経済財政諮問会議について、自民党の中山成彬(なかやま なりあき) 衆議院議員が見識ある質問をされていた。
大蔵省出身で、大蔵省同期の中山恭子(なかやま きょうこ)参議院議員とは夫婦だそうですが、自民党の中にもこうした逸材がいるのだな、と感心した。
(平成19年10月9日衆議院予算委員会より)
○中山委員
次に、経済財政諮問会議のあり方について質問したいと思います。
経済財政政策に関し、有識者の意見を十分に反映させて、総理のリー
ダーシップを十全に発揮できるようにということで、平成13年に発足い
たしまして、民間議員を4割以上入れるということになっています。
今年、6月の19日に、「経済財政改革の基本方針2007 『美しい国』
へのシナリオ」、いわゆる骨太方針第七弾が公表されました。その
後、自民党は参議院選挙で大敗を喫しましたが、8月9日、この骨太方
針はそのまま20年度予算の全体像として概算要求基準となりまし
た。
私はこれに反対いたしました。
特に、民間議員は大企業の成功した会長さん、それから著名な学者
先生、みなさん東京住まいということで、地方の視点とかあるいは弱
者の視点がないのは問題じゃないかと私は思っています。
選挙という試練を受けない民間議員と官僚が中心となってどんどん進
めていくことに疑問を持っているわけです。
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加えて私は、民間委員特に企業経営者の選択基準がおかしいと感じている。
民間委員は輸出企業の経営者に偏りすぎているのではないか。
内需関連産業の企業経営者を選択すべきである。
また、大手ではなく中堅企業の経営者も対象とすべきではないかと思う。