上田浦駅に着いて、ようやく鏡の必要性を実感しました。
ホームの鏡は、自動車のサイドミラーの役目のために設置されていたという事を。
お客様がちゃんと乗られたかなどの確認のためにあったんですね。
「今更でしょ。」って言われそうですが、自分なりに気づいた瞬間でした。
61歳にして(笑)
昔は車掌さんや駅員さんがいらして確認されていましたが、無人駅に運転士さん1人、安全確認のための鏡だったのです。
上田浦駅を出ますと、井牟田地区を通ります。
ここはとても道が狭くて、やはり軽自動車しか通れない場所があります。
たまたまここを通り掛かった際に、他県からいらした方がここに迷い込まれて、脱出の誘導をした事があります。
もちろん無傷ではありませんでした。
現在は線路の海側に広い道路が建設されて通り安くなっていますが、旧道は線路脇の狭い道のみでした。
それで火事があると大きな消防車が通れなかったり、生活する上での不便さを解消するための道路工事が現在でも行われています。
いくつかのトンネルを抜けて走る肥薩おれんじ鉄道の海沿いのコースも終わりに近いてきます。
肥後二見駅に差し掛かります。