今日はおだやかに晴れた冬の一日、海も鏡のようでした。
能登の海岸線にもう雪はありません。
海沿いは内陸部に比べて降雪も積雪も少ないのです。
ここは縄文遺跡のある能登町・真脇。
4000年もの間、人が暮らしていた痕跡をたどることができます。
きっと縄文の昔から住みやすいところだったのでしょう。
山の上から海を望むと手前の谷に雪に埋もれた集落がありました。
谷ひとつ、川筋ひとつ違うだけで気温も雪の量もずいぶんちがう繊細さがあります。
日本の自然はそれほどまでに微妙で多様です。特に能登半島は山谷と海が隣接しているので
ほんのちょっと離れただけでも変化が大きいエリアです。
能登の人はわずかな寒暖や積雪の地域差を感じ取る繊細さを併せ持っています。