■1月31日■ 続き
ロンドン街歩きから帰った後、ホテルで少し休んでから、
同行してくれていたSさんに、もう一度ドンマー・ウェアハウスに行ってもいいか、確認しました。
数日前にマーク・ゲイティス氏に差し入れをした後、「コリオレイナス」の出待ち(SD)で会えなかったことが、どうしても心残りだったのです。
※詳細はこちらを参照のこと。
その後の数日は、SDのことは忘れて旅を楽しんでいたのですが、
このままやり残した気分のまま日本に戻っていいのだろうか、
Sさんの厚意もあって、またここまでやってきたのに…
そんな気持ちが心の端にはありました。
ただ、これはSD慣れしていない私のわがままな考えで、それを強いるのはとても心苦しかったのです。
この部分は詳しくは書きませんが、2人で真剣に言葉を交わしました。
それほど、この件にはナーヴァスになっていたのです。
そして、もう一度、SDをするためにコヴェント・ガーデンに向かうことになりました。
(ホテルからコヴェント・ガーデンまでは近かったのです。)
前回芝居がはねた後、ドンマーの正面入口で待っていましたが、
今回は裏口で待機することにしました。
前回のことがあった後、裏口で会ったというファンのレポートを見たからです。
ただ、日によってセキュリティの対応は変わるでしょうから、
これも確実な選択と言えるか分かりませんでした。
私たちが劇場の裏口の向かいの歩道で待っていると、同じアジア人の女の子が近くに立っており、
やはりマークを待っているようでした。
横にいたSさんに話しかけてきた彼女(中国人)は、
シャーロックのキャストのサインや写真を貼付けたスクラップ・ブックを
私たちに見せてくれました。
(この時、私は以前SDの偵察に行った時にも彼女がいたことを思い出しました。)
今度、アップルストアでアンドリュー・スコットも来るトークイベントがあるの、知ってる?
などと話をしていると、正面の劇場入口で待っていた彼女の仲間がやってきて、状況を確認し合っていました。
この中国人の情報網…。
我々日本人から見ると、悪く言えば図々しい印象を受けますがよく言えばその積極性が羨ましいところです。
("A Game Is On"のイベントの時も目撃しましたしね…。)
セキュリティから声を掛けられるのが嫌な私は、陰に隠れたり辺りをうろちょろしていたのですが、
(中国人ファンも「あの人(セキュリティ)は嘘しか言わない」と言い切っていました・笑)
待っている間に携帯で、今日はリース・シェアスミスも観劇に来ていることを知りました。
マークの仕事仲間が来ているということは、急いでるから話す時間なんてないかも…
今までのこともあり、絶望的な気分になってきました。
夜の10時半頃、セキュリティがうろつき始めると、
しばらくして、裏口からスタッフや脇役キャストが出てくるようになりました。
そして、もうすぐ出てくるかな…と思ってからそう間もなく、
裏口からマークが出てきたのです。
それも、リースと一緒に。
(リースだ! マークと一緒のリースだ!!)
以前生でリースを見たことがありましたが、マークと一緒にいるリースは初めて目撃しました。
声には出しませんでしたが、Sさんの背中をボンボン叩いていたかもしれません。
ハグを交わしたマークはリースと分かれ、近寄ってきたファンに歩み寄って会話を交わし始めました。
前述の中国人ファンの仲間が集まって来る中、
私たちも話しかけるタイミングを必死で伺いました。
気を抜くと、他のファンに機会を奪われてしまいかねません。
("55 days"の時はこんなことなかったのに・涙)
私は、ファンのサインに応え終えたところでマークにすかさず声をかけ、
プログラムを差し出し、会話する時間を確保するためにもサインをお願いしました。
そして、
「火曜の舞台の前にお会いしたんですが、覚えていらっしゃいますか?」
と訊いたのです。
「覚えてるよ! ええと…」
マークは顔をプログラムから上げて、思い出そうとしていました。
「彼女がハマー・ホラーのファンの子です」とSさんを紹介すると、
マークは「ああ!」と思い出してくれました。
火曜の彼の劇場入りの際、
Sさんはハマー・ホラーについて日本語で書かれた本と、この芝居の役=メニーニアスに扮したマークの素晴らしい絵を、
私は、渡英前に体調を崩していたのを読んだので、ホッカイロと靴下を渡していました。
そして、マークは、
「君は温かいやつをくれたよね!」
と笑いながら、私に向かってホッカイロをモミモミする仕種をしたのです!
「そう!そうです!」
(使ってくれてた!!!)
ロンドンでもホッカイロは売っているらしいんですが、知らない人は知らないらしいので、
ふせんに使い方を書いて、貼ったものをお渡ししたのです。
それでも、こんなにすぐに使ってくれているとは思いませんでした。
喜んでいる隙に、やはりマークは中国人のファンたちに奪われてしまいましたが、
ちゃんと渡したものを確認してくれていたことを知れただけでも天にも上る気持ちでした。
もうこれで何の悔いもない。お土産なしで日本に帰っても構わないと思いました。(買ったけど。)
ただ、Sさんが芝居の感想を伝えるタイミングがなくなってしまったので、
他のファンとの話が終わったところで声を掛け、また奪われの繰り返しでした。
ここまで来ていた私が考えるのもなんですが、
こんな風に囲まれて、マークにとっては迷惑だろうな…と申し訳ない気持ちにもなるのでした。
何しろ、そんな状況でも、彼は一人一人にきちんと対応してるんですから。
Sさんもお話出来て、お写真も撮ってもらった後、
マークはいつものように颯爽とその場を去っていきました。
こんな劇場の裏手で、大量に待ち受けてたファンに、
イヤイヤな空気を醸し出すこともなく最後まで残ってくれるマークの優しさに、
今回も惚れ直したのでした。
私たちはやっと彼と会話を交わせたこと、差し入れを見てもらえたことをお互い喜びました。
そして、彼が時間を割いてくれたことに感謝しながらホテルへ向かったのです。
ところが。
帰路の途中、カメラを確認したところ、撮ったはずのマークとSさんの画像がないことに気付きました。
「なんで?!」
「さっきフラッシュも焚いて撮ったはずなのに!」
…この話はもう少し続きます。
更新を怠っていたので、そろそろ続きを。
■2014年1月31日■ 続き
Speedy'sとベイカー街に寄った後は、Tubeでウエストミンスターへ。


ウエストミンスター駅の改札。シャーロック"The Empty Hearth"で少しだけ映るので、改めて。
階段を上ると、すぐにビッグ・ベンが見えてきます。


ロンドンらしくはありますが、怪しい空模様。
川の上は風が特に強いので風が冷たく、写真を撮るのも一苦労です。


この日はロンドン塔までテムズクルーズに乗ることに決めていました。
今回乗ったのはThames Clippersという水上バス。
理由は一番安いから。オイスター・カードで乗船するとお得です。
(何故安いかというと、観光ガイドがついてないから。)
私はチャージされている金額が足りなかったので、現金で支払いました…。


ロンドン・アイ・ピアについた頃にちょうど船が出たところだったので、20分程度待たされましたが、
自販機でスナック菓子を買って待ってるうちに次の船がやってきました。


乗客が少なくて快適。
客席の先頭に陣取ってカメラ撮影し放題です。
通勤や仕事の移動でこの水上バスを使っている人もいるみたいでした。
テムズ川を下って通勤なんて羨ましい。渋滞もしないだろうし。


シャードを過ぎると巡洋艦ベルファストが見えて来ます。
(ガラス越しでピントがあわずにすみませんです。)


巡洋艦ベルファストを過ぎるとタワー・ブリッジが見えてきます。
そしてどんどん悪化する天候(苦笑)。


船から降りると雨も少し強めになっていました。
タワー・ピアに降りたということはロンドン塔に行くわけですが、今回は中は見ずに外観を素見しだけ。
ショップでお土産を物色しました。


お土産確認をした後は、タワー・ブリッジへ。


雨が冷たい&風が強くてその思い出しかもはや残っていないのですが、
そんな日でも相変わらずピーナッツ売りは出店してました。


タワーブリッジを'行って帰って'した後は、
冷えた体を癒しがてら、Tower Hill TerraceにあったEATで腹ごしらえ。

見た目よりずっと食べ応えのあるビーフのハンバーグコンボです!
Tower Hill TerraceにはCostaやダイナーやお土産屋さんが入っているんですが、
店じまいが夕方くらいでわりと早いです。我々も追い出されました。
2時間程度の街歩きの後、帰りもテムズ・クルーズ。


↑この人の口元、サイモン・ペグに似てませんか。
帰りは行きよりも乗客が多かったですね。船の中には売店もあります。
座った席のポケットに、ユニオンフラッグ柄の折りたたみ傘があったので、
誰かが捨てて行ったなら拝借してしまおうか、と相談していたところ、
持ち主が戻ってきて恥ずかしかった思い出が甦る(笑)。


夜のタワー・ブリッジはこんなライティングになっています。
さよならタワー・ブリッジ、また近いうちに…。


そして、元のロンドン・アイのふもとに戻ってきました。
夜の人通りはいつもより少ないような。

毎回夜のウエストミンスターをうまく撮影しようと頑張りますが、
やはりコンパクトデジカメでは限界がありますねー。
これでも以前のカメラよりはまともに撮れている方なのですがねー。


これでも傘を飛ばされそうになりながら必死で撮った中の数枚なんですよ。
つづく…。
■2014年1月31日■ 続き
Speedy'sとベイカー街に寄った後は、Tubeでウエストミンスターへ。


ウエストミンスター駅の改札。シャーロック"The Empty Hearth"で少しだけ映るので、改めて。
階段を上ると、すぐにビッグ・ベンが見えてきます。


ロンドンらしくはありますが、怪しい空模様。
川の上は風が特に強いので風が冷たく、写真を撮るのも一苦労です。


この日はロンドン塔までテムズクルーズに乗ることに決めていました。
今回乗ったのはThames Clippersという水上バス。
理由は一番安いから。オイスター・カードで乗船するとお得です。
(何故安いかというと、観光ガイドがついてないから。)
私はチャージされている金額が足りなかったので、現金で支払いました…。


ロンドン・アイ・ピアについた頃にちょうど船が出たところだったので、20分程度待たされましたが、
自販機でスナック菓子を買って待ってるうちに次の船がやってきました。


乗客が少なくて快適。
客席の先頭に陣取ってカメラ撮影し放題です。
通勤や仕事の移動でこの水上バスを使っている人もいるみたいでした。
テムズ川を下って通勤なんて羨ましい。渋滞もしないだろうし。


シャードを過ぎると巡洋艦ベルファストが見えて来ます。
(ガラス越しでピントがあわずにすみませんです。)


巡洋艦ベルファストを過ぎるとタワー・ブリッジが見えてきます。
そしてどんどん悪化する天候(苦笑)。


船から降りると雨も少し強めになっていました。
タワー・ピアに降りたということはロンドン塔に行くわけですが、今回は中は見ずに外観を素見しだけ。
ショップでお土産を物色しました。


お土産確認をした後は、タワー・ブリッジへ。


雨が冷たい&風が強くてその思い出しかもはや残っていないのですが、
そんな日でも相変わらずピーナッツ売りは出店してました。


タワーブリッジを'行って帰って'した後は、
冷えた体を癒しがてら、Tower Hill TerraceにあったEATで腹ごしらえ。

見た目よりずっと食べ応えのあるビーフのハンバーグコンボです!
Tower Hill TerraceにはCostaやダイナーやお土産屋さんが入っているんですが、
店じまいが夕方くらいでわりと早いです。我々も追い出されました。
2時間程度の街歩きの後、帰りもテムズ・クルーズ。


↑この人の口元、サイモン・ペグに似てませんか。
帰りは行きよりも乗客が多かったですね。船の中には売店もあります。
座った席のポケットに、ユニオンフラッグ柄の折りたたみ傘があったので、
誰かが捨てて行ったなら拝借してしまおうか、と相談していたところ、
持ち主が戻ってきて恥ずかしかった思い出が甦る(笑)。


夜のタワー・ブリッジはこんなライティングになっています。
さよならタワー・ブリッジ、また近いうちに…。


そして、元のロンドン・アイのふもとに戻ってきました。
夜の人通りはいつもより少ないような。

毎回夜のウエストミンスターをうまく撮影しようと頑張りますが、
やはりコンパクトデジカメでは限界がありますねー。
これでも以前のカメラよりはまともに撮れている方なのですがねー。


これでも傘を飛ばされそうになりながら必死で撮った中の数枚なんですよ。
つづく…。