能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

スタッフブログ

インタープリター山崎の日常、スタッフブログ「ゆらりぶらり」も日々更新中です!

鉢伏山 エコツアーの意義

2009年12月17日 | おしらせ・情報
日本の里山の自然「放置」が進んでいるのは私たちの暮らしの変化が原因です。
山の幸はスーパーで買うようになり、土や肥料はホームセンターで買い、
暖をとる薪の変わりに灯油を使い、炭は家庭から忘れられ、
そこの山の木を家に使うこともありません。

私たちの暮らしが山を、身近な自然を必要としなくなったのです。
暮らしを元に戻せない以上、過疎化とともに里山の荒廃はこれからもすすむでしょう。

それならば違う仕組みを使って、身近な自然や里山と人々の関わりを回復できないか。
世界につながる今日的なテーマで、その価値を再確認してメッセージすることはできないか。
人々が再び自然に目を向け、里山の暮らしを語り、遠くから人が訪れる地にならないか。
都会の人と能登の人が共に過ごす時間をつくる。
鉢伏山のエコツアーはそのためのささやかな試みです。

自然の生態系や地域の課題を楽しみながら学び体験するプログラムを構築し、
都会の方を対象に「能登びと」による有償ガイドツアーを行います。
1回のツアー人数を6名程度の少人数にすると深い体験を共有できます。同時に、
環境負荷や地域住民の負担に配慮することもできるので丁寧に長く続けられるプログラムになります。
自然環境の保全や地域物産への貢献にもつながる地域に根差した活動。
だからこその「能登らしさ」を味わってもらいたい・・・。

鉢伏山のエコツアーは来春(2010年)から、いよいよ始動します!