「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

公的資金での買い支えが露骨な最近の株価 

2009年02月28日 | その他経済

東京株式市場での日経平均株価が反発している。

つい最近までNYダウに連動していた日経平均株価が、この一週間ほどから独立した動きになっているのである。

しかしながらその動きをみると公的資金の買いが行われていることが露骨である。

朝の寄りつき、午後の寄りつきに少し買い上がって、民間資金を呼び込もうとしているのだ。

マスコミは製造工業生産予測調査で3月の生産回復が示唆され、景気後退の長期化に対する警戒感がやや薄れたとの解釈をしているが、こうした麻酔のような騙しは長続きしない


無理に買い支えた反動は大きいと覚悟した方が良い。


底抜けもあり得ると思っている。

「日本は大ばか野郎」、FRB元理事が経済政策を批判

2009年02月28日 | 小さな政府


フレドリック・ミシュキン元米連邦準備理事会(FRB)理事が27日、ニューヨーク市内で講演し、1990年代の不況を長期化させた元凶として日本の財政・金融政策を厳しく批判したとのこと。

2000年にゼロ金利を解除した日銀の政策を「尚早」、日本の財政政策は「小出しだった」などと指摘されている。


「私はもう公職にないから」と断ったうえで「(日本は)財政政策も金融政策もちゃんと仕事をしなかった」「大バカ野郎だ」と批判したとのことであるが全くの正論だと思う。


『郵政問題等に関する小泉節』が意外に不評なのだと

2009年02月24日 | 小泉構造改革
産経新聞・FNN合同世論調査の結果は次のようだった。

□小泉氏は麻生太郎首相が郵政民営化に反対だったかのような発言をしたことについて

「怒るというより笑っちゃうくらい、あきれている」と批判したが、この小泉氏の発言を「評価する」は36・4%と少なく、「評価しない」が半数以上の56・3%だった。




□「小泉氏が定額給付金を含む平成20年度第2次補正予算関連法案の衆院再議決を棄権する意向を示したこと」について  

再議決自体に反対する意見が61・5%だったにもかかわらず、小泉氏の意向を「理解できる」は46・2%で、「理解できない」も46・6%と評価を二分した。




小泉氏が推進した構造改革

「評価していない」が53・6%で「評価している」は44・2%。




「国民的人気を誇り、言動が注目を集めてきた自民党の小泉純一郎元首相だが、神通力にかげりが出てきたことが浮き彫りになった」と分析されていたが、私からすればまだ44%の国民がだまされ続けていることに呆れてしまう


自民党だけでなく日本型社会までもぶっ壊してしまった小泉純一郎の本質が見えないということ。
こんなだから振り込み詐欺やネズミ講など日本人は騙されやすいのである。

米政府はGM、クライスラーの破綻処理を検討しているらしい

2009年02月24日 | その他経済
愚かなことである。

米経済紙ウォールストリート・ジャーナルによれば、米オバマ政権は日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条で両社を破綻処理することを「選択肢として真剣に検討している」といい、シティグループやJPモルガン・チェースなどの大口債権者と協議を進めているとのこと。

破産法11条を適用すると、債務関係を整理して財務体質を改善できるうえ、労務費も削減しやすくなるというが、債権放棄を求められた下請け

メーカーはどうなるのか


ビッグ3が生き残ったとしても自動車部品メーカーが消失して

しまう可能性が出てきた。

本当に恐ろしいことである。

米財政赤字、4年で半減方針 オバマ大統領も普通の大統領だった

2009年02月24日 | その他経済

オバマ米大統領は23日、財政健全化に関する超党派会議に出席し、「我々が引き継いだ財政赤字を任期中に半分に削減すると約束する」と語ったという。

米国が世界の警察機能を放棄するとすれば米国の財政赤字はかなり削減されようが、恐慌状況の経済に与える影響を考えたとき、果たしてどうなることか。


二兎を追う者は一兎をも得ずと言うが、
恐慌状態の経済下支えと財政健全化の両立など無理な話なのである。

日本経済新聞など読まないほうが良い!

2009年02月23日 | どうしようもないマスコミ


小泉構造カイカク(市場経済原理主義)を主導してきた「日本経済新聞」

これら施策に協力してきたことを反省することなく、日本郵政の保養宿泊施設「かんぽの宿」の売却問題においても唯我独尊の姿勢である。


日経は「総務相の主張は説得力を欠く」と、相変わらず明確な根拠を示さない総務相を批判し、日本郵政が譲渡凍結を表明したことについて「何とも不可解だ」「公明正大な手続きだ」と主張している。

要はオリックスとの契約を維持すべきだとの姿勢だ。
とんでもない主張で、ミスリードを繰り返している。


また、系列TVのワールドビジネスサテライトでは、あの「竹中平蔵」をスポットCMにして垂れ流している。


このメディアも腐っている。


公立病院と私立病院の違い

2009年02月17日 | どうしようもないマスコミ

最近、公立病院の赤字を指摘し、廃止を訴えるバカなマスコミ、評論家が多い。

バカなマスコミは(一部の有名私立病院を除く)多くの私立病院の実態を知らないで勝手なことを言っているである。

私立病院の実態とは


  ■病院やクリックは医療法人という特別な税負担の軽減措置を受けている。
    企業で言うところの取締役はほとんどの病院、クリニックにおいて親、妻、子

   等が就任
し、軽減措置により生じた利益を身内で独占しているのが実態であ
   る。

   月当たり600万円~800万円を独占するなど当たり前である。

   一方で医療従事者は低賃金で使い捨てている。辞めればまた雇えばよいと
   いう考えである。

   特に病院、老人保健施設、特別養護老人ホーム等を経営している医療法人は   
   こうした経営者が多い。

   介護従事者や准看護師の雇用が厳しいのはこういった経営者が多いからでも   
   ある。
   介護報酬を引き上げたとしても、経営者達が吸い上げるだけである。

   ※介護保険制度を活用する医療法人には労働分配率の規制が必要であ  
   る。(彼らの多くは金の亡者といって良い。患者や要介護者の顔がお金に 
      見えるに違いない)


    ■「正看護師」ではなく「准看護師」を雇用している。
   「准看護師」の方が安い給与で雇用できるからである。

   しかも極端に安い給与で雇用し、夜間は看護配置をごまかすなど医療法も遵   
   守しないものも多い。
   このため看護師達は低賃金でありながら過重労働となっている。
   介護従事者や看護師が定着しない訳である。

  ■老人保健施設などは医師の配置を義務付けられているが、名義貸しの医師
    で誤魔化している実態もあり、これにより浮いた給与も経営者の身内で独占さ  
    れることとなる。


一方で公立病院は多くの正看護師を配置し、各医療従事者には適正な賃

を支払うため、当然のことながら赤字となりやすい。

また夜間の看護配置等についても医療法を遵守するので雇用数が増えざるを得
ない。

当たり前のことをしていたら利益が上がるものではないのである。


単純に「公立病院は効率が悪い」と批判する

マスコミ、評論家は不勉強すぎる。
 


竹中平蔵への質問状 2

2009年02月17日 | 小泉構造改革


竹中平蔵
はなぜこんなにも建設土木業者を目の敵にするのか?

その理由がわからない。

あんたは道路を使わないのか。

あんたは橋を渡らないのか。

あんたはトンネルを通らないのか

これから世の中にはどんどんと失業者があふれてくる。

失業者の雇用は公共事業なしで吸収できるのか。

答えてくれ!


竹中平蔵への質問状

2009年02月17日 | 小泉構造改革


日銀総裁になりたがっている「竹中平蔵」が度々口にする主張がある。

それは『日本銀行はもっと量的緩和すべきだ』というものである。


仮に日銀が無理矢理、市中銀行に数兆~数十兆円のマネーを供給したとして、そのマネーをどのように企業に供給するのか?

貸し倒れ覚悟で、通常は貸し出し出来ないような企業に対しても貸出を行うのか?
借りたくない優良企業に無理矢理押しつけるのか?

「竹中平蔵」の理論にはこういった類のものがほとんどである。

こうした理論に対し国民やバカなキャスターはすぐに騙されてしまう。

「竹中平蔵」は一般国民に理解できないのを承知の上で、いい加減な主張を行う詐欺師と言ってよいだろう。