野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

重症低血糖による突然死

2017年06月17日 | ブログ

背景には、不整脈と心臓発作の関与がある

 重症低血糖によって引き起こされる突然死のメカニズムは十分に解明されているわけではない。今回、のReno氏(米国、Utah University)は、低血糖による突然死には不整脈と心臓発作が関与すると推察し、ラットを用いたin vivoでの検討を行った。本研究では、Sprague Dawley ラットに低血糖クランプ法(高用量インスリン静注)を行い、重症低血糖モデルを作成し、生理食塩水群、抗不整脈薬(アテノール2mg/kg)群、抗心臓発作薬(レベチラセタム800mg/kg/hr)群、抗不整脈薬+抗心臓発作薬の4群に割り付けて、突然死と不整脈および心臓発作との関係を検討した。抗不整脈薬群および抗不整脈薬+抗心臓発作薬群では、生理食塩水群と比べて重症低血糖発現中の心拍数は有意に低く、QTc間隔も有意に短かった(すべてp<0.05)。

 死亡率は、抗不整脈薬群と抗心臓発作薬群では、生理食塩水群と変わらなかったが、抗不整脈薬+抗心臓発作薬群では有意に低くかった(p<0.05、Fisher exact test)。突然死のリスクは、第2度房室(AV)ブロックの頻度が高いほど上昇し、心臓発作の持続時間が長いほど上昇する傾向が認められた。本研究の結果、重症低血糖による突然死は、不整脈と心臓発作の両方が関与していることが示された。


 重症低血糖は呼吸停止による突然死を引き起こすことが明らかとなっており、そのメカニズムとして低カリウム血症、エピネフリン、神経低糖症、自律神経支配、低酸素血症/呼吸機能低下、心臓発作、不整脈の関与が示唆されているが、メカニズムは未だ十分に解明されたわけではない。演者らはこれまで不整脈と重症低血糖による突然死の関係を検討し、β1遮断薬が重症低血糖によって引き起こされる不整脈のリスクを低下させることを報告したが、重症低血糖による突然死の背景には、不整脈だけでなく、心臓発作が関与している可能性が高い1)

 本研究ではSprague Dawley ラット(体重:250~300g)に低血糖(10~15mg/dL)クランプ法(高用量インスリン静注[200mU/kg/min])を行い、重症低血糖モデルを作成し、心電図(ECG)測定を連続3.5時間行った。対象を生理食塩水群(n=15)、抗不整脈薬(アテノール2mg/kg)群(n=13)、抗心臓発作薬(レベチラセタム800mg/kg/hr)群(n=13)、抗不整脈薬+抗心臓発作薬(n=13)群の4群に割り付け、重症低血糖による突然死と不整脈および心臓発作との関係を検討した。なお、抗不整脈薬としては、非選択的β遮断薬は低血糖に対するカウンターレギュレーションに影響を及ぼす可能性があるため、β1遮断薬であるアテノールを使用し、エピネフリンで引き起こされる不整脈を選択的に阻害した。

 抗不整脈薬群および抗不整脈薬+抗心臓発作薬群では、いずれも生理食塩水群と比べて重症低血糖発現中の心拍数は有意に低く、QTc間隔も有意に短かった(すべてp<0.05)。死亡率は、抗不整脈薬群と抗心臓発作薬群では、生理食塩水群と変わらなかったが、抗不整脈薬群+抗心臓発作薬群では有意に低かった(p<0.05、Fisher exact test)。

 第2度心房(AV)ブロックの発現頻度は、生理食塩水群と比べて抗不整脈薬群および抗不整脈薬+抗心臓発作薬群で有意に低かった(p<0.05、ANOVA)。突然死のリスクは、第2度房室(AV)ブロックの発現頻度が高いほど、また心臓発作の持続時間が長いほど上昇する傾向が認められた。心臓発作の持続時間は抗心臓発作薬群および抗不整脈薬+抗心臓発作薬群で有意に低かった(p<0.05、ANOVA)。第2度房室(AV)ブロックの発現頻度は、生理食塩水群と比べて抗不整脈薬群および抗不整脈薬+抗心臓発作薬群で有意に低かった(p<0.05、ANOVA)。

 重症低血糖が発現している時のエピネフリン濃度、グルカゴン濃度、グルコース静注速度は、全ての群で同程度であり、低血糖に対するカウンターレギュレーションに違いは認められなかった。

 本研究の結果から、Reno氏は「重症低血糖によって引き起こされる不整脈は突然死の原因となる。また、不整脈がある条件下においても、心臓発作は重症低血糖による突然死のリスクを上昇させた」と述べ、「重症低血糖による突然死を防ぐためには、不整脈と心臓発作の両方を減らす必要がある」と結論した。

https://www.m3.com/academy-flash-report/articles/10599?portalId=mailmag&mmp=TA170616&mc.l=229180889

 

血糖値(けっとうち、blood sugar concentration / blood glucose level)とは、血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度である。健常なヒトの場合、空腹時血糖値はおおよそ80-100mg/dL程度であり、食後は若干高い値を示す。
ヒトの血糖値は、血糖値を下げるインスリン、血糖値をあげるグルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモンといったホルモンにより、非常に狭い範囲の正常値に保たれている。体内におけるグルコースはエネルギー源として重要である反面、高濃度のグルコースは糖化反応を引き起こし微小血管に障害を与え生体に有害であるため、インスリンなどによりその濃度(血糖)が常に一定範囲に保たれている。

 

 


重症低血糖は呼吸停止による突然死を引き起こす(´・ω・`) 重症低血糖って言う病気もあるんだね。

血糖コントロールと言う分野でもなさそう。ホルモン欠乏症系?かな。

重症血糖の人は見たことがある。


僕です(`・ω・´)b 


高血糖にはインスリン注。

低血糖には「ブドウ糖」「ファンタグレープ」と。以前、糖尿病専門医に聞いたが。

低血糖は3回ほど経験。兎に角、しんどい。冷や汗。全身の震え。意識混濁。

 


以前ありましたよね。食事をまともに摂らず、薬物使用で低血糖。次々に人を撥ねた事故。

怖いよね。低血糖(´・ω・`) 持論!血糖値は少し高めの方が。


今朝の血糖値です。140(mg/dl)です。問題ありません。


160(mg/dl)以下であれば問題ないのよ(´・ω・`) 160(mg/dl)を超えたら良くないが。

優・良・可。取り敢えず卒業できればいいのよ。血糖も大学も。



※ただし糖尿病治療等で薬物治療を受けている人は含まれません。詳しくは主治医・担当医にお尋ねください。

 


これから衣替えを。めんどくせー(´・ω・`)

冬物のトレーナーとかパジャマとか、仕舞い込む前に洗濯して。めんどくせー(´・ω・`)

石油ストーブの掃除、扇風機準備。めんどくせー(´・ω・`)

厚手のスーツをクリーニング屋に。めんどくせー(´・ω・`)

床にワックス。めんどくせー(´・ω・`)

洗濯・掃除・スーパーにお買い物。主婦かよー(´・ω・`)めんどくせー


もう皆さん衣替えはお済みですか? 面倒ですね。

 


また更新します。皆様もご自愛ください。

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