小泉構造カイカクのお陰で、日本の食べ物もだんだんと中国製品っぽくなってきた。
というか、知らないところで中国製品(たとえば事故米)を国産品として食べさせられている。

小泉氏の言う「清貧の思想」は、人々の道徳心を蝕んでいく