底が抜けた日米の株価動向を予測してみる。
米国については、民主党大統領が選出された後に、公共事業を含む大規模な景気対策を実施するはずである。
対策の規模にもよるが、そこで底入れをする可能性があると見ている。
ヤマ場は2008年12月~2009年3月あたりか。
これに比して日本の株価の底入れはかなり遅れるものと思われる。
(いったんは米国につられ上昇するだろうが)
何故かというと総選挙が行われないままに公共事業を含めた景気対策は実施できないからである。
麻生氏はどうしても国民、マスコミの目を意識してしまうからである。
麻生氏は「100年に一度の危機」と言っているわけであるから、本来であれば「赤字国債を発行しないとか言っている場合ではない」と主張すべきだがそうした本音は言えない。
それは総選挙を意識せざる得ないためで、マスコミから「公共事業というバラマキをする麻生自民党はけしからん」とレッテルを貼られることを恐れるからである。
結局、米国が公共事業を実施し株価が反転するのを見て、日本政府もようやくバラマキと呼ばれる公共事業の検討に入れるのではないかと思っている。
それは総選挙後の2009年5~6月頃であろうかと見ている。