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【カーディフ編】パディントンからカーディフへ

2012-12-09 | 2012年、英国の旅 ~秋編
滞在7日目。
昨日の芝居や劇場の出来事を反芻しながら、チェックアウトの支度を済ませ、
バスに乗り、パディントン駅へ向かいました。
ウェールズの首都、カーディフへ向かうためです。



ロンドンへはまた戻って来る予定だったので、
ホテルに余分な荷物を預けたかったのですが、「防犯上の理由で断ってます」と言われてしまい…。
春に泊まったときは受付してたんだけどなー。
仕方なく、全ての荷物を引きずりながらダブルデッカーに乗り込みました。

Saint Mary's Hospitalを右に見ながら、Praed Streetを歩いていくと、
パディントン駅の入口が見えてきます。



パディントンは西への玄関口。
ヒースロー空港との行き来も便利ですが、私が利用したのは初めて。
チケットはあらかじめFirst Great Westernで予約済みだったので、
発見する場所を探すことに。



そして発見したのがこの自販機。
クレジットカードを差し込んですぐに認証が完了するので、
あっという間にチケットが発券されました! こんな簡単とは。
(ちなみにチケット代は片道£15.50)



まだ列車の入るホームが分からなかったので、駅のスーパーでお昼を買うことに。
構内の奥の、カフェが入っているスペースに、パディントンベアがいました!
リメンバランス・デーが近いので、帽子にポピーを付けてますね。



10分前になってやっと発車するホームが表示されたので、4番ホームに急ぎました。
私の予約した車両は最後尾。
一番後ろまで急ぎましたが、実際の最後尾の車両は自転車用のスペースになっています。
確かに、駅の中を眺めていると、自転車持参の人が多く見受けられました。
ホームにも駐輪スペースがあるんですよね。
列車に乗り込むときも、自転車と一緒に移動出来るようです。



乗り込むと、席に行き先の書かれた"予約済み"のカードが差し込まれています。
自分の席を確認し、ようやく出発!



出発した後、荷物の中から、買っておいた"SHERLOCK: CASEBOOK"を取り出しました。
"SHERLOCK"は、製作者のSteven MoffatとMark Gatissが、
まさにロンドンからDoctor Whoの撮影地であるカーディフへ向かうこの列車の中で話しながら練り上げられたものなのです。
そのエピソードが書かれたページを、その列車に乗っていることに悦に入りながら読んで過ごしました。



列車は予定通りの時間に到着。
心なしかロンドンよりも寒く感じます。海が近いからかな?




ウェールズでは英語とウェールズ語が並んで表記されています。
ウェールズ語の読み方はまったく分からない!
でも、駅から近くにあるホテルで話が分からない、ってことはなかったです。

チェックインよりも早めに着いてしまい、少し待つことになりましたが、
部屋に荷物を置いて、今日一日は街の中の散策をすることにしました。



駅からカーディフ城までのびる、St. Mary Street。
ウェールズの国旗と世界の国旗が並んでいます。



カーディフの中心、City Centreでは、あちこちにアーケードが伸びています。
お菓子屋さんや古本屋、カップケーキのお店やカフェ等、見ているだけで楽しくなってきます。



フレッドペリーのような服飾ブランドや宝飾のお店も入っていたりします。
パリのパッサージュに近い雰囲気かもしれませんね。



その中でも賑わいを見せてるのがCardiff Central Market。



一階は食料品や花屋、二階はカフェがあると思えば床屋さん、中古レコード屋、秋葉原にあるような電気の部品を扱う店が並んでいます。



階段を上った所には何故かエルビスが。
Cardiff Central Marketと平行している道はChurch Street。
突き当たりの教会はSt John The Baptist City Parish Church。



教会の横を抜けるとワーキング・ストリートに出ます。
この道はロンドンにもあるようなメジャーなチェーン店が並んでいます。スタバとかね。



この道にあるQueens Arcadeは所謂ショッピング・モール。フードコートも入ってたと思います。



ワーキング・ストリートから見えてきたのが、カーディフ城。
西暦元年頃、ローマ人によって建てられた城塞です。



お城の中はあとで見るつもりなので、この日は外観だけ。
城の入口前にもCastle Arcadeというアーケードがあります。




ドクター・フーの天敵Dalekもいました!


アーケードをあちこち見た後は、城の北東側、City Hall周辺へ。
ここにはカーディフ大学や裁判所等があり、賑やかな城の南側と比べると、
ロンドンで言うシティのような堅い雰囲気です。



裁判所の時計塔が印象的なこの辺り、実はドクター・フーのロケ地でもあるのです。
例えばここ、National Museum Cardiff



ここの入口は、シリーズ5エピソード13の"The Big Bang"でAmeliaが訪れる博物館として登場したり、
シリーズ3エピソード6 "The Lazarus Experiment"の研究所の外観に使われています。(そう、Markの出てる回ねw)



"The Lazarus Experiment"でドクターとコンパニオンのマーサが歩くのも、この博物館の横ですね。



内装は別のところなんですが、それはまた後ほど。



中の階段の踊り場はシリーズ5エピソード10 "Vincent and the Doctor"に出てきます。



到着した時間が遅かったので、博物館自体の中をゆっくり見ることは出来なかったのが残念。
City HallやNational Museum Cardiffの裏手にある公園、Cathays ParkにはWar Memorial像が立っています。



まばたきする間に天使像が襲って来るシリーズ3エピソード10 "Blink"のエンディングにこの像(左)の映像が挿入されています。
City Hall周辺には建物の上部に馬や人物の像が彫られているので、
そのいくつかが同じようにこのエピソードに挿入されています。
Glamorgan Buildingの前の馬の像(右)も。

そして最後は、カーディフ城前のGreyfriars RoadにあるNew Theatre
ここはシリーズ1エピソード3 "The Unquiet Dead" が撮影された場所。
暖かみのある外観ですが、使われたのは内装だけ。でも、来てみました。
映画館ではなく、芝居を上演する劇場のようです。



初日からロケ場所がチェック出来るとは、なかなか順調!
City Hall周辺を歩き回っているうちに暗くなってしまったので、この日はホテルに戻りました。

次回はカーディフに来た目的である、Doctor Who Experienceを訪れます!
順調!と思われたはずの旅でしたが、2日目に暗雲が…。

コメント
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