8月17日の読売新聞朝刊1面に、堺屋太一氏の『「ベルサイユ化」抜け出せ』というインタビュー記事が掲載されました。
安倍内閣は小泉内閣とも読み替えても良いと思いました。
要旨は
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安倍(小泉)内閣は能力不足で同時に時代感覚が乏しい。この内閣の体質的な欠点は「ベルサイユ化」だ、つまり「裸の王様」だということでしょう。
ベルサイユ宮殿には王様と取り巻きの貴族や官僚が集まって、贅を尽くした生活を送っていた。庶民の生活のことなど、頭の片隅にもなかった。
ここ6年間の自民党政権はこれと同じ状況ということです。
安倍(小泉)内閣は2世3世議員が多く、そのほとんどが、地方に住んだ経験のない東京生まれ、東京育ち。
いま、世界中で、最も変わっていない時代遅れの場所は東京で、土地の値段もそこそこ高いし、若い人は集まっている。だから地方都市のシャッター通りや高齢化なんかの実感がない。
安倍内閣の再生のポイントは、ベルサイユから出ること。
安倍(小泉)内閣は、世界の文明の変化からも地方の衰退からも孤立している。
日本は大変なお金と権力で東京に集中させているこれをやめなければならない。
族議員はそれぞれの官庁を監視していたが、小泉が族議員を辞めさせてしまった。ゆえに、官僚主導となってしまった。
官僚は官僚機構のための官僚であって、首相のための官僚ではない。
まず官僚依存をやめ、医療、財政、税制等々にそれぞれ詳しい政治家を育てていかなければならない。
というものでした。
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最近の読売新聞は「竹中平蔵の代弁」新聞かと思っていましたが、そろそろ自社の「ベルサイユ化」に気づいたのかな、という記事でした。
さて、私自身、安倍内閣の再生のポイントは「ベルサイユ化」(小泉構造改革)から抜け出すことを宣言し、経済ブレーンとして「堺屋太一」氏や「リチャード・クー」氏を任用することだと思います。
(まぁ、これは安倍内閣の成り立ちや、今回の選挙前後の動きからして、到底、望めないことではありますが。)