能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
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能登島 イルカと泳ぐエコツアー 4

2009年07月16日 | エコツアー能登
ここが5頭のミナミハンドウイルカたちのホームです。意外なほどふつうの海岸です。
イルカは毎朝ここから沖に出て、夕方になると帰ってくるのです。

ドルフィン・ウォッチングのルールを守る証の黄色いのぼり旗が翻ります。
鎌村船長は決してイルカを追いかけたりしません。イルカがこちらへ来るのを待ちます。
イルカが興味を示すように微妙に操船しながら・・・。これが遭遇確立99%の技!

いましたっ!!! 何頭ものイルカが船の下を横切ります。

あそぼうよ、はやくおいでよ、ていってるみたい!

はやる心をおさえて、足ヒレをつけて、船から降ります。ゆっくりと順番に。
みんなでなるべく固まってじっとします。うまい人が深くダイブします。これもイルカと会うためのコツ。


シュノーケリングしながら海面に浮いていると、背びれを立てたイルカたちがまっすぐこっちに向かって泳いできます。
そして潜ったと思ったらすぐ横や真下をかすめます。 大きい!
イルカは斜め下しか見えないそうなので、おなかを見せる感じで通り過ぎていく時はこっちを見ている証拠。
イルカの声も聞こえます。クリック音もします。大興奮!!!約1時間があっという間でした。


野生のイルカと海の中で遭遇する感動は言葉に表せません。
ガラスケース越しでもない、船の上からでもない、同じにつながった水の中で種を超えたコンタクト。
イルカたちは不器用に浮いているのろまな友達に、わざわざ会いに来てくれているのです。
遊んでくれて、ありがとう! ヒトとイルカの立場が逆転してしまいました。

イルカのなめらかな美しい体。道具をくっつけている自分の姿がこっけいにも感じます。
カラダひとつになりなよ、ってイルカに言われたような・・・。

イルカは船も大好きです。
百戦錬磨の鎌村船長の操船は特に楽しいらしく、舳先で嬉々として泳ぐ姿はまさに遊びです。

弱肉強食ばかりではないピースフルで自由な海の懐深さをメッセージする野生のイルカたち。

海の中でイルカと泳ぐと、深い何かが残ります。
それがなんだろうと確かめたくて、また彼らに会いに行きたくなるのです。

野生イルカと泳ぐECOツアー
http://www.notodive.jp/dolphin-tour.htm