「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

トヨタ自動車やキャノンが利益を貯め込むほど円高に

2007年10月06日 | 為替問題

トヨタ自動車にはキャッシュフローが4兆円以上あるそうだ。

確かにこの会社に技術力はあるだろうが、徹底したコスト管理、特に派遣、請負を活用した人件費の削減があっての利益と言えるだろう。

本来なら労働分配率(特に作業労働者)を上げなければならないのだと思う。

問題なのは、海外から持ってくる利益が余りに大きいため、円高の原因となっていることであろう。

小泉構造改革派やマスコミはこの問題に触れないが、円高を阻止するために税金を使ってドル国債を買い続けている。

そして、円高阻止にも限界があって、円高に振れるたびに人件費(特に作業労働者)が国際的に高くなる。

それでも儲けるために偽装請負、海外労働者の合法化などの裏テクニックが必要となるのである。

こうしたテクニックを実現するため、トヨタ、キャノンなどの経営者小泉構造改革派を支援する必要があるのだ。

この理屈が理解できていれば、若者が小泉構造改革を支持することはないのだろうが...