野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

抗PD-1抗体で従来と異なる糖尿病

2017年06月18日 | ブログ

日本糖尿病学会の疫学調査で中間報告

 免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体の投与後に1型糖尿病を発症したという報告が国内外で散見される。大阪医科大学内科学Ⅰ教室教授の今川彰久氏は、日本糖尿病学会の疫学調査の中間集計結果から、その病態などについて、第60回同学会(5月18~20日)で報告した。現時点では、典型的な劇症1型糖尿病や急性発症1型糖尿病とは異なる臨床像が示唆されるという。

劇症1型糖尿病より発症経過が緩徐

 今川氏ら同学会の調査研究委員会は、国内外で抗PD-1抗体の投与による1型糖尿病の発症が複数報告されていることを踏まえ、昨年(2016年)からその成因、診断、病態、治療に関する疫学調査を行っており、その中間集計結果を報告した。

 調査対象は、抗PD-1/PD-L1抗体の投与に関連した1型糖尿病として論文発表された症例や同学会の公式サイトに報告が寄せられた同様の症例で、調査票を各主治医に郵送し、回収できた17例。回収された調査票のデータを、過去に報告された劇症1型糖尿病の病態などに関するデータと比較した。

 その結果、現在の診断基準の病型で、「劇症」が9例、「急性発症」が6例、不明が2例であった。

 発症時の平均年齢は64歳と1型糖尿病としては高齢で、同薬投与から発症までの期間は13~348日と幅があった。

 発症前の経過としては高血糖症状が14例と多い一方、感冒様症状は4例、消化器症状は7例、意識障害は3例と比較的少なかった。発症後は血糖値が661mg/dLと比較的低く、HbA1cは8.4%、空腹時血中Cペプチド濃度は0.45ng/mL(数値は全て中央値)と比較的高値であるため、一般的な劇症1型糖尿病よりも発症経過が緩徐であることが示唆されたという。また、アシドーシスや電解質異常も比較的軽度であった。

 さらに、膵島関連自己抗体はほとんどの症例で陰性であり、ヒト白血球抗原の遺伝子型としては、DR4、DR9が認められるものの、DR2は認められなかった。

早期診断、早期治療の重要性は揺るがず

 以上の結果から、今川氏は「抗PD-1抗体の投与によって発症する1型糖尿病は、典型的な劇症、急性発症1型糖尿病とは異なる臨床像を呈しており、より詳細な臨床像や発症機構の解明が今後の課題である」と述べた。

 日本糖尿病学会が昨年5月に公表した「免疫チェックポイント阻害薬使用患者における1型糖尿病の発症に関するRecommendation」では、高血糖症状や血糖値によって1型糖尿病と診断、ないし強く疑われる状況になれば即座に糖尿病の治療を開始するなどとされている。同氏はこの方針について「今回の疫学調査から、抗PD-1抗体の投与によって発症する1型糖尿病が『劇症』とは限らないことが示されたが、早期診断、早期治療が求められる点は変わらない」と強調し、同Recom­men­dationは現行通り運用する方針であるとした。

https://medical-tribune.co.jp/news/2017/0616508962/index.html?_login=1#_login


今朝の血糖値です。162(mg/dl)です。ちょい高めですね。測定器に誤差が有ったとしても。

普段通りで。夜食も食べずに。ん~ん。

様子見ですか。


もう熱中症のニュースが。こまめに水分を取って対策を。

特に、糖尿病患者さんは。1日、1.5リットルの水分を。食事から摂取できる水分も少しあれど、やはり経口からの水分補給ですね。僕の場合、黒豆茶です。

耐熱用のガラスコップ500CC。本来は冷蔵庫に冷やして「ビール」とやらを入れて飲む器。

これを1日3杯以上飲むようにしてます。

と言っても「健康体」ではないですが。。。。(´・ω・`)

糖尿病にはよいはず。


また更新します。皆様もご自愛ください。

 

(´・ω・`) 今は溜まりに溜まった「映画」を。朝からずぅーと。

フィールド・オブ・ドリームス

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 重症低血糖による突然死 | トップ | 1型糖尿病にもメトホルミン »
最新の画像もっと見る

ブログ」カテゴリの最新記事